住友生命 Vitality レディス 東海クラシックは、先週の川崎春花に続き、ツアールーキーの19歳・尾関彩美悠が最終ホールでバーディとし通算13アンダー、同スコアで競っていた吉田優利がパーで12アンダーとなり、初優勝するという予想外の結果となった。
尾関は大会スタート時、同時にプロになった川崎春花に刺激を受けたと語っており、勝ち方も川崎と同様上がり4ホールで3バーディを奪うなどプレッシャーをプラスにする凄い新人が出てきた。先日のブログで競争の激しい女子プロゴルフと書いたばかりだが、本日その通りの結果となった。
このコースは池が多く、終盤11アンダーで吉田優利、後藤未有、尾関彩美悠が並んだが、後藤は17番で短いバーディパットを外し、ダメージが残ったのか18番で第1打を池ポチャして脱落した。吉田と尾関の息を飲む競り合いは15番パー5、左に池が迫る狭い花道近くにツーオン、凄いショット力だ。二人ともイーグル狙いのアプローチ、結果は尾関がバーディ、吉田はパー、この結果12アンダーで並んだ。16番パー3では、吉田がピン横10m近い距離を見事に入れると、尾関は5mぐらいを入れ反し、譲らない。17番は二人ともパー、勝負は最終ホールへ。
最終ホールの第1打、尾関は左のセミラフ、吉田はフェアウェイキープ、グリーンが止まりにくいので吉田の方が有利と見たが、尾関はセミラフから高いショットでピン上1m弱に、吉田はピン横3mにつけた。両者互角、吉田が外し、尾関は優勝がかかった上からのパットを沈めた。新人とは思えないショット力と冷静さだ。
最終組でまわった山下美夢有は今回最終日はパットが悪く8アンダーの6位タイで終わったが10位以内連続記録を更新中だ。
面白記録では、入会10年以上の最上位選手に賞金50万円の特別賞が設定され、今大会29人が対象となったが、入会16年の34歳・有村智恵が通算9アンダーの4位で獲得した。有村はこれを励みとし、次回は優勝を狙うと宣言。ベテランも気合い充分、これからが楽しみだ。
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