2012年冬のおわりに書いた「レターフロムS ヒカリの春の川へ」です。
時々 最高気温8度。
皆さん、この真冬をカラダ健やかに、ココロ穏やかに過ごせてますか?
巷ではインフルエンザが流行っているようです、くれぐれもお気をつけて。
1月23日に雪山を下りた僕は、24日、無事四万十に戻りました(スキー場バイト終了~)。
マイカーを乗せたフェリーは、広島から、波間に陽光きらめく瀬戸内海をぬけ、松山へ。
海沿いのルート56をダラダラと南下してゆくと、
青空からチラチラと小雪が舞いはじめ、雪は宇和島の手前で本降りに。
やがて辺りの景色は、すっぽりと白いベールにおおわれてしまいました。
「わおっ、雪国じゃん!!宇和島から四万十への峠越え、やばくね・・・」
しかし雪は、峠をぬけるころには小休止。ラッキー!
四万十川のゆったりとした流れを眼下に、ゆっくりと車を南に走らせました。
昼過ぎに帰宅。
ちょっとカビ臭くなっちまった部屋の雨戸と窓を開け、荷物を片付け、一息つきました。
と、なんだか喉が痛くカラダがだるい・・・むむっ、14年ぶりに風邪をひいたか?
ホットショーチューをぐいぐい飲んで、上半身を毛布にくるみ、コタツに潜りこみました。
翌日。 陽が高く昇ったころ寝床をぬけだした僕は(風邪気はぬけたようだ、ほっ!)
陽だまりのベランダのイスに座り(久しぶりだ)、コーヒー片手にぼおっと景色をながめました。
冬の深く澄んだ青空。キンと冷えた空気。うっすら白く染まった庭と山肌。
聞こえてくるのは、鳥たちの鳴き声、パサパサと雪が落ちる音。
「ああ、四万十に帰ってきた!」
しかし、留守にしてた我が家には、ナニモアリマセン・・・
からっぽの冷蔵庫、からっぽの食料棚。コーヒー豆もきれそうです。
あるのは、つかの間の自由。でもそれは、ナニヨリモホシカッタモノなのでした。
「買い出しにいかなくては・・・」
のーんびりと午前中の太陽を楽しんだ後は、ジョギングにGO!
走るのは、実に一ヶ月以上振りです。わくわく。
まずは、ゆっくりと路上を歩き、ひさしぶりのアスファルトに足をならし、
そのあとは、注意深くカラダの声を聞きながら、超スローペースで走りました。
カーフェリーが湾内を航行するときのように。
ふかく透きとおった青い空の下、冬の終りの大気が、頬にヒリヒリとちべたい・・・
でも、「2月はヒカリの春」陽ざしの明るさに、強さに、カクジツに近づく春も感じられます。
雨が少ない冬を過ごした四万十川は、痩せ、広くなった川原を細い流れがぬっています。
川面の水温は、まだ10度前後くらいでしょう。
「春近し、でもまだ、寒さが続くよなぁ~部屋にテントでも張ろうか・・・インドアキャンプだ」
そんなことを考えながらのんびり走ったので、
クワをかついだほっかむり婆さんの自転車にも、あっさり抜かれてしまったのでした。
では。
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