最高気温28度。
午後2時。
空が少し明るくなり、雨も上がりはじめました。
家を出た僕は、増水に浸からぬよう1キロ先の大橋に避難させた車を取りに行く。
もわんと蒸し暑い空気。近所の沈下橋は、もうすでに増水からその姿を見せています。
沈下橋へ降りるスロープの途中に、流されてきた木屑が散らかっている。
その様子からみて、川は6メーター程水位が上がったようです。
沈下橋をわたる、と上流から流れてくる泥水が、
足下1メーターのところで橋脚にぶち当たり、
ゴォーゴォーと激しい音をたてて、橋の下流に荒い波をつくっています。
慣れていてもやはり足がすくんでしまいます。こわっ。
雨は昨夜、日付が変わる頃から、ガシャガシャと断続的に激しく降りはじめました。
僕は、1時間毎にネットと携帯で、
雨雲のうごき、ダム放流量、水位をチェックし川がどこまで増水するか警戒です。
(近年の集中豪雨は、記録的な雨量となることも多くユダンがなりませんね)
川がひどく増水して村が泥水に浸かりはじめると、車の逃げ場が無くなってしまうのです。
4時頃、川の水位がかなり上がってきた。
土砂降りの中、僕は車を大きな橋の上まで移動しました。
雷鳴とイナビカリもブキミな帰路は、合羽も役立たず・・・。全身ずぶ濡れです。
蒸し暑い部屋に戻り、まんじりともせず七夕の夜明けをむかえました。
サイワイなことに、早朝に雨足は弱まりはじめた。
少しほっとした僕は、そのまま眠ってしまいました。
四万十川本流があふれて、村が泥の湖となるコトはなさそうです。
七夕のこよいは、あいにくの曇天&増水。
「ささやかな願いゴト」をかいた短冊を笹にくくりつけてみました。