行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

シャンパンは農業改革の見本

2013-11-13 22:53:12 | Weblog

12日からフランスの田舎めぐりをするべく成田をたった。今回はワイン生産地を中心に、東フランス地域を予定、先ずパリの空港付近のホテルに泊まり、翌日シャンパーニュを訪れた。天気に恵まれ葡萄の葉は黄金色に輝き、黄金の丘コートドールの真ん中で過ごした。


トップブランド、シャンパンが誕生したのは18世紀にさかのぼる。それまでは、なにもできない痩せた土地で赤ワインをほそぼそと生産してた。修道院の酒蔵番をしてた僧侶が偶然泡立つワインを発見、その僧侶こそが現在の最高級シャンパンに 命名 された ドンペリさんだ。


しかし、土壌の改良から、2回にわたる発酵で酵母菌を挿入し、ガスを発生させ、おりを取り現在のシャンパンにまで完成するには多くのこの地方の人々の努力が必要だった。

今やシャンパンは、全世界に輸出し巨大な富をこの田舎町エペルネにもたらした。シャンパンの製造過程で重要なのは熟成させる地下のケイブで、エペルネのかこう岩に掘られたケイブの長さは100kmを超える。


農業改革が日本では課題になっているが、農業でも技術革新で世界のトップブランドが可能という実例だ。
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