資生堂レディース、首位スタートの青木瀬令奈が6バーディー、3ボギーの69で回って通算14アンダーで今期初優勝した。1番、2番とバンカーにつかまって、ともにボギーとしてスコアを落としたが、続く2ホールバーディで取り返し、青木が前半を終えようとする頃には2打差に12人がひしめき合う大混戦になった。
青木は飛距離が230ヤードと飛ばない分、冷静にひたすらフェアウェイキープ、パットも26と好調で優勝を引き寄せた。昨年から毎試合、ノートを付けはじめ、6冊にもなっているとのこと、ゴルフは記憶の勝負といえるほど攻め方、グリーンの形状など本来なら素人がやらなければならない作業で1年間の努力が実った訳だ。
青木は153cmの身長ハンデを技術と知力でカバーしたわけだが、今季のツアーでは身長が150センチ台の選手が優勝をつかんでいる。西郷真央、西村優菜、山下美夢有、そして前週Vの木村彩子など、共通点はフェアウェイキープ率が高いことで、夏場の深いラフに入れると大きなハンデとなる。
注目選手は大出瑞月(25)、1日目67,2日目後半5バーディ69でまわり首位タイに躍り出て、これはと思わせたが、3日目76もたたき、脱落した。ところが最終日なんと7アンダー65で上がり、トータル11アンダー5位タイに浮上した。最終日に11も改善したと見るか、76もよくもたたいたと見るか同じコースでプロでもこういうことがあるのがゴルフだ。
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