明日は山の日、日本人に人気の山は?と考えるとスイスアルプスのマッターホルンだろう。1967年には北壁初女性登攀に今井通子さん、若山美子さんが成功し、大ニュースになった。1978年には、女性初の冬季北壁登攀に日本人女性が成功した。こうしたことから険しい孤高の岩山というイメージが日本人を引きつけるのだろう。10年前現役の頃、ジュネーブで長期の会議があり、仲間とマッターホルンを見に行こうと週末ツェルマットに出かけた。季節は10月末、落葉松が黄金に輝き、綺麗だったが、肝心のマッターホルンはゴルナーグラード展望台まで行ったが全く見えなかった。
何とかマッターホルンの雄姿を見たいと2012年にはイタリア旅行の時に、裏側からマッターホルンを見たが、腰が曲がった感じであった。先月ようやく念願叶って孤高の岩山を見ることができた。やはりスイス側からの姿こそがマッターホルンだ。ただ、マッターホルンを間近に見ようと、3883mのグレィシャー・パラダイス展望台まで上がるとその姿は怪鳥が翼を広げたようで美しくない。山は見る角度によっていろいろな姿を見せるものだ。
スネガ展望台より
ツェルマットの街中より
イタリア側から見た姿、
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