行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

賞金女王狂騒曲 ヒロインは?

2019-12-03 22:40:36 | スポーツ
女子プロの賞金女王が最終戦のリコーカップまでもつれ込んだのは賞金が3000万という大金であったため、鈴木愛が賞金トップで楽勝と思われたが、前週のエリエールカップで優勝した渋野にチャンスが回ってきた。女子ゴルフのニュースはあまりなかったNHKまでが俄然スポーツニュースだけでなく土曜日は通常にニュースでもトップニュース扱いだった。
 
しかも、鈴木は3ラウンドを終えて9位以下、最終ラウンドは当にデットヒートで68でまわり5位に上がり、追いすがる渋野を振り切った。賞金女王になるためには渋野は優勝しかないが70で、67でまわったペソンウに優勝をさらわれた。この時からマスコミは女王鈴木愛に焦点が当てられ、リコーカップの優勝者ペソンウは賞金争いの陰に隠れてしまった。
 
そうした中で、リコーカップではマスコミが採り上げないヒロインがいたのだ。渋野と2位を分け合った古江彩佳だ。このブログでもとりあげたが、富士通レディースで優勝し、最も若いプロに成り立てだが、渋野が優勝したエリエールでは3打差で4位になり、今回はどうどうの2位だ。つまりプロ転向後、4試合目で渋野に追いついたことになる。稼いだ賞金も2000万を超え、来年前半はシード権も得ている。153cmという小柄な選手だが、飛距離は他の選手と変わらない。来年の注目選手で、隠れたヒロインだ。

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