11日14時46分に始まったこの巨大地震の被害は本日13日でも把握できないほどの大きさでまさに人智を超えたもので自然の脅威を再考せざるをえない。マグニチュードは9.0、津波も計時計の7.3mを超え大きさが判らない。地方の町をそのまま飲み込む巨大津波で鉄道も道路もずたずただ。何人が飲み込まれたのかいまだに判らない。
福島原子力発電所の炉心溶融も非常用緊急ディーゼル発電機が全て動かなかったという想定外のことで起きている。住民の避難も開始され2重3重の安全装置があるから大丈夫と説明してきた電力会社は原発の設計を基本的に見直さないといけない。
最も弱かったのは通信だろう。これだけ発達した高度情報社会も自然の脅威の前では役立たずだった。特に津波でインフラが流され、衛星電話しか通じない。
東京でも11日は固定電話も携帯電話も回線が混み、ほとんど通じなかった。我が家も地震直後息子や親戚と連絡を取り合ったが携帯メールはドコモとAUは不通、ドコモとソフトバンクは何とか通じた。この中で威力を発揮したのがウェブメールだった。インターネットはツイッターもフェイスブックも通常どおり使えたようだ。
以下はgmailのチャットで六本木ヒルズにいる息子とのもので、地震直後でも普段と変わらなかった。
3月11日、14:46分発生巨大地震時のチャット
息子: そっちのようすはどう?怪我とか無い?
39Fは相当揺れたけど大丈夫です。嫁さんとも連絡取れました。無事です。
送信 金曜日 15:37
自分: 昭島は震度4で大丈夫、東京が揺れたらしいね、今夜は浜松町で会合があるけど電車が動いてないね
送信 金曜日 15:49
息子: みんな無事ですか?
送信 金曜日 15:57
自分: こちらは大丈夫、K(次男)が武蔵野線ストップなので帰れるかな、母(95歳)の所にこれから行ってきます。弟、妹とはまだメール連絡とれず
送信 金曜日 16:04
息子:おばあちゃんの様子知らせてね。
送信 金曜日 16:08
自分: 今、おばちゃんの所にお見舞いに行ってきた。何も落ちてこなかったようで本人は久しぶり(関東大震災経験者)のゆれだと落ち着いていたので安心したよ
送信 金曜日 16:27
息子: よかった。連絡ありがとう。
こっちはビルから出られないのでまだ帰宅できません。
送信 金曜日 16:29
自分: 三陸沖ではまだ余震、これは巨大地震だよ、油断せず安全第一に
送信 金曜日 16:31
息子: たぶん安全確認できるまでエレベータが動かないはず。
電車も止まってるし。
送信 金曜日 16:35
その後、息子はエレベータが動き、3時間かけて徒歩で帰宅した。
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