自分なりに新型コロナウイルスに罹患した人の致死率を算出してみました。治療方法も確立していなく、治療薬もワクチンも無い手探りの状態でインフルエンザ(感染症)など肺疾病としてのCOVID-19との手探りでの戦いの第1波。治療薬やワクチンの開発は未だですが、治療方法も少し分かって来た時点の致死率の低下を受けて分けてみました。それが、今回のCOVID-19の真の姿を現しているからと感じたからです。研究者の症例報告でも学会に誌上発表する程の物ではありません。一つの目安として知りたかったので第一波と第二波に分けて致死率を算出したものです。
算出するからには極力恣意的な要素・操作が入る事を無くしてと考えておこないました。どの期間を切り取るかに依って自ずと数値は異なり。結論ありきに誘導することも可能になってしまいます。意図するか否かに拘らず信頼性を保つために客観的と思われる期間データを利用しました。ただし、一つの数値を基本として使用すべきですが、研究者でもない私に検索する時間もつてもありません。その為、いつもの NHK と worldometer のデータを利用させて頂きました。その為に誤差が生じている事はご理解の程。(本来なら一方の数値を使用すべきですが。)
Ⅰ 第一波と第二波の算出期間
- 第一波の終了日の設定を全期間を通して、新規感染者の一番少ない日に設定しました。*図1、図2、図3.
- 結果的にその日が5月25日で、くしくもその日が全国で新型コロナウイルス感染症の緊急事態解除宣言がされました日でした。
- 今回の致死率の算出期間の第一波と第二波に分けて比べる事にしました。
- 5月26日から9月18日(9月6日を変更して積算し直しました。)迄の間のデータを第二波として新型コロナウイルスの致死率を算出しました。*図2
- 第一波は1月18日から5月25日迄、第二波は5月26日から9月6日迄と設定しました。
- 死亡者も回復者(退院者)も総てこの期間のデータを使用しました。
Ⅱ 致死率の算出の分子と分母
- 分子はこの期間の新型コロナウイルスによる死者数です。
- 分母は色々の採り方がありますが、個人的に一番妥当性が高く客観的と思える、その期間の回復者(治癒した退院者)+死亡者数としました。
- 新型コロナウイルスの新規感染者と死亡者数を採る考え方もありますが、期間におけるタイムラグが生じて採り方に依っては低くなる傾向があると考えて今回は採用しませんでした。(参考としてアップしてあります。分子は同じで、分母が新規感染者です。)
- データを利用させて頂いている worldometer と同じ算出方法です。
Ⅲ 使用データ元は
NHK 特設サイト 新型コロナウイルス と worldometer データを利用させていただきました。各々の数的なデータが分かるようにスクリーンショットで参考欄に図ナンバーで表示してあります。
Ⅳ 新型コロナウィルス罹患者による致死率データ数。
1. 比較する為に便宜的に分けた第一波(1/18~5/25)の数値。
- 累計死亡者数は852名で分子です。再度、分母の一部を構成。
- 累計回復者数16622名です分母の一部を構成。
2. 第二波(5/26~9/18)の数値。
- 累計死亡者数は1500名-852名です。
- 累計回復者数は56486名(9月18日現在の累計回復者-第一波の累計回復者数)
V 計算式:
- 期間内の累計死亡者数/(期間内の累世死亡者数+期間内の回復者数)×100=致死率 として算出しました。(期間内の新規感染者とすると低く算出されて実態と合っていない事。
- 第一波のCOVID-19の致死率 852/(852+16622)×100=4.87%
- 第二波の致死率 (1500-852)/(648+56486)×100=1.13%
- 因みに全期間通して 1500/(1500+57134)×100=2.55%
日にちばかり過ぎてしまうので、一旦アップさせて頂きますが、参照の図や計算し直す事をご了承のほど。先日のデータで積算した時より高く出ていますので、再度計算して訂正するかもしれません。
以下の図は採り直したものとです。
図1. 日本国内の感染者数(NHKまとめ)◎ 一日ごとの発表数(その一)
図2. 日本国内の感染者数(NHKまとめ)◎ 一日ごとの発表数(その二)
図3. 日本国内の感染者数(NHKまとめ)◎ 一日ごとの発表数(5月25日拡大版)
99