引き続き相模原公園のきのこを紹介。
9月は連日のように雨が降った。ここまで雨が多いのは記憶にない。きのこにとっては願ったりかなったりなのか、きのこの傘に「わ〜い
」とはしゃいで笑顔が張り付いてるような気がする。


ではどんなきのこを見つけたか?画像を紹介します。


野草実用図鑑2きのこの見分け方 学研 によりますと、ハツタケベニタケ科(食)
⚫️生態 初秋、マツ林内の地上に発生する。
⚫️形態 かさは径5〜10センチ、中央部はくぼみ後にややじょうご形になる。表面は湿っている時はやや粘性があり、淡紅色や淡赤褐色で、濃色の環紋がある。肉はほぼ白色で、ひだの上および柄の周辺は赤褐色の線がある。ひだは直生状垂生、密でかさと同色。柄は短く、2〜5×1〜2センチ。かさと同色、中空。傷つけると血赤色ないし暗紅色の液が少量にじみ出るが、まもなく青緑色に変わるため、きのこの各部に青緑色のしみが出る。胞子紋は帯黄色。胞子は広楕円形m7、5〜9、5×6〜7ミクロ。表面に網目がある。



野草実用図鑑2 きのこの見分け方によりますとキホウキタケホイキタケ科(毒?)
⚫️生態 ミズナラ、コナラの広葉樹林内地上に生える。
⚫️形態 きのこは高さ10〜16センチ、全体が樹杖状あるいはサンゴ状に枝分かれする。根元だけが白、全体はレモン色、のちくすんだ黄色になる。胞子紋は黄土色。胞子は長だ円形で細かいいぼがある。大きさは11〜18×4〜5ミクロ⚫️メモ 食べる人もあるが、この仲間にはコガネホウキタケ ハナホウキタケなど下痢性の毒菌があるので警戒を要する。
数は多い。過去にも相模原公園できのこを探しましたが、ここまで多いのは初めてです。でも似たようなきのこばっかり。贅沢なことを考え出す。
まだ見てないきのこはどこだ??

西洋庭園のメタセコイア並木に降りてきた。
メタセコイアって針葉樹だよね?なら、雑木林にはないきのこがあるかも?とだいぶん期待して探しましたが。

なんか、雑木林で見たのと同じに見えるのだけども??
野草実用図鑑2 きのこの見分け方によりますとカワムラフウセンタケフウセンタケ科(食)
⚫️生態 秋、おもに針葉樹林の地上、コケの上などに発生する。
⚫️形態 かさは径5〜10センチ。またはそれ以上、丸山形は広い中高平らに展開する。表面は無毛、湿った時は粘性があり、はじめ紫を帯びたこげ茶色あるいは青紫色、のち色あせて粘土色、褐色のしみをあらわす。肉は厚く、しまり、紫色をおびる。ひだいは上生または柄の近くがくぼみ、はじめ濃い青紫色のち淡い紫色、やがて胞子によりニッケイ色になり、傷つくと紫色に変わる。柄は4〜9センチ×10〜20ミリ、通常は短く、がっしりして基部はそろばん玉状にふくらむ。淡青色。つばはクモの巣状でかさと連絡。胞子紋はさび色。胞子は表面にいぼがあり、だ円形またはアーモンド形、10〜12×6〜7、5ミクロ。
画像した一番手前のきのこが裏返ってヒダが薄紫色なのが分かりますか?きのこ観察しててきずきましたが、似たような見かけのきのこが多い。できのこを見る人は2種類いて、見るだけの人と食べれるきのこを探して狩る人ね。で、同定するにはヒダの形や色が大事なのね。よって、不自然に抜き取られたきのこがそこここにあるのかな?と。最初は毒きのこは危ないんで、公園の管理する人がわざと抜いて放り出してるのか?と思ったのですが、危ないきのこならば抜き取った後に回収するハズだと。その可能性は消しました。でも食用きのこを狩ってるのなら、かごなりビニール袋なりを持ち歩くだろうから、私と同じくきのこ観察する人のしわざなんじゃないかな〜?

一つ上の雑木林になかったきのこを見つけた。小さいのではっきり写せないかも?
図書館で借りてきたカラー版きのこ見分け方食べ方 家の光協会発行によりますとフサタケホウキタケ科
これも異色のホウキタケ。柔らかい肉質の仲間を見慣れた目には、姿こそ共通点があるものの、感触ともなるとまるで硬い革質からなっており、同じグルーピとはおもわれない。▼夏から秋、針葉樹または広葉樹の枯れ木上に発生する。▼高さ3〜7センチ、太い主枝から枝の分岐を繰り返し、全体がサンゴ状で弾力のある革質からなる。表面は灰色か灰褐色、上に向かってかっエイョクを帯びるようになり、先端は淡橙黄色で老成すると暗色となる。外観がクロサイワイタケ科の不完全世代に似ている。
さてと、10時10分に公園に到着して、現在11時37分。ここまで約90分の散策です。きのこの他に公園を訪問したもう一つの目的のこの夏ずっと苦しんでる右足の痛みが改善してるかどうか?だけども。む〜ん!ボチボチ限界っぽい。しゃがめて撮影出来てるから改善してるような。わずか90分で限界を迎えてるので先は長そうな。ってか、この状態で家まで20分自転車をこぐのか〜。あ〜憂鬱。
相模原公園の東側のもう一つの大きな雑木林。そっちを見学するのは諦めた。ってか無理だ。
凹みつつ温室前のベンチでお昼ご飯です。ついでに温室で開催中の蘭展を見学。

思ったより数が少ないわ。でも来場者が少ないのでじっくり鑑賞出来ました。会場では「お気に入りの蘭」のアンケートもやっていて、1位〜3位を選ぶと、蘭の雑誌のプレゼントがありました。思いがけず嬉しかったわ。蘭の雑誌は目を通した後、田舎の母が蘭を好きなので、送ろうかな?

さあ帰ろう!と自転車で水道みちを進む。と、雑草に目立つ色を見つけた。何々?バッタも青空を待ってた模様。前日は11月上旬の寒さだったから、身体を温めてるのかな?
家で野草実用図鑑2 きのこの見分け方を開いて首っ引き。それによりますと、トップ画像のはノウタケホコリタケ科(若い時は食用)
⚫️生態 夏〜秋、林内草地などの地上に群生。
⚫️形態 きのこは人頭形、高さ・径とも10センチくらい。頭部は偏球形、表面は茶褐色で微細な天鵞絨状の毛と脳状のしわのある外皮をかぶる。内部の肉は極めて白く、はんぺん状、胞子が熱すにつれて多量の水液を出し、黄褐色の古綿状になり、中に胞子を含む。外皮はしだいにはげおち、古綿状のものは飛散し、最後にこま形の柄だけが残る。柄は外面は頭部と同じく、内部は海綿質で弾力がある。胞子は球形、黄褐色、3、5〜4ミクロ。微細な突起がある。