あられの日記

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緑の中の仏像はいいものだ

2017年10月21日 05時19分10秒 | 展覧会&観光施設&能楽
東京都井の頭自然文化園の訪問目的は、北村西望作児玉源太郎の騎馬像を見ることでした。彫刻館Bにありました。ちなみに、北村西望の有名な長崎の平和祈念像は井の頭自然文化園内にアトリエを立てて原型を製作しました。そのアトリエもアトリエ館として公開されてます。彫刻館Aには、長崎の平和祈念像の9.7メートルの原型があります。
さて、彫刻館の見学を終えたら、園内に展示してある38体の彫刻鑑賞を再開です。

ところで、皆さんは仏像を見ると聞いて思い浮ぶ場所はどこですか?お寺?博物館?それとも美術館?石のお地蔵さんなら道端もありですね。屋外展示の北村西望の彫刻の中には仏像もありました。これがいい感じだったので、まずはこれをご覧ください。
阿弥陀三尊像です。
裏はこんな感じ。
作品名と作者名ですかね?ともかく、石彫じゃない。

阿弥陀如来像

上の二体は金属ぽいからアルミ製かな?

聖観世音菩薩
仏像3体が自然の中に展示してありまして、これがいい感じです。西望さんの彫刻作品なので、像に魂は入ってないけれど、じっくり鑑賞できるので仏像好きの方には穴場ではないでしょうか?
そういえば、歴史ファンにはこっちの方が萌えますか?

加藤清正公
裏側から。上の画像にはあえて人物を入れて撮影しました。像の大きさがわかるでしょう?ちなみに、加藤清正公像の原型は彫刻館内に展示されています。
孔子像
いいお顔してらっしゃる。
続きましては歴史像に入れてどうかどうか微妙ですが、人物像は伝わります。

怪傑日蓮 昭和29年(1954)ブロンズ像。
日蓮さん所縁の地は鎌倉を散策するとあちこちにあります。日蓮宗のお寺も関東には多い。春には日蓮さん終焉の地の池上本門寺さんへも行きました。名前は知ってるけど、どんな人だったのか?有名なエピソードの多い人ですが、宗教で法難と呼び替えられてて、今一判断に困る。でも、鎌倉幕府の建物の正面で、毎日鎌倉幕府を非難する話を続け、住まいを焼き討ちされた〜とか激しいご性格だったのは間違いない。この像には激しさがこもってます。こんな顔で毎日鎌倉幕府の建物前で説教してたんでしょうか?
人類の危機昭和33年(1958) ブロンズ像
上の画像の足の間に詩が刻んでありまして。
どこかの国の狂人がボタンひとつで地球に破滅をもたらす時代がやってきた。お手軽なハルマゲドンが目の前にあるんだ。怖い時代になったものだ。みたいな内容です。北朝鮮のトップがまさに今放射能爆弾実験を繰り返し、核弾頭搭載可能なICBMを日本の上空を通過して打ちまくってる狂った事態ですよ。西望の詩を読みながらついつい重ねてしまいした。
ところで、西望が嘆いた昭和33年の人類の危機って何だったのでしょうか?WIKIで検索する。該当事件がない。キューバ危機か水爆実験と思ったんだけども。わからんっ。

鎮座ー巨人大正14年(1925) ブロンズ像
こちらの原型も彫刻館内にあります。リーゼント頭だったからインパクト強く覚えてた。

輝く健康美ー夕陽ー 昭和37年(1962)ブロンズ像
西望の作品には詩が刻んでる作品がちらほら。この像にもありました。
井の頭自然文化園には38体の彫刻が屋外展示されてます。記事を3つに分けて紹介しましたが、ほぼ紹介できた。記事を書くにあたり撮影画像を見返したら数点取りソビッてた。明日は自然文化園内の動物たちを紹介します。

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