行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

緊急事態宣言解除、はしゃぎすぎ

2020-05-28 18:19:21 | 事件

記者会見での安倍首相 「この険しい道のりを、皆さんとともに乗り越えて行く。事業と雇用は何としても守り抜いて行く。その決意のもとに、明後日、2次補正予算を決定いたします。先般の補正予算と合わせ、事業規模は200兆円を超えるものとなります。GDPの4割に上る空前絶後の規模、世界最大の対策によって、この100年に一度の危機から日本経済を守り抜きます」

1次と2次を合わせて約40兆円しか財政支出しないのに、200兆円は世界最大と喧伝する。民間の融資も含めての話だ。フェイクまがいの数字に酔ってはしゃぎすぎだ。10万円の支給金もまだ国民に渡りきってないのに対し、米国では13万円国民に支払済、さらに、追加予算で64万円支給することになった。米国の財政出動は約220兆円、日本の5倍以上、どこが世界最大だ。

自治体ではまだ医療崩壊の危惧が起きており、知事同士で論争まで起きている。北九州では感染者が再び増加傾向で北橋市長が警告を発した。私の周囲のゴルフ練習場もショッピングセンターも緊急事態時と変わらないソーシャルディスタンシングや入口での消毒など厳しい体制を続けている。

韓国ではムンジェイン大統領が新感染者ゼロになり、「コロナ対策で世界の模範になった」と胸をはったとたんにソウルのナイトクラブでクラスターが発生した。コロナを甘く見てはいけない。日本でクラスターが発生するとしたらやはり、東北大の押谷博士が指摘するように居酒屋やナイトクラブの可能性が大だ。はしゃぐ前に気を引き締めることだ。


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