あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

昨年度のベスト・ドキュメンタリー②

2010年04月23日 | サブカル
電気グルーヴのピエール瀧とスチャダラパーのANIが出演する、
スペースシャワーの「アニタキCAMP」

ゆる~く展開されるこの番組、
面白かったのは「おしいれのぼうけん」検証だけでは無かった。

「ジェンキンスさんを探せ」と海を渡り、
「バイク買いたいんですけど何がイイっすかね~?」と訪ねる、
佐渡島編も白眉でありました。

北朝鮮拉致問題で注目された曽我ひとみさんの夫=元米国兵士
チャールズ・ジェンキンス氏。
現在は曽我ひとみさんの故郷である佐渡島の土産物店で働く、
ジェンキンスさんだが。
子供の頃から好きだったというオートバイを通勤用に乗る姿が
評判になり、オートバイ専門誌の「ミスター・バイク」の2006年
11月号では表紙を飾ったんだそうな。



それを知ったアニは、「ホンダかスズキ」で迷うバイク購入の
相談しようと、
わざわざ佐渡島にいるジェンキンスさんに会いに向かったので
あった。

蘇我ジェンキンスさんは、館内でセンベイを売っていた。
「センベェイ、イチバ~ン!」「アマクナーイ シカモヤスーイ」と
宣伝するジェンキンスさん、
けっこう気さくだ。

アニ瀧の来訪を快く受け入れ、格好良くバイクを乗り回す姿も披露

バイクの相談にも「こっちがイイ」とアッサリ乗ってくれてました
マシン部が剥き出しかどうか、
見た目&安全性を指摘したジェンキンスさん、やはりバイク好きの
目をしておられました

いや~、「アニ瀧」すげぇや
たまにしか放送しないのが残念

その辺のロケで登場する一般人が怪しすぎてヤバイのも凄ぇ
地上波じゃ流せないやなぁ・・・

昨年度のベスト・ドキュメンタリー①

2010年04月23日 | サブカル
英国国営放送やNHK教育、各国のドキュメンタリーをチェックし
アッテンボロー研究家としても名を馳せる私だが(嘘)

昨年度のベスト・ドキュメンタリーを選ぶとしたら間違いなく
「おしいれのぼうけん検証」を挙げたい。

名作絵本「おしいれのぼうけん」

舞台は、さくら保育園。
何度注意されても言うことを聞かない子が入れられるという、
真っ暗な押入れ。

イタズラが過ぎる余り入れられた押入れ。

そこに広がる広大な闇の世界。
不気味な「ねずみばあさん」と遭遇した主人公さとしとあきら。
手をつなぐ事から始まる二人の大冒険・・・。

この名作の主人公のモデルは自分である
・・・そんなスチャダラANIの言葉で始まった検証ドキュメンタリー

それが
電気グルーヴのピエール瀧とスチャダラパーのANIが出演する、
スペシャル番組「アニタキCAMP」にて行われた。



注目は余りにも自然体なANI瀧。

出版社に出向いたり、アニの母にインタビューしたり、当時の
保育園関係者に話を聞きに行く・・・。
そこで光る瀧の常識人ぶり。

アニ母にはちゃんと「ど~も瀧です」挨拶し、当時の保母さんにも
丁寧に応対。

さすが元体育会。礼儀がなってます。
人としての可愛げがあるから受け入れられてます。

アニの天然ぶりも光ってる。
久々にあった保母さんが「面影が残ってるわ~、直ぐ分かったわ」と
感激してるのに
「あ~そっすか~」と半笑いで返事して
「あんた、覚えてないんだろう!」と瀧に突っ込まれてるし。

アニだけじゃなく同じ保育園に通ってたシンコの「ヨコチン」ネタも
登場し、腹を抱えて笑う瀧。

保育園・三悪人の一人と言われたアニ、
教室での放尿ネタで「また悪く言われる、本当はイイ子たちなのに」と
泣いたという当時の保母さんの話に「いい保育士さんだなぁ~」と感動
する我が家。

作者は実際にアニの保育園に取材にきていた事も判明、
アニ母も「うちの子がモデル」と確信を持って語り、
当時の3悪人の一角も登場し、終いにゃ作者も登場し

ついに告白される真実

作者がアッサリ話す衝撃の事実

~そんな衝撃の事実より、
そこに至る過程の面白さが優った素晴らしきドキュメンタリー

昨年度のドキュメンタリー大賞は「アニ瀧CAMP」だ!