行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

市民の判断は小沢幹事長起訴

2010-04-28 17:55:35 | Weblog
小沢一郎・民主党幹事長(67)の資金管理団体「陸山会」の政治資金規正法違反事件で、東京第5検察審査会は27日、同法違反容疑で刑事告発され、東京地検特捜部が不起訴(嫌疑不十分)とした小沢氏について「起訴相当」とする議決をした。検察審議会は無作為で選ばれた11人の一般市民から構成され全員起訴という評決だった。

その理由として、04年分の収支報告書の提出前に小沢氏に報告・相談したとする石川被告の供述や05年分の報告書提出前に小沢氏に説明し、了承を得たとする池田被告の供述があるにも拘わらず、小沢氏が「担当者が真実のまま記載していると信じて了承していた」と供述し、自分は知らなかったと言ってるが、「極めて不合理で信用できない」と小沢氏の説明を批判し、石川氏と池田被告、小沢氏との間で共謀が成立すると認定した。

さらに「政治と金にまつわる政治不信が高まっている状況下で市民目線からは許し難い」と避難し、「小沢氏を起訴して公開の場で事実関係と責任の所在を明らかにするべき。これこそが善良な市民としての感覚である」とした。

実に常識的な市民感覚から出た結論で、起訴をして公判という開かれた場で判断すべき重要性があるということで、国会でも説明不足と言われているだけに時宜にかなった議決だ。
小沢氏自身は幹事長を辞めたら起訴される可能性が強いと思っているから幹事長職に固執するだろうが、起訴をしなければ2回目の検察審査会でまた起訴相当の結論が出る可能性が強く、泥沼への道となる。

小沢幹事長を含め民主党の幹部は小沢辞任で乗り切らない限り、参議院選挙での勝利はおぼつかないだろう。鳩山首相は党首だが首相なのでノータッチで逃げの姿勢だが幹事長の首をすげ替えられるのは党首しかいないのでは

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