アーク・フィールドブック

四万十フィールドガイド・ARK(アーク)のブログ

3月1日(水)のつぶやき(リブログ)

2025-02-28 | ・最新のお知らせ・イベントなど

2年前に書いたRiver&Sky(ツイート2023)再掲です

 おはようございます。四万十は、晴れ→薄曇り。

竹藪をぬけて川原へ。水が途切れた浅瀬をわたり(春~秋は流れていてわたれず)。

ごろた石の広い中州を遠くまで歩く。セキレイがさえずりながら飛んでいく。

今しか行けない場所から川景色を愛でたあとは、素足で浅い水中をわたり岸へ。

うーん、ひやい。川のなかもまだ冬でした。

今日の最低気温は、2、1度。

 

 最高気温20、4度。午後も晴れ。

昼どき。

3月初日は、ぽかぽか陽ざしとぬるんだそよ風、鳥の恋歌がココロをおどらせます。

春か、春だ、春ぜよ。ヤッホー!

厚手のフリースを脱ぎすてた僕は、冬のねぐらから外に飛び出したのでした。

水辺にいき、セリを摘む。今宵は、セリのおひたしで一杯です。

 

昼下がり。

ベランダのコットの上で、陽に肌をさらしながらぼおっと空をながめていると、

傍らのラジオから、「今日は、公立高校の卒業式です」というニュースが聞えてきました。

春は、卒業・入学シーズンでもありますね。

♪静かな静かな里の春~♪ 

我が家の近所にあった、小学校と中学校は、2年前から休校に(保育園も何年か前に閉園に)。

学校の(子供らの)小さなにぎわいも消えた村は、年々人がへり、過疎化がすすみ、

じこじこと緑に飲みこまれて、里山の役目をはたせなくなってゆくことでしょう。

 

そして僕は、ああっ、もうそんな季節なのか・・・と遠い目をして、若き日の春のデキゴトを思い出す。

学び舎を巣立った直後、幸福の絶頂のさなか、交通事故であっけなく逝ってしまった友のコトを。

(シングルマザーに育てられた彼は、ある会社の社長令嬢との結婚が決まっていて、婿養子になるはずだった)

一寸先は闇。そのデキゴトのあと、僕は迷っていた旅の計画を、思い切って実行することに。

そこから旅は、今日の四万十の空まで続いています。

 

「今から20年後、君はやった事よりもやらなかったことに、より後悔するだろう。

ゆえに、舫いを解き放て。安全な港から船を出せ。

貿易風を帆に捕らえよ。探検せよ。夢をみよ。発見せよ」マーク・トウェイン (作家)

豪州24000キロのバイク旅で着たジャケット。ワッペンは、少しずつ増えていった。

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レターフロムS 2022春 ボンクラオトコと春の空

2025-02-27 | レターフロムS

2022春 に書いた「レターフロムS ボンクラオトコと春の空」再掲です。

 最高気温25、5度(今年最高)。

 皆さん。おひさしぶりです。おげんきですか。

豊かな自然のなか、静かな時と川が流れるところで、僕はボーゼンとフヌケのような日々をすごしています。

四万十にもどって、もう一週間たつというのに(3月6日帰高)。

ベランダの椅子にすわり、かすんだ青空を、冬がれの林を、めぐる星空をぽけっとながめているうちに。

この平和な空が、いつまで続くのだろうか?と思っているうちに。

「何もしなくても満ち足りて一日を過ごしてしまうのが、田舎の生活の良い点であり、悪い点でもある。

何もしないうちに一日が一週間になり、またたく間に一ヵ月が一年になる」野田知佑

 

 ボンクラオトコにおかまいなしに、季節は早春から春へ。

あかるさをました南国の太陽と、あたたかな南風に、厚手のフリースをぬがされる日もふえてきました。

(今日は夏日。今年初Tシャツで散歩)

川原では、ヤナギが芽吹き、あぜ道には、フグリやホトケノザ、タンポポの花がじこじこ咲きはじめています。

(寒さがきびしかった今冬。今春は、少し花がおそい。サクラの開花は平年なみのようですが)

風にのって、ウグイスのまだヘタクソな恋歌もきこえてきます。ケキョ。

 冬の間、雨が少なかった川は、冬痩せ。

沈下橋から見る四万十川は、川原がとても広くなってます。

ウェイティン・オン・ア・レイニー・デイ。

春の雨を待つ、(まだ冬眠中の)鋤きかえされた田のカエル、川のなかの魚、草木の蕾たちは、

次のまとまった雨で、いっせいに動きが活発になり、川のほとりをニギヤカにしてゆくコトでしょう。

さて、僕もそろそろ春に目覚めなければ・・・。ゲコッ。

 「春宵一刻値千金。両人対酌すれば川花流れる 一杯一杯復た一杯」

花流れる川をカヌーで下り、宵の川原で、焚き火を囲み、一杯やるのもまたユカイな春です。

ぜひ、少し足を延ばして、春の四万十に遊びに来てくださいね。では。

”Keep calm and carry on”

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2月26日(日)のつぶやき(リブログ)

2025-02-25 | ・最新のお知らせ・イベントなど

2年前に書いたRiver&Sky(ツイート2023)再掲です

 おはようございます。四万十は、快晴。

キンと冷えた空気のさむい朝です(霜がおりた)。ぷるる・・。

川へ。朝の川は、晴れ渡った寒空の下を、青い水面を見せてゆっくりとながれています。

まだ、冬ブルーの空と川。

でも、ときおりさえずるウグイスが、もうすぐ春ですよ!と告げてます。

菜花も凍えてます。今日の最低気温は、-0、8度。

 

 最高気温12、1度。午後も快晴。風冷たし。

朝。川見をすませたあと、朝メシをつくりはじめましたが、

どうも頭が重く、鼻水もズルズルで体調がすぐれません。(花粉症です)

いまひとつ食欲がわかないので、朝メシはやめて、のり弁を作成することに。

弁当箱(保温タイプ)の中身は、海苔2段重ねのゴハンの上に、ふりかけをかけて。

おかずは、めっちゃ甘いたまご焼き(好物なのだ)に、ウインナー小松菜炒め。ぷちトマトをそえて。

昼。野ばらのメロディーが村中に鳴りひびけば、弁当をもって川へGO。

風表の川原は、陽ざしがたっぷりなものの、

ぴーぷー北風がさむいのでやめて、風裏の岸辺の小さな日だまりにゆく。

 

日だまりは、背のひくい緑の草むらで、そこに腰をおろして弁当をひろげました。

すこしはなれたところに、7部咲きの梅の花。

頭のうえでは、ツーピーツーピーとシジュウカラが鳴き、

緑の草むらは、紫、白、青色の花(ホトケノザ、タンポポ、イヌノフグリ)にいろどられています。

 

もう春がきたかのようなポカポカ陽ざしのなか、

浅き春の景色と鳥の歌をききながらのお昼ごはんは、いわゆるひとつの小確幸ってヤツです。

だ・け・ど、いいことばかりはありゃしない。

うしし、と弁当箱を開けて、ゴハンをひとくち食べて、つづけてたまご焼きを口にいれると、

ん?めっちゃしょっぱい(醤油もかかっている)。げっ、思わず天をあおぐ。 オーマイガー !

なんてこった、塩と砂糖をまちがえたか。哀号。それは、いわゆるひとつの小不幸・・・。

 

ヨロコビとカナシミが入りまじったごはんを食べおえて、ぼんやり麦茶をのんでいると、

目の前の道路を、イタチがバーカ!と言って(言ったように見えた)早足で横切っていきました。

 

来週は、もう3月。南国の川には、外ごはんも楽しい季節がやってきます。

カヌーに美味しいものをこじゃんと積んで、春の川にリバーピクニックにでかけませんか。

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星降る川から(気まぐれダイアリー)2月23日

2025-02-23 | 星降る川から(気まぐれダイアリー)2025

 おはようございます。四万十は、晴れ。

(昨日の大風も止んだ)朝の川は、ベタ凪。

キリッと冷えた空気のなかを、のっぺらな水面を見せてのったり流れています。

透明度のよい青空と川をながめながら耳をすます。

いまだ、ウグイスやカジカガエルの春の歌は、聞こえてきません。まだ、ひやいからなぁ・・・

でも、岸辺の大きく膨らんだハクモクレンの蕾が、もうぐ春だよ!と教えてれます。

さぁ、大きく深呼吸して —この空と川のように— ココロも澄ませて今日をはじめよう。

今日の最低気温は、-3、5度。

 

 最高気温10、7度。午後も晴れ。

陽射しがたっぷりなわりには、空気はヒンヤリ、

(風裏の日なた以外は)肌寒くかんじる昼下がりです。

「静けさや 寒波のなかに 声ひそめ」。マタユキ二ナラナキャイイケド。

それでも、来週中頃からは、一気に春めいてきて気温も平年並みに。

寒暖差がとても大きい季節の変わり目です。皆さんも体調管理にはくれぐれもお気をつけて。

 

2月28日(金)は、新月です。

人少なく灯り少ない四万十川の川原は、星を見るにもよいところ。

焚き火にあたりお酒でも飲みながら、のんびり秋の星空をながめてみてはいかが。

♪流れ星 流れ星 すぐに消えちゃう君が好きで♪

ごろた石の川原キャンプは、コットを使うと快適ですよ。

 

焚き火も心地よい、秋~春の四万十川の川原。

そんな焚き火には、「焚き火マジック」があるのをご存知ですか。

いつもは無口なヤツが饒舌に語りだしたり、いつもはおしゃべりなヤツが黙り込んだり、

とても大切なハナシをいきなりぶっちゃけたり、

焚き火を見つめていると、ときどき人は、ゆらめく火の魔法にかかってしまうコトがあるのです。

 

「実はなぁ、オレ、あいつと別れたよ」

「ん?」

「離婚したんだ。子供は向こうについていった」

「そうか・・・」焚き火の向こうにいる友人Kのトートツな打ち明けバナシに、

僕は、なにを言っていいのかわからず、相槌をうつしかなかった。

 

それは、ある春の夜。

カナディアンカヌーで四万十川をくだり、川原で焚き火キャンプをしていた時のコト。

焚き火マジックにかかったKは、苦しい胸のうちを訥々と語りはじめた。

独り暮らしの寂しさのコト、子供のコト、うまくいかない仕事のコト、不安な将来のコト。

それまで僕らは、バカ話をしながら陽気に飲んでいたので、

不意の打ち明けバナシに不意をつかれ困惑した僕は、ただただ黙って彼のハナシを聞いた。

 

ひととおりハナシおえると彼は黙りこんでしまった。

ふと見あげた頭上には、たくさんの星が瞬いていた。明日は、新月だ。

「なぁ、星降る川に、カヌーでくりだしてみようぜ!」と僕は言った。

ほとんど流れてない長いトロ場に、カヌーをうかべ、星々の饗宴に酔いしれた。バーボン片手に。

「すげえなぁ・・・。うつむいてばかりいたら、このステキな星空に気がつかなかったかもな。

なぁ、この宇宙の膨大な時間のなかでは、人の一生なんて、ほんの一瞬の光りの輝きなんだろうな・・・」

「そうだなぁ。過去も未来もなく、今、俺たちはサイコーな星空にしびれている。それでよくね?」

「これから独りどうやって生きていこうか・・・」

「・・・旅にでて、新しい世界にふれてみては?」

テント場にもどった僕らは、消えかかっていた火を復活させた。

Kは、だまって夜更けまでギターを弾いた。

 

それから数カ月後。我が家に、エベレストが写ったポストカードがとどいた。

そこには、短い文章が書かれていた。

「よう、元気か?俺は、あれから旅にでたよ。おっさんバックパッカーさ。

香港からはいって、タイ、インドネシアなど東南アジアをまわり、インド、ネパールへ。

そこからヨーロッパまで。あと2か月ほど旅をして日本へ帰る。

やっかいなことに巻きこまれたり、

あぶない目に会ったりもするけど、今をとても楽しんで旅をしているよ。世界は広いな!

帰ったら、また星空の川原で、焚き火をかこんで一杯やろうぜ!!」

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レターフロムS10「春待ちノロマライフ」

2025-02-23 | レターフロムS

書き直しレターフロムS 10 「春待ちノロマライフ」 期間限定公開中

 2月中旬。

激しい南風が、うなりながら四万十を駆けぬけて行きます(春一番)。

冬のひやい北西風にウンザリしていた身には、なんとも嬉しいぬくい南風だけど、

大風は、我が家のベランダの庇(波板)も、吹き飛ばして行ったのでした。あらら。

 

 風の威力は、これまであちこちのフィールドで体験してきましたが、

この四万十川でも、「風のパワーってスゲー!」と驚いたことが何度かあります。

そのひとつは、以前あるカヌー施設でバイトしてた時のデキゴト。

大風の日に、川原にカヌー(カナディアン)&カヤック数艇を置きっ放しにしていたら、

激しい突風が、一瞬にして艇を空に舞いあげた。まるで木の葉でも吹き飛ばすかのように軽々と。

「うわっ、スゲー!空飛ぶカヌーだ・・・」

そして空を舞った艇は、川原のあちこちに、ガシャ、ドスン!と落ち、ガラゴロと転がったのでした。

散らばった艇を集める。一艇のカヌーが行方不明・・・。いくら周囲を捜しても見当たらない。あれれ?

捜索の結果、川まで吹きとばされたカヌーは、速い水(増水してた)に乗り、下流に流された、と判明。

川で遊ぶときは、水かさだけでなく、風の強さにも注意が必要ですね。

 2月18日。

朝の庭は、ピラカンサの赤い実をついばみにやってくる、

・ジョウビタキ・ヒヨドリ・メジロ・シジュウカラで、ぴーちくぱーちくとにぎやかです。

ホーホケキョ!ケキョ・ケキョ! そこにウグイスのさえずりが。おおっ、初聞き!です。

少し離れた電線の上では、一羽のモズが「オイラにはカンケーないけんね」と高鳴いてます。クールですね。         

 

 2月末。

陽ざしたっぷり、ポカポカ陽気の日。最高気温は19度。

今年初、Tシャツ姿で近所を散策しました。

重い冬服を脱ぎすて身軽になると、なんだか気持ちも軽くなるような気がします。

「はやいとこ、Tシャツ&短パン&ビーサンの季節にならないかな・・・」

夏は、短パンいっちょうで外をうろうろしてても特に問題はナッシング。

都会(マチ)で暮らしてると、こうはいきませんね。田舎暮らしの気楽さです。

 

・ウメの薄紅・サクラのピンク(早咲き)

・菜の花の黄色・フグリの青紫・ホトケノザの赤紫・タンポポの白。

じゅんじゅんに咲く春の花が、早春の里山にじこじこと色をつけてます。

樹木の冬芽も大きくふくらんで、本格的な春近し、です。

*じこじこ(土佐弁):少しずつ、ゆっくり

 

 冬のあいだは、カラカラに乾いてたフィールドに、あたたかな雨が降る日も増えてきました。

ひと足はやい春の訪れを感じさせる、恵みの雨。冬から春へ、空もうつりかわっています。

少し水量が回復した四万十川の水温は、15~16度。

1月末の水温は8度なので、ひと月で8度も水温が上がったコトになります。

 

 明日から3月。いよいよ「カヌー&キャンプ」が楽しいシーズンの到来です。

アークでは、昨年度以上に皆さんが楽しめる個性的なツアーをご用意してお待ちしています。

少し足をのばして、四万十に遊びにいらして下さいね。   

 3月初旬

3月第1週は、寒のもどりでひやい(寒い)日が続きました。

7日(日曜日)は、今シーズン3度目の積雪に。

毎年のように雪が降る3月のはじめ。それはまるで、春を迎える儀式のようです。

 3月14日。

春は、ネコの目天気。空は、クルクルとよく変わります。

風向きもかわりやすく、あたたかな南風が吹く日も増えてきました。

13日、14日は、日差しポカポカのぬくい週末。南風。

13日は、春の足摺の海を漕ぎ、翌14日は、春の四万十川を漕ぎました。

13日の足摺の海の様子は(シーカヤックツアーの下見)、次回のレターに、書きます、書きます。

 

 14日朝。カーテンの隙間から差し込む光に、良い天気の予感を感じました。

ポカポカ陽差しのベランダで、のそのそと遅い朝メシを食べ、

だらだらと日光浴をした後、車にカヌーを積み、ようやく出発!

時計を見ると、あらら、もうすぐお昼ではないですか。遅くとも10時には出発する予定だったんだけど。

「また、やっちゃった・・・」どうにかならないかな、このノロマライフ。

 

 江川崎に向かう車中、川べに、モクレンの白い花が見えました。

「ほおっ・・・」

その花の鮮やかさに、思わず車を止めて見とれていると、フイに胸を衝かれてしまいました。

めぐる季節にもう2度と逢えない人を思い出して。

 今回は、カヌー(カナディアンタイプ)を1人で漕いでくだります。

江川崎カヌー館上流の川原からスタート。岩間の沈下橋まで。約8キロ。

 

 スタート地点に到着すると雲は、

今日も出遅れた僕をあざ笑うかのように、空を灰いろに閉ざしまいました。

「しょーがねえべ・・・」。荷物を積んでGO!

気温18度。水温14度。水の透明度は、3~4メーターほど。

3月に入り雨量は増えたけど、川の水量は少なめです。

 

 空は雲っているけれど、寒くはありません。ぬくい南風が心地良い。

芽吹きたてのヤナギの萌黄が、岸べを鮮やかに彩っています。

春告げ木でもあるヤナギ(僕が勝手にそう呼んでいるだけですが・・・)。

今年は、例年よりもすこし芽吹きが早いかな?

このぶんだと、20日開花予想のソメイヨシノも、17~18日頃には咲きはじめそうです。

画像はイメージです。

 大きなウグイや鯉が、カヌーの下をゆうぜんと泳いで行く。

フィ、フィ、フィ、フィー!

目黒川との合流地点で、カジカ蛙が美しい声で鳴きました。

「もう川の中にも春が来ているのだ。アユの子ものぼってきてるかな?」

 

 菜の花に見送られながら、カヌーはゆっくりと下って行きます。

とろ場(流れのゆるやかな箇所)で、キャンプ用のストーブに点火し、コーヒーをいれる。

「春色の川を愛でながら飲むコーシー。うーん、いいではないか・・・」

水ぬるむ春。南風、春景色、あたたかなコーヒーに、

冬にこわばった「春待ちノロマライフな男」のカラダとココロも、じわじわとぬくもっていきました。

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2月24日(金)のつぶやき(リブログ)

2025-02-22 | 南の川から(気まぐれダイアリー)2024

2年前に書いたRiver&Sky(ツイート2023)再掲です

 おはようございます。四万十は、雨。

2日連続のシトシト雨が、涸れ色の早春の山を、大地を冷たく潤しています。

ダウンの上下を着て、コーヒー片手にグレーの空をながめる僕の耳に聞こえてくるのは、

小さな雨音と控えめな鳥の声だけ。ひやい。

でも、もうすぐ春。今は、この寒さをしっかりと楽しんでおこう。

今日の最低気温は、6、9度。

 

  最高気温9、6度。午後は、雨のちくもり。

「晴れた日は晴れを愛し、雨の日は雨を愛す。

楽しみあるところに楽しみ楽しみなきところに楽しむ」吉川英治 

雨を楽しみ感じるためには、

雨の日をキャンプで過ごすのも、またよろし、です(大雨。設営&撤収時を除く)。

 

以下、ある春の四国バイク旅。四万十川の川原で、沈没キャンプをしていたときの日記から。

「未明からポチャポチャ雨。今朝は、フライシートを叩く雨音で目がさめた。ひさしぶりの雨だ。

今日は(今日も)旅立てないなぁ。雨だからしょうがないもんね、とほっとしているジブンがいる。

だらけきっているのだ(まだ、沈没してられるのだ)。

雨音をBGMに、ほかほかシュラフのなかで、ふたたびフネを漕ぎはじめた。

 

南国の春だけど、雨の日の朝は、おもいのほか肌寒い。

テントの入り口から外に手をのばし、ストーブに点火し湯を沸かし、

ホットウイスキーを作り舐めつつ、チーズとパンをかじり、四万十川について書かれた本を読む。現場読みだ。

読書にあきればヒルネをし、カラダがうずけばテントから這いでて、

タープの下で、熱いコーヒーを飲みながら、雨音とカジカガエルの歌に聞きいった。

目前の春の川は、笹濁りの水がゆっくりとながれている。沈下橋の岸辺には、菜花の黄色があざやかだ。

そして思う。雨にけぶった春の川景色も、わるくない、まったくわるくない、と。

ややザンネンなのは、焚き火ができないコト。

 

夕方になると、雨がやんで晴れてきた。

西の空に青空がみえはじめた川原で、魚肉ソーセージ入りのサッポロ一番をすすっていると、

少しとおくの山すそに、虹がかかっているのが見えた。おおっ!

「虹を見たかったら、雨も我慢しなくっちゃね」

そんなコトバを思いだした僕は、雨を(我慢するのではなく)楽しめ感じられたし、

明日晴れて、(この雨で)水量がよくなった川を、カヌーでくだれたらサイコーじゃん!と思った」

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星降る川から(気まぐれダイアリー)2月20日

2025-02-20 | 星降る川から(気まぐれダイアリー)2025

 最高気温10、3度(最低気温-3、4度)。

四万十は、よく晴れて陽ざしがたっぷりだけど、風がひやい1日でした。

光りは春、風は冬のような。

咲きはじめた梅の花も冷たい風に身をすくめる、「February Story」です。

それでも、来週の半ばころからは、春のきざしを感じられる陽気となりそう。

だから今は、冬のしっぽの寒さを、しっかりと味わっておこう。

寒さにふるえた者ほど、太陽の温かさを感じられるし、

(南国土佐の)短き春のムコウには、もう夏が待っているのだから。

うーんイイ天気!!家にいるのがもったいないのだ・・・と思えばコーヒセットをザックに詰めて、川へGO!

冷たくさえた青空の下、涸れ色の川原を、菜の花が冴えた黄色でいろどりはじめています。

カタカタ!冬芽のヤナギの震える音(春告げ木)。コロロロロー!キツツキのドラミング。

 

ポカポカ陽ざしの風裏の川原で、コポコポとコーヒーを淹れ、寝ころがって本を開く。

「カヌーで行く時は、他の乗り物と異なり、目に入るすべての風景は自分の腕で稼いだものだから、

それだけ感銘も深い。この山の向こうにどんな世界があるのか、とカーブを曲がる時は胸がときめく」野田知佑

 

21年間のツアーで、ARKは、たくさんのステキな思い出をゲストとともに作ってました。

新しい季節の向こうには、どんな世界が待っているのだろう。

ココロ高鳴る、冬のオワリ、春のハジメです。

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2月21日(火)のつぶやき(リブログ)

2025-02-19 | ・最新のお知らせ・イベントなど

2年前に書いたRiver&Sky(ツイート2023)再掲です

 おはようございます。四万十は、快晴。

ホ~ケキョ!今朝は、ウグイス(春告げ鳥)のさえずりが聞こえました。初聞きです。やっほう。

川へ。風がない川は(ひさしぶりに)のっぺらとした水面を見せています。

チョットコーイ!岸辺でコジュケイが呼びました。イカナイモンネ。

春の恋の歌にココロうきたつ朝です。今日の最低気温は、2、2度。

 

 最高気温11、2度。午後も晴れ。

春告げ鳥の初鳴きに、春のおとずれを感じココロがうきたてば、町に買い出しに行く予定は延期に。

ベランダに広げたコットの上で、ぽけっと空を見たり、

本を読んだり、ゴロゴロしながら、ひとあしはやい春に身をさらしました。

ときおり、ぴゅっと吹きこんでくる風が、真冬のように冷たいけど。

 

(初鳴きにあがっているのか)ときどき音をはずすウグイスと

シジュカラが、「ぬくい春がやってきたぜよ!」と恋を歌う庭で、

コンコンコン、コゲラが、アラカシの幹をつついてます。んーラブリー。

眼下の冬枯れの庭では、ホトケノザ、イヌノフグリ、タンポポの花が、風に小さくふるえてます。

「高知の春は短い」といわれます。

サクラの花が散り(平年の開花日は、3月22日)、4月初旬をすぎれば、陽ざしはもう初夏の強さに。

芽吹いた草木の緑も、グングン成長し色が深くなり、

生き物たちの鳴き声がいっそうニギヤカになり、あたたかな南風が吹く日もふえてきます。

ぼやぼやしてたら、あっという間に春がおわってしまうのです。

そんな短い高知の春を(春らしい春を)楽しみたいのなら、これから3月いっぱい(ころ)までがおススメです。

 

山、川、海。高知は、まだ豊かな自然がのこっているところ。人は親切だし、ごはんも美味いし。

寒い冬のくらしにくたびれたなら、人と人との距離が近すぎる都会を、ネットをはなれて、

春いっぱいの南国土佐の自然に遊んで、身も心もリフレッシュしませんか。

 

「人生をちょこっと休みたいな、思うたら、ここへ来たらええよ。自然のもんのいろんな姿が見える。

自然のもんは長いこと見よっても、飽きることがないけん。

いろんなことがじこじこわかるいうことは、元気の素にもなるけん」野村春松

買い出しにいかなかったので(遊んでしまったので)、冷蔵庫はスカスカ。うーむ・・・。

(最寄りの町のスーパーまで車で所要25分ほど。村には食堂などナッシング。

DIY(Do It Yourself)が、生活全般にもとめられる、僻地の川のほとりの暮らしです)。

 

こんなときは、冷蔵庫の残りものでカンタンに(いつもか・・・)。

・冷奴をつまみに、ぬる燗で一杯、二杯。

・冷凍うどん、冷凍小エビ、天かす、ちくわ、たまご、長ネギを使った、テキトー鍋焼きウドン。

そして、ウドンで体がぬくもったら、庭にでて、春の星空をながめますか。ウイスキ―を飲みながら。

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2月20日(月)のつぶやき(リブログ)

2025-02-18 | ・最新のお知らせ・イベントなど

2年前に書いたRiver&Sky(ツイート2023)再掲です

 おはようございます。四万十は、晴れ。

(昨日、春一番が吹いた)朝の川は、まだ時々強い風が吹いてます。

風は、真冬のようにひやいけど、陽ざしには、春のきざしを感じさせるぬくさがあります。

気持イイなぁ、と水辺でぼんやりとコーヒーを飲んでいると、あらっ、もう9時・・・。

今日ものんびりいこう。今日の最低気温は、7、8度。

 

ブンタンの季節です。*2014年撮影

 

 最高気温13、0度。晴れ。風さわがしい午後です。花粉もよく飛んでます。哀号。

今夜は、新月ですね。

人少なく灯り少ない四万十川の川原は、星を見るにもよいところ。

焚き火にあたりお酒でも飲みながら、のんびり早春の星空をながめてみてはいかが。

ごろた石の川原キャンプは、コットを使うとカイテキですよ。

♪流れ星 流れ星 すぐに消えちゃう君が好きで♪

流れ星を見つけるコツは、星空の一点を集中して見ずに、夜空全体をぼんやりとながめること、だそうです。

「早春の 夜空にひとつ 星ながれ」

 

*西土佐地域(江川崎、口屋内村など)は、「星空の街」に認定されてます。

江川崎には、小さな天文台があり(4mの観測ドーム、直径36cmの反射望遠鏡)、

専門員による星空観察(要予約)もおこなってます。ギャラリー|四万十天文台

 

星を見るときは、足元にも気をつけたいものです。

山頂、土獏、海上、これまでいろんな旅の夜に、ステキな星空を(月空)をながめてきましたが、

一歩まちがえれば、星を見てた自分が、星になっていたかも、ということが何度かあります。

 

そのひとつは、ある晩秋の夜。

我が家の対岸にある知人宅で開かれたワインパーティに参加した(新酒がメイン)ときの帰り道でのコト。

ヌーボーは、軽くのどごしがいい。つまみは、炙ったイカでいい。

調子にのった僕は、注がれるままガバガバとワインを飲んだ。

やがて、パーティがお開きになるころには、酩酊。べろんべろんに。バカなのだ・・・。

 

帰路。チドリ足でフラフラと沈下橋をわたる、と頭上にまたたく無数の星の饗宴に目をうばわれた。

わおっ、なんてキレイな・・・。夜空の宝石箱や~。

沈下橋のふちにこしかけて星を見はじめた僕は、やがてゴロリとあおむけに。

そして、そのまま夢のなかに、フネを漕ぎはじめた。

 

さぶっ!しばらくしてヒエヒエ夜風に目がさめた。すぐ足元は、凍るように冷たい冬の川。

ずいぶんアブナイところで寝てしまったのだ。そして思った。

ああ、落ちてたら、(四万十川ではなく)三途の川をわたり、お星さまになっちまうところだった、と。

皆さんも、星を見るときは、くれぐれも足元にお気をつけを。

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星降る川から(気まぐれダイアリー)2月16日

2025-02-16 | 星降る川から(気まぐれダイアリー)2025

  最高気温14、2度(最低気温6、9度)

「梅一輪 一輪ほどの あたたかさ」

一輪だけ咲いた梅の花が、雲間からこぼれる西日にかがやいています。

四万十は、小雨まじりの週末。

空は暗く、空気は寒く、風は冷たく、気分も暗くなりがちでしたが、

日曜日の午後に、よーやく太陽が顔を見せはじめれば、そのあかるさとぬくさに、目をほそめました。ほっ。

 

 

♪Here comes the sun, doo-doo-doo-doo

Here comes the sun, and I say It’s alright♪

明るさをとりもどした空を、コーヒー片手に、

ぽけっとながめていると、ラジオから「Here Comes the Sun」がながれてきました。

冬の寒さにこわばったココロをほぐしてくれるステキな曲。

そして、なつかしく思い出すのは、ある早春の日の川を、

カナディアンカヌーでくだりながら、旅ギターで、この曲を歌ってくれた友人のコト。

そういえば、あのときも、ながくて寒い冬だったなぁ・・・。

友人の演奏と歌は、風、瀬音、鳥の歌、川の自然の音と風景とよくとけあって、とても良かったし、

川をくだりながら、好きな曲を聴いたり、歌ったりするのも、イイものだなぁ、と思ったのでした。

 

うーむ、ひさしぶりにウクレレの練習をして、川のうえで披露してみようかなぁ。

そのヘタさに、鳥や蛙がひっくりかえるかもしれませんが。

 

♪太陽がでてきたよ 太陽がでてきた 僕はこういう「大丈夫だって」

太陽がでてきたよ 太陽がでてきた 大丈夫だよ♪

もうすぐ3月。南国の川は、長かった冬もおわり、陽ざしがぬくい春へ。

梅の花が咲き、カジカガエルが、ウグイスが初鳴けば、アユの子も川をのぼりはじめます。

じこじこと冬の眠りからさめる川。

そんな、ポカポカ太陽の四万十川で、冬にこわばったカラダとココロをほぐしてみませんか。

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2月15日(水)のつぶやき(リブログ)

2025-02-12 | ・最新のお知らせ・イベントなど

2年前に書いたRiver&Sky(ツイート2023)再掲です

 おはようございます。四万十は、晴れ。

おーひやい・・・。

庭も車も(霜に)うっすら白く染まった今朝は、真冬のような寒さです。

川へ。うーひやい・・・。

川風も真冬の冷たさです。急速冷蔵プレイにフリーズ。

早春の畦に咲いたイヌノフグリの花も小さくふるえてました。

今日の最低気温は、-1、5度。

 

 最高気温10、1度。午後も晴れ。

風表は、北風がピューピューとひやいけど、風裏は、陽ざしがポカポカとぬくい。

冬と春、2つの季節がいりまじる早春の川べです。

 

ベランダ(風裏)の椅子に腰掛け、コーヒー片手に本を開きました。

「鳥の渡り、潮の満ち干、春を待つ固い蕾のなかには、

それ自体の美しさと同時に、象徴的な美と神秘がかくされています。

自然がくりかえすリフレイン ―夜の次に朝がきて、冬が去れば春になるという確かさ― のなかには、

かぎりなくわたしたちをいやしてくれるなにかがあるのです」。

センス・オブ・ワンダー レイチェル・カーソン

 

本をとじ、白みがかった青空と冬枯れの庭をぼおっとながめれば、

カタカタと風にふるえるハダカ(冬芽)の枝々を、鳥たちがニギヤカに鳴きながら飛びまわってます。

ウグイスが初鳴くかな?としばらく耳をすませてみましたが、まだ鳴かず・・・。ん、ザンネンです。

 

少し遠くに見えるスギ林は、たっぷりとたくわえた花粉を放出準備完了、といったようす・・・。

(花粉症のワタクシは)やれやれ、また花粉に苦しむ季節がやってくるのか、と気分はブルーに。

ヨロコビとカナシミ、2つの思いが入りまじる春の川辺です。

 

夕方。早春の庭にさしこんだ西日に、ツバキの赤があざやかに輝いていたので、おもわず、パチリ。

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2月10日(金)のつぶやき(リブログ)

2025-02-11 | ・最新のお知らせ・イベントなど

2年前に書いたRiver&Sky(ツイート2023)再掲です

 おはようございます。四万十は、雨。

シトシトときどきザァザァと降ってます。

短い周期で雨が降るようになってきて、南国の川は春近し、と感じます。

今日の最低気温は、6、5度。*画像は、6月撮影。

 

 最高気温12、1度。午後は、曇り。

遅い午後に雨があがると、西の空は少しずつ明るくなっていきました。

ベランダから晴れゆく夕空をボケっとながめながら思う。

(このところ)ちょくちょく雨が降るようになってきたなぁ。冬がおわってゆくのだな、と。

 

南国の川の2月中旬~3月初旬は、さりゆく冬とおとずれる春がゆきあいます。

菜の花が凍りつき、冷たい雨にサクラの蕾もふるえる冬の出戻りのような日があれば、

あたたかな春一番(南風)が、ゴウゴウと川をふきぬけて、冬枯れの岸辺を大きくゆさぶる日もあります。

 

川べの梅の花が見ごろになると、冬の冷たい川の水も(最低水温は6度ほど)

じこじこぬるみはじめ、カジカ(蛙)が初鳴き、アユの稚魚やゴリが集団で(海から)川をのぼりはじめます。

南風も吹きはじめた川原では、ヤナギ(春告げ木)が芽吹き、

モクレンの白い花があざやかな庭先では、シジュウカラ、ウグイスがにぎやかにさえずります。

鋤きかえされた田では、カエルたちの今シーズンの合唱が開幕に。ゲコゲコ。

 

そんな、春のきざしを五感で感じれば、

冬にこわばったカラダもゆるんで、自然に気持も明るく軽くなってゆきます。

ひと足はやい春を、四万十で味わってみませんか。あなたも。

 

「こんころになると、体のほうもなんとのうやわらくなったような気がしてきよる。

ここいらは足摺岬に流れてきよる黒潮のおかげで、高知市よりは2度ほど温いけんど、

それでも、冬はそれなりに冷いけんね。知らん間に力が入っちょる。それが解けてくるんが、春よ」野村春松

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星降る川から(気まぐれダイアリー)2月9日

2025-02-09 | 星降る川から(気まぐれダイアリー)2025

 おはようございます。四万十は、快晴。

キリリと冷えた空気の朝です。おーひやい!

沈下橋へ。見あげる空も、足元の川も冷たく青く澄んでます。

(昨日までの)雪化粧をおとした川。今朝は、さっぱりしたスッピンの(冬枯れの)顔を見せています。

そんな、美しい早春の川景色を、コーヒー片手にのんびりながめていたいけど、

川をわたる北風は、スルドク冷たい!よく研ぎあげた鉈の刃ように。はやばやと引きあげたのでした。

チョットコイ―!チョットコイ―!と岸辺のコジュケイにも呼ばれたし。

今日の最低気温は、-4、7度(今季最低:江川崎)。

 

 最高気温7、5度。晴れ。風さわがしい午後です。

頬をなでる風は、まだピリッと冷たい。

でも、早春の陽ざしの明るさに、ぬくさに、フトンを干せるうれしさに、

ほっと空を見上げました。やれやれ、やっとひどい寒さも底をぬけたか、と。

それにつけても空の青さよ。

 

ベランダから見る冬枯れの林に、コゲラとウグイスの姿がみえます。

おっ、この寒波でわすれていたけど、ウグイス(春告げ鳥)、カジカガエル(春告げ蛙)の初鳴きも近いかな?

梅の開花は、いつもの年より少し遅めです。

色を落した道端には、イヌノフグリ、ホトケノザ、カタバミの花がポツポツと咲きはじめています。

枯草に埋もれそうな小さな早春の花を見る、とある春の夕に聴いたバラードを思い出す。

 

♪初めて君と出会った日 僕はビルの向こうの

空をいつまでも さがしていた

君がおしえてくれた 花の名前は

街に埋もれそうな 小さなわすれな草♪ 「Forget me not」尾崎豊

 

わおっ!これは、なかなかステキなヒトトキだ。

まさか、「Forget me not」を尾崎が見てた同じ風景をみながら聴けるなんて。現場聴きじゃん。

それは、まだ風の冷たさがのこる3月の晴れた夕刻(当時は東京暮らし)。

仕事帰りに、渋谷のビル街を見わたす、東邦生命ビルの踊り場(尾崎豊モニュメント)を通りかかったときのコト。

1人の若者がギターで「わすれな草」を歌っていた。

 

尾崎のファンではなかった僕は、彼の代表的な曲を何曲か知っている程度だった。

いや、どちらかというと、彼のストレートなまでのココロの叫びに気恥ずかしさを感じて、敬遠していた。

でも、街の片隅でもがく若者の、

愛の儚さと切なさを歌った美しいバラード「Forget me not」は、とても好きだった。

手すりにもたれ、曲を聴きながら、ビルの向こうの空をいつまでもさがしてみた。

そして、街に埋もれそうに咲く、小さなわすれな草に思いをよせてみた。

♪春に埋もれそうな 小さなわすれな草♪

カタバミ、スミレ、ムラサキケマン、

南国の早春の川のほとりには、枯色の道端に、小さな野花が次々に咲きはじめます。

モクレン、サクラ、ツツジ、華麗な主人公の花が咲きはじめると、脇役は、わすれら草になりますが。 

 

せわしない街の暮らしに、ココロが埋もれそうになったときは、

早春の四万十で、風に吹かれ、川の向こうの空をさがしてみるのも一手です。

きっと足元に咲く、小さなわすれな草の美しさに気がつくコトでしょう。

♪きれいな月だよ出ておいでよ 今夜も二人で歩かないか♪

明々後日(12日)は、満月スノームーンです。

人少なく、灯り少ない四万十川の川原は、月を見るにもよいところ。

焚き火にあたり、お酒でも飲みながら、凍夜のまあるい月をのんびりながめてみては?

ごろごろ石の川原では、コットを使うとカイテキですよ。

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2月8日(水)のつぶやき(リブログ)

2025-02-08 | ・最新のお知らせ・イベントなど

2年前に書いたRiver&Sky(ツイート2023)再掲です

 おはようございます。四万十は、晴れ。

「2月は光りの春」。

雨あがりの川に吹く北風は、頬にひんやりと冷たいけど、背中にあたる陽ざしは、じんわりと暖かい。

太陽さんありがとう!偉大な暖房装置よ、と(強くなった)陽ざしにしみじみと感謝する朝です。

さぁ、帰って洗濯しよ。今日の最低気温は、3、4度。

 

 最高気温14、6度。晴れ。風さわがしい午後です。

雨あがりの晴れ日は、家中のすべての窓&ドアを開け風をとおし、

洗濯物を、フトンを干し、ついでに(ハダカになって)自分も干したのでした。

ときどき、ぴゅっとベランダに吹きこむ風がひやいけど。

 

いっそう風が強くなった午後は、川辺の細道をのろのろと走りました。んーさぶい。

早春の道端には、ホトケノザ、タンポポ、ナノハナがチラホラと咲いてます。

咲きはじめた梅の花も、冷たい風に小さくふるえていました。

「梅二月ひかりは風とともにあり」麦南

 

家にもどる、とベランダの手すりに干した洗濯物は、あらかた庭に吹きとばされていました。

そして、お気に入りの靴下の片方が行方不明に・・・。哀号。

 

春は、強い風が吹く日がけっこう多いです。風の通り道でもある川。

春の川沿いでキャンプする時は、強い風が吹くことを想定し、テントやタープはペグなどでがっちり固定しませう。

外出して帰ってきたらテントが川まで飛ばされて水に浸かってた、

なんてコトにならぬように(僕もやらかしたコトが・・・)。

 

でも、そんな春の川で、ボケっと強い風に吹かれるのもよいものですよ。

しばし、ネットの世界からのがれて、のんびりと。

”think of nothing things,think of wind”

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星降る川から(気まぐれダイアリー)2月6日

2025-02-06 | 星降る川から(気まぐれダイアリー)2025

    最高気温2、5度(最低気温-1、7度)。

「立春をすぎると、そこは雪国だった」

最強寒波におそわれて、南国四万十も、雪がふったり、やんだり、陽がてったり。

猫の目天気の寒すぎる2月のスタートです。にゃー。

白い凍風吹きぬける沈下橋にたたずめば、あっというま間に凍りつきそうに。

冬枯れの道端に咲きはじめたホトケノザの花も、小さくふるえています。

「2月は光りの春」と言われるのになぁ・・・。まるで、今が大寒のように思えます。

季節のめぐりが、少し遅れているのかなぁ。春は、遠いのか、近いのか。どっち?

このブログは、スキマ風だらけの部屋で、ダウンジャケットを着て、コタツにもぐって書いてます。

おーひやい。越冬には、薪ストーブを導入すればよかったか・・・(薪はいくらでもあるし)。

ユダンはキンモツですね(年末年始は、ぬくかったからなぁ)。

この寒波は、今週いっぱい続くようです。

皆さんも、風邪などひかぬよう、くれぐれもご自愛くださいね。

冬芽も凍りついてます。

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