2020年1月24日のブログで米国の投資ファンド「ベイン・キャピタル」が昭和飛行機工業にTOBをかけ、買収したことを書いた。その時「ショッピングセンター森タウン、ゴルフ場、テニスコート、ヘルスケアジム、ホテル昭和館と代官山の森がどうなるのか心配だ。貴重な森やゴルフ場の緑が毀損されなければ良いが。最悪はバラバラにされ不動産が切り売りされることだ」と危惧したが、残念ながらその通りになってしまった。
先日、外国でコンドルを保護しているNPOがコンドルは動物の死体の肉を食べ環境に貢献している。絶滅したら腐臭に満ちた森や林になると説明していた。昭島では、人間の姿をしたはげたかが本来なら「経営不振の会社を建て直し、売却して儲ける」のだが、健全経営の地元企業昭和飛行機を買収したのは不動産、焦点はゴルフ場にあった。そしてこちらのはげたかは林を守るどころか剥いで行く。
コロナ・パンデミックで加速した国内の通販・EC市場は2021年に13兆955億円と予測、2019年比で12.3%増(富士経済調査)、同時に膨れあがる倉庫、データーセンターの需要、首都圏で16号線、圏央道に近い昭島は物流、データーセンターに適地で、しかもゴルフ場は持って来いの物件だ。ベイン・キャピタルは850億円で昭和飛行機を買ったが、ゴルフ場を売るだけで回収できたのではないだろうか?日本GPI(株)は大型物流倉庫を建設し貸し出す新興企業で、交通至便なゴルフ場を探していたので、昭和の森ゴルフ場はぴったりの物件、しかも駅に近いのでこの機会に成長が約束されてるデーターセンターにも進出したわけだ。
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