最高気温27度。
「雨の景色も水墨画みたいで、なかなかいいですねぇ・・・」
そんなゲストの感想を聞いた僕は、カヤックの上からあらためて川景色を見てみました。
ザァザァ降りの雨にけぶる空と川は、モノクローム。
そのあいだの冴えない緑色の岸辺に、ラッパ形の小さな紫色の花が咲いてます。
その花は、夏から秋にかけてひっそりと岸べをいろどるシチョウゲ。
久しく増水がない川は、川原が洗われておらず、川原には、緑のタデが生えホーダイです。
川面の水温は、水がぬるく感じられる27~28度。
この雨は、空梅雨気味の四国に久しぶりのまとまった雨となりました。
しかし、四国の渇水状態が解消されるほどではありません(香川や松山など)。
この雨で少し増水した四万十川は、コーヒー牛乳色の濁り水に。
「雨を楽しむのもまたよろし」。夏の雨のパドリングでした。