あるBOX(改)

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私の涙腺を緩ませるもの<br>ボクシング編②

2006年11月23日 | 生活
あとは「これ」って試合より生観戦。

後楽園ホールは狭い分、臨場感が凄く、選手の息遣いまで感じられるし。

日本選手に関しては、「自分と同じ国に生まれ、同じ言葉を話し、おなじような食事で育った」ボクサーが、必死に戦っている姿には、単純に感動するし。立派だと思うし、尊敬もできる。

だから「誰々vs誰々」の試合じゃなく。
タイトルマッチ目当てで行った会場の、前座で初めて見る選手の熱戦などに感動したりする。

劣勢の選手が
「このままズルズル負けてなるか!」と猛反撃に出たりとかね。

あらかた勝負がついたような展開でも、敗北を拒否する気持ちが試合を盛り上げる(それ以上打たれるのが嫌で、ズルズルと消極的になる選手もいるが・・・)。

反撃に出るって事は、隙も出来るって事だから。
逆に倒される確立も高くなるのだが。
それでも「敗北を拒否する心」が、倒すか倒されるかの勝負に出る。

逆転してしまう事もあるが、大半は「イチかバチか」に出る時点で、技量の差が見えているワケだから、逆に倒されてしまうケースに収まってしまう。

KOされて、肉体のダメージと「負けた」「倒された」屈辱で喘ぐ選手の表情・・・。

必死で反撃する時点で、こっちにも込み上げてくる物があるが。
力を尽くして倒れた選手の姿を目の辺りにすると

「あんた、偉いよ」「本物のプロだよ、良くやったよ」
・・・と、涙腺が緩んでくる。
別に、知り合いでも何でもないのに(逆に知り合いだったらダメかも知れない・・・)。

負けた悔しさで涙を流す選手もいるし、「負けを受け入れられなくて」ダダをこねるように泣きじゃくる選手もいる。

勝つために苦しい練習を積んできたのだから、それは理解できるし。別に恥では無いと思う。

――昔のように
会場に赴く機会は減ったが。やっぱり、そんな熱戦を見ると、生観戦は別格だと思うのです。

凡戦もあるし、観に行く事にも「当たり外れ」はあるが。

海外の超一流選手の技術鑑賞も楽しいが。
名も知らぬ選手の熱戦が、私を惹きつけている事も、間違いのない事実なのです。