まだ続く余震、本日の21時ごろでも震度5が起き、これまでの地震の数は500を越えた。人智の及ばないことがまたしても起きている。津波がない、原発事故がないという点では東関東大震災とは違い、同じような活断層のズレだった阪神淡路大震災に近いと思ったが、4日たっても大きな余震が続いていることはこれまでの大震災とは違う局面だ。
ということはこれまでの対策とは違うことをしなくてはならない。多くの人が避難所生活を長期間強いられることになるが、絶えず揺れる中では睡眠も充分とれず高齢者では耐えることもできず亡くなられる人も出て来るだろう。これまでの大震災の避難所と違い、自治体に任せるのではなく遠隔地に政府が設営し、大量輸送を考えなくてはならない。被災者を治療する病院にしても、長期間ゆれが続くと微妙な手術も不可能で、遠隔地への患者の搬送も必要だろう。そのことにより支援物資も集中することなく届けられる。
自治体職員は自分たちも被災者だから動くに動けない状態が長期化する。政府のリーダーシップが何より求められる局面になった。交通機関は博多から熊本までJR在来線が開通し、滑走路の被害がない空港も明日には使用できるので物資の輸送には間に合いそうだ。それにしても幹線に新のつく九州新幹線が脱線し無様な姿を見せている。橋脚もひび割れ復旧にめどが立ってなく、最新の技術が安全だというのは神話だったのか。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます