米国の最強といわれた自動車労組UAWがGMの小型車を生産する工場に限り、組合員の賃金を大幅に引き下げた水準で合意した。新たな雇用を生み出す再開工場に限った話だが雇用の海外への流出に歯止めをかけた事実は重い。
GMの再建は一応軌道に乗ったのか、今まで製造未経験の小型車をミシガン州オリオン工場で生産すると発表した。これまで米国で生産されてきた最も小さい車はホンダのシビックでコンパクトカーと呼ばれている。トヨタのヤリス(日本名ヴィツ)、ホンダのフィットなど米国で販売されている小型車はこれまで全て輸入車だった。
米国製小型車生産というGMの決断に応じ、UAWとの協定では1500人のオリオン工場の労働者の6割が時給28ドル(2300円)4割は半分の14ドル(1150円)という破格の水準だ。ちなみに他の工場の時給+付加給付は57ドル(4600円弱)だから雇用確保のための決断といっても良いだろう。こうした人件費削減とFMSラインの導入でオリオン工場はメキシコでの生産とも競合できると専門家は分析している。
リーマンショック前の水準は時給と付加給付で70ドル、GMは倒産し、再建後トヨタの賃金水準50ドルなみにまで下げた経験があるから賃下げは初体験ではない。今回のオリオン工場は倒産前には中型車を生産し、労働者はレイオフ中、早く職場復帰を考えたこともUAWの決断を促したのだろう。日本の日産は小型車マーチを全て海外で生産するとしていてGMとは全く逆の方向だ。
GMの再建は一応軌道に乗ったのか、今まで製造未経験の小型車をミシガン州オリオン工場で生産すると発表した。これまで米国で生産されてきた最も小さい車はホンダのシビックでコンパクトカーと呼ばれている。トヨタのヤリス(日本名ヴィツ)、ホンダのフィットなど米国で販売されている小型車はこれまで全て輸入車だった。
米国製小型車生産というGMの決断に応じ、UAWとの協定では1500人のオリオン工場の労働者の6割が時給28ドル(2300円)4割は半分の14ドル(1150円)という破格の水準だ。ちなみに他の工場の時給+付加給付は57ドル(4600円弱)だから雇用確保のための決断といっても良いだろう。こうした人件費削減とFMSラインの導入でオリオン工場はメキシコでの生産とも競合できると専門家は分析している。
リーマンショック前の水準は時給と付加給付で70ドル、GMは倒産し、再建後トヨタの賃金水準50ドルなみにまで下げた経験があるから賃下げは初体験ではない。今回のオリオン工場は倒産前には中型車を生産し、労働者はレイオフ中、早く職場復帰を考えたこともUAWの決断を促したのだろう。日本の日産は小型車マーチを全て海外で生産するとしていてGMとは全く逆の方向だ。
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