欧州から初夢かと思えるニュースが飛び込んできた。スペインの地中海に面するマラガで海水浴をしている映像だ。「スペイン北・バスク州のビルバオ空港の気温は25.1度。スイスからポーランド、ハンガリーまで過去数日の気温は過去最高に達し、ハンガリーの首都ブダペストの元日の最高気温は摂氏18.9度に上昇。フランスでも昨年12月30─31日の気温が統計開始以来の最高となり、地中海、南西部は元日に25度近くまで気温が上がった」
ガス、石油が節約できると喜んでいるが、氷河が溶け洪水になる危険性もある。昨年はパキスタンで氷河が溶け、史上最大の洪水が襲って被害が大きく未だ立ち直れず多くの人が避難生活を強いられている。
2016年にスイスのローヌ氷河を訪れ、2003年当時氷河が大きく後退しているのに呆然とした記憶がある。2003年に訪れた時は氷河のトンネルに入れ、グレーシャーブルーの宮殿みたいだった。写真で見るとおり、手前の氷河は2016年には跡形もなく岩だらけだった。
2003年7月、手前の氷河の中に氷の宮殿があった
2016年7月、氷河の宮殿は跡形もなく岩だけ
気候変動対策は待った無しだ。