行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

初体験、円が日本の店で使えなかった

2022-10-28 17:48:24 | 経済

長い人生で今日の経験は時代の流れを感じさせるものだった。いつもの店でコーヒー豆を買って500円玉と10円玉を出したら、この500円玉は使えないと言われ、最近耳も遠くなっていることもあり店員が一瞬何を言っているのか判らなかった。

エッと怪訝な顔していると「この500円玉は新製品でレジに対応してないので古い500円玉か1000円札をお願いします」という説明、小銭入れを探したら古い?500円玉があって較べてみると新500円玉はキラキラしていてコア部分がくすんだ色で令和4年の刻印が、とりあえず事なきを得たが、不思議な体験だ。これまで自販機ですり減った10円玉がスルーして落ちてくることはあったが、レジで面と向かって日本円が使えないと言われたのは初体験だ。

コロナ下、私も現金にはふれずコンビニでもこの店でもスイカやクレジットカードで払ってきた。クレジットカード会社もしきりにコンビニでもカード決済をと連絡してきた。スーパーもタクシーもクレジットカード払いだ。バスや鉄道もスイカだし、しばらく現金を余り使わなかったので、新500円玉に気がつかなかった。小売店でもスイカやカードに対応したレジシステムを導入し、現金払いはいつの間にか例外扱いにされつつある。これまで自販機などはともかく対面販売でも新500円玉が通用しないとなると、これから津田梅子、渋沢栄一の新札が出て来るので通用しませんでは済まなくなる。


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