自分ひとりでは買う決心をしないであろう高額チケット。大がかりでプロフェッショナルなオペラを生で見たのは今日が初めてです。
←贅沢なお楽しみ
マイミクさんが手配してくれて望外の好座席。オーケストラピットも舞台上も字幕もしっかりはっきり見えました。
大きな舞台装置もあってテンション上がります。
昨日、まったく知らないからストーリーだけでも予習しておこうかと思ってみると
マンガでわかる「オペラ」の見かた: “あらすじ”がわかればもっと観劇が愉しくなる!
なんともシンプル。要するに、二人が愛し合ってたけど女性が病気で亡くなるという(←さすがにはしょりすぎだが)、これなら混乱せずに見られるかな?
人物相関図には二人しか載っていませんが、登場人物はもっとずっと多いです。ただ、それが三角関係やらなんやら込み入ってないだけの話です。貧乏芸術家たちの日常のあれこれが出てくる感じで、社会を揺るがす大事件や戦争があるわけでもなく、ただ貧しいので病気といってもちゃんと養生もできない。パリの冬、ぼろいアパートで、燃料もロクに買えないようではほんとうに寒いでしょう。
このオペラでは、歌をうたう登場人物や大道具小道具のほか、踊る人が舞台に登場します。踊る人は基本、黒子というか全身黒いぴたっとしたのを着ていて、人間として目に見える存在ではないのですが、でも単に黒子ではなくて、踊りはちゃんとわかります。踊りそのもので風などを表したり、小道具である暖炉の火や、羽ペンを操ったりします。
舞台に固定して置かれている大道具のほかに、移動して使われる中道具とでも呼ぶべきものがあって、たとえばクリスマスイブのシーンでは、窓枠(田の字に組んだ木)を人物が持つことでカフェに人が集まる街の様子を示していたり、柔軟に使われています。
クリスマスシーンはほんとに圧巻、華やかでした。上記の本にあった人物相関図からはなんとなく登場人数の少ないこじんまりした劇を想像してしまっていましたが、実際はその逆で、ものすごい登場人数でした。大人の合唱団、子供の合唱団も…
そして、合唱団まで含めて、すべて行き届いた迫力ある演奏でした。プッチーニさんの書いた旋律が、力強い声にのってダイレクトに届くとものすごい説得力です。
メインストリームの筋書きは単純でわかりやすいですが、劇としてもときにコミカルでときに切なく、飽きない演出の工夫が随所に凝らされています。メインの登場人物たちはなんだかとっても仲良しなんですよね。足の引っ張り合いとか、争いとか、浮気とか、そういうごたごたがなくて。ないのに、おもしろい。
すごく贅沢な、大規模な作品ですね。オペラというのは…そうしょっちゅう行くわけにもいきませんけどたまにはいいですね。
カーテンコールは撮影可だそうですのでとってみました。
井上道義さんがとてもうれしそうだったのが印象的でした。
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「はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと~アンダンテのだんだんと中受日記完結編」ダイヤモンド社 ←またろうがイラストを描いた本(^^)
「発達障害グレーゾーン まったり息子の成長日記」ダイヤモンド社
←贅沢なお楽しみ
マイミクさんが手配してくれて望外の好座席。オーケストラピットも舞台上も字幕もしっかりはっきり見えました。
大きな舞台装置もあってテンション上がります。
昨日、まったく知らないからストーリーだけでも予習しておこうかと思ってみると
マンガでわかる「オペラ」の見かた: “あらすじ”がわかればもっと観劇が愉しくなる!
なんともシンプル。要するに、二人が愛し合ってたけど女性が病気で亡くなるという(←さすがにはしょりすぎだが)、これなら混乱せずに見られるかな?
人物相関図には二人しか載っていませんが、登場人物はもっとずっと多いです。ただ、それが三角関係やらなんやら込み入ってないだけの話です。貧乏芸術家たちの日常のあれこれが出てくる感じで、社会を揺るがす大事件や戦争があるわけでもなく、ただ貧しいので病気といってもちゃんと養生もできない。パリの冬、ぼろいアパートで、燃料もロクに買えないようではほんとうに寒いでしょう。
このオペラでは、歌をうたう登場人物や大道具小道具のほか、踊る人が舞台に登場します。踊る人は基本、黒子というか全身黒いぴたっとしたのを着ていて、人間として目に見える存在ではないのですが、でも単に黒子ではなくて、踊りはちゃんとわかります。踊りそのもので風などを表したり、小道具である暖炉の火や、羽ペンを操ったりします。
舞台に固定して置かれている大道具のほかに、移動して使われる中道具とでも呼ぶべきものがあって、たとえばクリスマスイブのシーンでは、窓枠(田の字に組んだ木)を人物が持つことでカフェに人が集まる街の様子を示していたり、柔軟に使われています。
クリスマスシーンはほんとに圧巻、華やかでした。上記の本にあった人物相関図からはなんとなく登場人数の少ないこじんまりした劇を想像してしまっていましたが、実際はその逆で、ものすごい登場人数でした。大人の合唱団、子供の合唱団も…
そして、合唱団まで含めて、すべて行き届いた迫力ある演奏でした。プッチーニさんの書いた旋律が、力強い声にのってダイレクトに届くとものすごい説得力です。
メインストリームの筋書きは単純でわかりやすいですが、劇としてもときにコミカルでときに切なく、飽きない演出の工夫が随所に凝らされています。メインの登場人物たちはなんだかとっても仲良しなんですよね。足の引っ張り合いとか、争いとか、浮気とか、そういうごたごたがなくて。ないのに、おもしろい。
すごく贅沢な、大規模な作品ですね。オペラというのは…そうしょっちゅう行くわけにもいきませんけどたまにはいいですね。
カーテンコールは撮影可だそうですのでとってみました。
井上道義さんがとてもうれしそうだったのが印象的でした。
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ストーリーも曲も何となく知っていたから、こんなに涙が出るとは思ってもみなかった。
道義さんの指揮、初めて(でおそらく最後)でした。本当に行ってよかった~
ご一緒してくれてありがとうございました❢
感動の舞台でした。音楽だけでなく目に見えるものごとのクオリティーも高く、まぁチケットの額面は高いとはいえ、むしろコスト積み上げ考えるとこれでよくできるなと思えます。全国あちこちでやることで成り立たせているのですね。すごいプロジェクト。