行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

アマルフィ女神の報酬 娯楽作としては合格

2009-07-24 23:29:26 | Weblog
イタリア好きだけに題名を聞いて近所のシネマコンプレックスへ行ってしまった。2つの劇場で上映しているところを見るとヒットを予測してのことだろう?その根拠は織田祐二、天海祐希、佐藤浩市といった当代人気の俳優陣とやはりイタリアが舞台ということだろう

筋立てはNGOがテロリストになってローマ訪問中の日本の外務大臣を日本大使館で襲うというやや無理筋のもので、NGO関係者としてはおもしろくないが、それはともかくとしてローマの遺跡群、コロセウム、フォロロマーノ、の映像が美しい、ダビンチコードではパリが舞台で主人公がパリ中をかけずり回るが、ここではローマの観光スポットが事件の舞台、サンタンジェロ、スペイン階段、テルミニ駅などを主人公がかけずり回り、最後は200km離れたアマルフィ海岸が舞台となる。アマルフィ海岸は上空から撮影し、たっぷりとその美しさを見せてくれる。

日本の大臣のスケジュールが遅れ、テロリストは時間稼ぎにアマルフィまで舞台をひっぱってきた。娯楽作品なら近辺のカプリ島(写真)やポンペイ、ナポリまで舞台を広げて貰いたかった。だけどサラ・ブライトマンを登場させ、たっぷりとテーマソングを聴かせてくれたサービスでこの映画は合格点 。

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