「時と水がスローに流れる初夏の川を、カヌーでのんびりとゆくのだ」
2019年GWのツアーレポート再掲です。
最高気温19、6度。
「47番目となった高知の旅、遠かったけど、来てよかった~。のんびり下れたし」
「それは良かったです。ぜひまた、四万十に遊びにきてくださいね。キャンプもいいですよ~」
ゲストの感想とコーヒのぬくさで、ほっとした僕は、薄曇った空を見上げながら、
「ようやく四万十川に復帰できたなぁ・・・」と実感です。今年は、かなり遅くなったけど。
それは、沈下橋の川原に上陸し、コーヒータイムを楽しんでいたときのコト。
もうすぐ年号も変わる大型連休2日目。
風薫る四万十川をカヌー(カナディアン)&カヤックで下りました。
ARKリバーピクニック1日コース。
船腹の大きいカヌーに、美味しいもの、飲みもの、おやつをどっさりと積んで、GO!!
昨日は、ひやい北風が強く吹いた川。でも、今日はおだやかに晴れて、なかなかよいコンデションです。
明日からは、また天気が下り坂のようだけど。
この時期の空は、猫の目のようにクルクルとかわりやすいですね。にゃー。
最低気温5、8度 最高気温19、6度
水位は、平水+50㎝ 川面の水温21度 水の透明度△
午後の空は、薄曇り。時々、北寄りと南寄りの風。漕行11キロ
ゲストの千葉からきたIさん一家は、アウトドア好きで、
屋久島、父島などの自然とも遊び、シーカヤックの経験もあります(川を下るの初めて)。
僕らは、スタート地点のトロ場で少しならしたあと(川の漕ぎ方などもレクチャーしたあと)、
今回のコースで、いちばん波が高い左カーブの瀬に突入!!
ザァザァ、ザブザブ。まだ冷たい初夏の水がデッキをあらい、水しぶきがカラダに飛んでくる。
「うっひゃー、つめてー!!わはは・・・」
全員ブジに、瀬をクリアー。白波に、新艇のグリーンが映えます。
*水温が低い季節、カヤックはじめての方は(初っ端の波高い瀬は)迂回するコースを下るコトが多し、です。
「目に青葉 川カジカガエル 初くだり」
ライムグリーン、ワインレッド、クリームイエロー。
水面から見あげる南国の山は、一年でもっともカラフルではなやかです。
ざんねんなのは、ダークグリーンの部分がとても多いコト(7割が植林のスギ、ヒノキ)。
岸辺は、トサシモツケ、キシツツジの花にいろどられ、涸れ色の竹林は、「竹の秋」をむかえてます。
僕は、新緑と花かおる風に、カヌーの上で何度も大きく深呼吸~。ふぅ~。
江川崎から4キロほど下った網代の川原に上陸、ランチタイムです。
のどかで静かな川原で、のんびりゴハンを食べている僕らの前を、
沢山のカヤックがぞろぞろと下ってゆく(大きな施設のカヌー半日コース)。そして、すぐ下流の川原でゴール。
バタバタと艇と装備を片付けた参加者がひきあげれば、ふたたび川原は静かに。
「おーい、そんなに急いでどこへゆく」
午後のコースは、瀬が少ないけど、四万十川の雄大な景色が楽しめます。
よい川景色の中を、ゆっくり漕いで岩間沈下橋の川原に上陸、コーヒータイム。
現在、沈下橋は落橋中、橋は工事中のため通行止め。
そのため、いつもの連休とちがって、川原はとても静かなのでした。
その後、沈下橋をでてさらに下流へ。
そこで川は「これぞ四万十川」といった川景色を見せてくれました。
ゴール地点までは、もう少しです。
「さぁ、もう少しでゴールに着くよ」とゲストに告げると、
名残りおしいブラザーズは、わっせわっせと上流に向かって漕ぎあがっていきました。
僻地を流れる四万十川は —都会近郊の川と違い― 静かで、
ゆっくりとした時間と水が流れるところです(川は時々暴れるけど)。
まだ、なかなか豊かな川の自然をゾンブンに楽しみたければ、
のんびりゆったりとフィールドで過ごすのがおススメですよ。いそがされず、せかされず。
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