行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

猛暑と個人消費

2010-08-27 22:43:58 | Weblog
総務省統計局が27日発表した7月の家計調査報告(速報)によると、2人以上世帯の消費支出は1世帯あたり28万5,274円で、前年同月に比べ実質1.1%増となり2カ月連続で増加した。景気が低迷している折、個人消費の動向はGDPの6割を占めるので重要だ。消費の増は政府のエコ減税もあるがなんといっても猛暑という特需が寄与している。

ただ猛暑もプラス面とマイナス面があり、一概に歓迎とはならない。小売りでは、外出をなるべく避けるため近くのコンビニは受けに入っているが、遠くのスーパーやデパートはぱっとしない。小売り統計の内、通信販売やネット販売でかなり漏れているのではないだろうか、コンビニよりもっと近いのが自分の家でのショッピングだ。我が家の年寄りは結構カタログを見て電話をかけてくれと言ってくる。GDP統計でいつも疑問に思う点だ。

商品ではエコ減税もあり、エアコンは品不足と据え付け体制が追いつかないくらい売れた。古いエアコンが火事を起こすというニュースも買い換え需要を生んだ。生産現場は夏休み返上状態だ。ビールやノンアルコール飲料も品不足になっているようだ。回転が速いせいか自販機のビールは冷えない品物が出て来る。

遊園地は暑すぎると、アトラクションを中止することにもなる。公園も木陰で読書と行きたいが、猛暑では避けざるをえない。年金生活者は近くの映画館へ行くのも止めて、家で溜まったDVDやビデオを見る。私も先日、6時間ぐらい録画したバイロイト音楽祭でのワグナーの楽劇「ワルキューレ」を2日間かかって見た。その時の食事はコンビニのおにぎりとなる。

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