今日のロータリー例会の卓話「バードリサーチ活動について」では、NPOバードリサーチ研究員、神山和夫様から日本の渡り鳥について興味ある話を聞いた。渡り鳥は小さいのでGPSを付けられない。世界各国の人々がバードウォッチングしてその記録で渡り鳥の軌跡が判ることになる。日本での会員は約3000名、各会員の報告でデータが蓄積されてる。
ツバメはフィリピンのルソン島のコーヒー園一帯の森林から沖縄、奄美あたりの島々を経由して日本に渡ってくると判明し、神山さんも現地調査したとのこと。
従って、フィリピンのルソン島のコーヒー園が廃れると、ツバメも住めない。同NPOはコーヒー生産の農家支援をしつつ、日本に輸入することまで支援している。
逆に、折角渡り鳥が来ても肝心の日本に来て、巣を作れないと困るだろう。最近ニューヨークタイムズがブルー プラネット賞を 2006 年に受賞した日本の植物生態学者の宮脇昭氏が提唱した小さな森運動を報道し、干ばつを防ぎ、野生動物の生息地を提唱している。事実、昭島のつつじが丘団地には所々に小さな森があり、多くの野鳥がいる。冬になればツグミ、ジョウビタキなどの渡り鳥、春になれば鶯の鳴き声が散歩の途中で観察出来る。そのおこぼれで我が家の庭先にもツグミ、ジョウビタキが訪れ、季節を感じさせる。ヒヨ、シジュウカラ、スズメは毎日のように我が家で見られ、スズメには毎日ご飯を提供している。一方、昭島で見かけなくなったのはツバメだろう。かつては各駅に燕の巣があったものだが、寂しいかぎりだ。
何回かブログで報告している市民会館の池のカルガモだが、昨日現在二羽が巣立ちして、八羽が残っている。
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