9月24日早朝、いつものように畑に作業に行くと、隣のスイートスプリング畑がいつもと違う気がする。間違い探しのように眺めてると、普段と違うのを見つけた。
急いで確認に行くと、私が2番と名付けてるスイートスプリングが根本から倒れていた。
「お疲れ」と思わず口から出てしまった。その位もうダメそう。
え〜と?スイートスプリングは1月末か2月初旬に収穫するので、まだ4ヶ月もある。となると、倒れた2番のスイートはまだ食べれそうにない。このまま放置して、食べれそうなら収穫するか〜?と。呑気な私。
ちなみに、この日はうっかりダンナにスイートが倒れたのを報告し忘れる。
開けて9月25日はお彼岸開けです。朝一におじさんより「10時半ごろにお参りに行く」と電話あり。予定を変更して仏壇の花を取り替えたり、玄関の花もついでに新しくする。仏壇の花はお彼岸の入りの日に供えたので、ほぼ1週間前になる。暑い日々が続いてるので、早くもぐったりしてるので新しい花を菜園から取ってきた。
時間が余ったので、ダンナに「そういえば昨日、スイートが1本倒れた」と告げてみた。
ダンナは私が何を言ってるのか理解出来なかったらしい。
「倒れたって?どんな??」
こうね。ぱったんと。手のひらを裏表に返す仕草をする私。
「????」
「見てくればいいよ」一眼でわかるからさ。
と答えたらば、すぐさま自転車を取り出して走り去るダンナ。あ〜、おじさん来るまであと15分しかないのに。
「おじさん、来ました」と。肩を落として帰ってきた。相当ショックな模様です。
スイートスプリングの畑は苗木作りから亡き義父が育てて大事にしてました。病院で最後に会った時に「30万円の売り上げがあった」と嬉しそうに笑い「スイートを頼む」とダンナに言ってた。それがダンナへの直接の遺言になったから、ダンナは「お父さんのミカン」とそれは大事にしているのです。
それでもカミキリムシがスイートに産卵して出てくる時に大穴を開けるので、スイートは枯れます。
今年は1本完全にアウト。
もう1本は部分的に枯れてます。
こうね、カミキリムシが穴をあける時に、水管を食い破ると水の吸い上げが止まり枯れます。上の画像はなんとか一部持ちこたえており、葉っぱは一部まだ緑色。
で、こちらが今回倒れたスイート2番。
まさかの!おじさんがお彼岸参りに来て帰った後、ダンナの姿が消えたな〜??と思ったらば、倒れたスイートをなんとか持ちこたえさせようと奮闘したらしい。
ダンナ曰く「こうなったら99%枯れる。残り1%は生き延びる。」
調べたらしい。有識者に質問して戻ってきた回答が「残り1%」で、生き延びさせる方法も教えてもらったらしい。
実は2番は既に去年半分は枯れていた。けど去年倒れなかったのは、実が1個もつかなかったからだ。
ダンナが倒れたスイートの負担になると、今年なった実を全て取ってきてた。
私はこれをなんとか騙し騙し食べれるように収穫まだ持っていくつもりだったのよ。2番の最後のスイートの実だと思ったので。
でもダンナは大きく成長したこの実が、斜めの枝の先でオモリとなって2番が折れた。原因の実を取り除かねば。という思考になった模様です。
ま、スイートスプリングはお父さんのミカンとしてダンナが施肥も下草刈りも頑張ってるし、害虫対策もしてるので私は口出ししないことにしてる。
でもさ、既に刈り取った実はあと4ヶ月も間があるので食べられない。となると、せめて2番の木が生き延びれるといいなあ。1%に賭けるとダンナは言うけどさ。もう少し暑さが和らいで雨が降らないと1%も厳しそう。ま、頑張れ。応援はする。ダンナは世話を頑張れ。