黄金世代の先駆者小祝さくらがサイ・ペイインとの息詰まる接戦を制して通算7勝目を挙げた。最終組で回る二人は17ホールまで1打差でマッチプレーのような闘い、小祝は17アンダーを伸ばせず、サイン・ペイインが前半4バーディと追い上げた。優勝経験の豊富な小祝は逃げ切りゴルフも心得て、無理せず相手のショットを確認しながらのゲーム、18番パー5第3打サイン・ペイインの後で打つ距離を残すという慎重さ。崩れない小祝のプレッシャーかサイン・ペイインは18番でミスショット、3パットをしてしまった。
盛り上がったのは若手の活躍、最終組で回りあわよくば優勝をと食い下がったのが14アンダー3位の19歳桑木志帆、飛距離が凄い大型ツアールーキーが現れた。同じツアールーキー阿部未悠(21)は5位13アンダー、12番でホールインワンを達成し、賞金800万円を獲得、同じ北海道出身の小祝優勝に花を添えた。800万円というと今回2位を分け合ったサイン・ペイイン、菅沼の賞金790万円を上回る。
思い切りの良さで唸ったのが5位の辻梨恵(26)、手前に池がある18番グリーン、殆どの選手が3オン狙いだが、果敢にツーオンに挑戦しイーグルを取り、賞金100万円を獲得した。
2日からの全米女子オープンで、西郷真央や西村優菜などがいなくても日本女子プロゴルフは見どころ満載だ。小祝はこの後すぐ渡米というハードスケジュールどんな成績を挙げるか楽しみだ。米国ではマッチプレー大会で、古江彩佳が猛暑の中39ホールめで決着、準決勝に進んだというニュース、初優勝なるか期待したい。
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