米国の消費者物価8月が前月より0.2%低下したが、予想の8.1%が8.3%になった。その差0.2%で普通なら誤差の範囲ぐらいなのにS&P500種は前日比4.3%安の3932.69。ダウ工業株30種平均は1276.37ドル(3.9%)安の31104.97ドル。ナスダック総合指数は5.2%低下と急落した。その後日経平均株価も含め、世界中の株価が暴落に近い結果だ。
金利が上がるという雰囲気の中、たった0.2%の予想違いの物価高が大きく投資家の心理を揺さぶった結果だろう。何故なのか?専門家も予想がつかない金余り現象下、小さなきっかけで株式市場は大きく変動する。年金生活者は「動かざること山の如し」と年初のブログで書いたが。今年一杯これで行くしかない。安くなったから投信・ETFを買い増そうという動きも、やるとすれば毎月日にちを決めて、定額でコツコツ自動的に買うのが安全だ。
昨日の気になる動きは、米国からのニュース「フェデックスの2022年6~8月期の売上高は232億ドルと市場予想(236億ドル)を下回った。1株利益は3.44ドルと市場予想(5.14ドル)の7割弱だった。同時に示した9~11月期予想の1株利益は2.75ドルと市場予想(5.48ドル)の半分に落ち込む」
ダウは139ドルしか下落しなかったが、フェデックスといえば世界のクロネコ便みたいな巨大会社、ここの業績は世界経済の動きを示している。景気後退が迫っているという信号だろう。
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