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そんなごたいそうなもんではないけれど。
当初、台風10号は規模が大きいのにコースが定まらない。極め付けはスピードがゆっくりで人が歩くのと同じくらいという困ったさんだった。
となると、家庭菜園の圃場を台風から守るべくあれこれ対策し始めた。
やがて台風は西寄りにコースを変更。これは四国香川の西讃地方にも来るやもしれん。ならば排水路の掃除は雑草取りだけでなく、圃場の周囲の排水路を保水力を増やせるように少し掘り下げるかな?だの。防風対策が必要だ。できたら育ててる野菜の1本1本に支柱を立ててビニールテープで茎を固定したいものだ。と、何日もかけて思いつく限りの対策をやってました。
まさかの屋久島が台風10号の強力な防波堤として機能してくれて、台風の規模が急激に縮少し始めるまでは頑張れるだけ頑張ってたのね。
そんなある日、事件は起きた!
トップ画像をご覧ください。
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葉っぱがボロボロになってしまった丹波黒大豆です。
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観察すると、芋虫の姿が!(ピンボケ画像ですが、上の画像の中央のY字の枝、二股に別れた左上あたりに芋虫が写ってます。
お前が犯人かっ!
他の株も確認すると、サイズの違う芋虫があちこちにいた。
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上の画像は左上の葉っぱの裏側に小さめの芋虫の姿。
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こちらは葉っぱの裏側に小さいのがたくさん。
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左中央に大きめの芋虫が黒豆の若葉を食べてます。
何してくれとるんじゃ!!
実はこの丹波黒大豆は7月下旬に植え付けたのですが、無理して熱中症を起こした直接の原因だったりする。
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あまりに気温が高いので、なんとか畝の気温を下げようとあれこれ対策して育てました。
当初は対策がうまくいき、黒大豆の苗はスクスクと育ちました。
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上の画像は8月10日に撮影したもの。遮光ネットも兼ねた防虫ネットでしたが、苗が育った結果、頭がネットにとどいてしまいました。
遮光率は10%くらいか?とも思いつつ、心配でしたがこれ以上ネットは張れないと剥がしたのがお盆です。
それが!気づけば穴だらけっ!!
駆除じゃ!まずは芋虫を手でトール!!
1回で200匹。
200匹もやっつければ安心と思うじゃない?
翌日も200匹いるんだな。しかも新たに生まれたと思うチビが葉裏にまとめてついてんの!
手でトール!などとぬるい対策では黒豆が全滅してしまう。
犯人を特定して適応する駆除剤を手に入れねばっ!
web検索の結果犯人を特定。
ヨトウムシ(夜盗虫):ヨトウ無視とは、夜行性の蛾の幼虫のこと。主な種類はヨトウガ、ハスモンヨトウ、シロイチモジヨトウ。
ヨトウムシは成虫となった蛾と同じように夜行性です。昼は地中に潜んでおり、夜になると地中から出てきて植物の葉や実を食べてしまいます。
ヨトウムシは1回の産卵で、およ数十から数百個の卵を産卵します。見逃すとあっという間に植物を食い荒らします。
ヨトウムシが好む植物は広範囲です。雑食性なので野菜だけでなく、果樹や花にも被害を及ぼします。
被害に遭う主な野菜。
野菜:白菜・キャベツ・レタス・ほうれん草・春菊といった葉物野菜や、トマト・きゅうり・ピーマン・牛蒡・人参・大根
花:菊・ケイトウ・カーネーション・パンジー・葉牡丹・トルコキキョウ
果樹:ブドウ・もも・柑橘系の果樹
ピンボケの撮影画像を見比べた結果、黒大豆に来てるのはハスモンヨトウです。
ならば、対応するのはあれだ。オルトランと蝶々に強い効果のあるゼンダーリ。
手持ちの防除剤を探したら、ゼンダーリはあった。けどこれ、雨だと使えない。
た、台風〜!!
えっ!?
いつ来るの??
すぐ来るだろうと、台風が過ぎた後に散布しようと思い、その後も手でトールを繰り返してたら黒大豆は更にボロボロに。もう葉脈しか残ってない!という株も。
んでもって気づけば。新たな犠牲者が出てた。
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これこそ葉脈しか残ってない。哀れな姿のお手軽ブロッコリーです。
その間に台風はどんどん弱体化していく。台風の目は我が家のすぐ西側を掠めて行ったけど、心配してた雨風共に今回は大したことなく。いや、万全の台風対策のおかげやったかもしれませんが。
朝一、自転車でコメリにオルトランを買いに行き。
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夕方、夜のヨトウムシ活動前にオルトランを株元へ。
翌朝、ゼンダーリを溶液作ってスプレー散布した。
即効性があるのはゼンダーリのはず。けどこれ、1回の効力が1週間から10日しかない。生き残ってるヨトウムシを手でトールしながら経過観察中です。
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