女子プロの賞金女王が最終戦のリコーカップまでもつれ込んだのは賞金が3000万という大金であったため、鈴木愛が賞金トップで楽勝と思われたが、前週のエリエールカップで優勝した渋野にチャンスが回ってきた。女子ゴルフのニュースはあまりなかったNHKまでが俄然スポーツニュースだけでなく土曜日は通常にニュースでもトップニュース扱いだった。
しかも、鈴木は3ラウンドを終えて9位以下、最終ラウンドは当にデットヒートで68でまわり5位に上がり、追いすがる渋野を振り切った。賞金女王になるためには渋野は優勝しかないが70で、67でまわったペソンウに優勝をさらわれた。この時からマスコミは女王鈴木愛に焦点が当てられ、リコーカップの優勝者ペソンウは賞金争いの陰に隠れてしまった。
そうした中で、リコーカップではマスコミが採り上げないヒロインがいたのだ。渋野と2位を分け合った古江彩佳だ。このブログでもとりあげたが、富士通レディースで優勝し、最も若いプロに成り立てだが、渋野が優勝したエリエールでは3打差で4位になり、今回はどうどうの2位だ。つまりプロ転向後、4試合目で渋野に追いついたことになる。稼いだ賞金も2000万を超え、来年前半はシード権も得ている。153cmという小柄な選手だが、飛距離は他の選手と変わらない。来年の注目選手で、隠れたヒロインだ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます