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パンパシ競泳 雑感②

2010年08月23日 | 競泳
女子4×100mメドレーリレー(寺川、鈴木、加藤、上田)は、3分57秒75で3位

男子4×100mメドレーリレー(古賀、北島、岸田、藤井)は、3分33秒90で2位
ソープやハケットの後継者が育っていない豪州を抑え、銀メダルを獲得
相変わらず「北島頼り」の感が大きいが、
それでも古賀はピアソルを抑えて1位で北島に繋ぐ大殊勲、北島はリードを
広げてバタフライに繋ぎ、岸田は怪物フェルプスに抜かれるも粘って2位、
ラスト自由形の藤井も米国に大きく引き離されること無くゴール板にタッチした

常に米国独泳の集団リレーで、とてつもなく大きな壁に挑み、肉薄を試みた
日本メンバーは賞賛モノ
※豪州は35秒台だから
  1位に独泳を許さず、3位に差を付けての2位!

総合力が問われる競技で結果を出している日本の男子競泳陣
実のところ世代交代は上手く行われていると思う
メダル常連の中心は もちろん北島だが、他のメンバーの健闘なしには団体の
メダルに繋がらない

背泳ぎは、森田(宮下)→古賀(入江)
バタフライは、山本貴→柴田隆(高安)→岸田(藤井)
自由形は、奥村(細川)→佐藤久(内田翔)→藤井
・・・と常に世界と戦える人材が揃っている(自由形は奥村らも巻き返しを
狙っているし、佐藤や内田にも伸びしろ充分!藤井はバッタとの二刀流だし)

特にバタフライは「打倒・怪物フェルプス」を常に標榜する頼もしいメンバーばかり
背泳ぎも「打倒・帝王ピアソル」を目指す志高きメンバーばかり
※古賀に至っちゃ
 「相手が現役バリバリのうちに世代交代したい」と下克上発言
 「常勝のまま辞めさせてなるか!」との意思は素晴らしい!

パワーと体格差が如何ともしがたいし難い自由形も「世界に食らい付く」気概と
地力を付けている

とにかく
「集団競技」の国別対抗戦は盛り上がるし、これに男女とも表彰台に乗った事は
大きな収穫だ

女子の自由形4×100mリレーは、日本(上田、松本、萩原、伊藤)が3分38秒86の
日本新で4位

日本男子は自由型800mリレーで(松田丈志・小堀勇気・奥村幸大・内田翔)、
堂々の銀!
米国の独泳は仕方ないとして、豪州との競り合いを制した粘りは賞賛に値する
(特に内田は最後よく抜いた!)

自由形は、全世界参戦の大会では さすがに厳しいが、それでも「日本は自由形が課題」と
言われ続けた時期に較べれば躍進している

個人競技でも
200mバタフライで打倒・フェルプスを公言している松田は、コンスタントに国際大会で
メダルを確保できる人材として安定した実力を見せているし(彼も自由形・バタフライ二刀流)

日本女子は・・・やはり過渡期か
柴田亜衣、中村礼子、中西悠子らメダル組が引退した後
後進メンバーが、世界の高速化に追いついていない状況・・・

期待の種田恵は、「美人アスリート持ち上げ」の犠牲となり・・・今回は名前も見当たらず

男女とも10代の選手が今回経験を積んだし、大きな舞台で自己ベスト出した選手もいるので、
メダルには届かないまでも収穫は期待できると思う

まぁ、中国勢は今大会を重要視してないし
米国勢も、調整の大会くらいにしか思っていないだろうが
※五輪8冠のフェルプスも、今大会は4冠だし
  ピアソルはベストで臨んでない感じだし

欧州大会と並ぶ大きな地域大会
※なんてったって「環太平洋大会」 米国・カナダ・日本・韓国・中国・豪州・
  ニュージーランドから南ア・ブラジルまで出場している

前回より日本獲得のメダルが減ったとはいえ、普通に考えれば決して「残念なだけ」の
結果では無いと思いますぞ!

今回も盛り上がらせて貰いました
アジア大会にも期待!

そして、放送してくれたテレ朝さんにも感謝!
※水泳大国の米国でさえ、全米大会が全米ネットで
  TV放送されないそうな
  それに較べりゃ日本の競泳ファンは恵まれてますな!
  「北島勝った!」しか報道できないメディアには閉口ものですが・・・

パンパシ競泳 雑感①

2010年08月23日 | 競泳
アメリカのアーバインにて開催された競泳パンパシフィック選手権大会

日本は「女子の不振」「若手の人材不足」など課題を語られる結果となった

ただ10代選手の派遣はコンスタントに行われており
しかも派遣に値する記録と実績を認められての事だから
上位進出ならずとも後年の活躍に繋がる経験作りにはなったと思われる

実になってほしいね

一方おなじみの選手は
男子800m自由形で松田丈志(東海SC)が7分51秒87で3位

男子200m平泳ぎでは、北島康介選手(コカ・コーラ)が2分秒35で泳ぎ、
100m平泳ぎに続き2冠を達成
記録も2分8秒36の大会新記録と休養明けの選手と思えない出来で
「怪物ですか?」と私を驚愕させる快泳
「身体の硬い康介はコンスタントに大会に出ないと・・・」と心配してた
日本代表コーチ平井氏も脱帽の結果

藤井拓郎は男子100mバタフライで52秒20をマークして3位、
銅メダルを獲得
マイケル・フェルプス(米国)が51秒48だから、まだ差は小さくは無いが

男子200m背泳ぎの入江陵介が3位で銅メダル
ただ、これは世界記録保持者のアーロン・ピアソル(米国)が予選で同じ
米国選手2人に次ぐ3位に終わり「決勝に進めるのは同一国で上位2人まで」
との規定により、予選落ちとなった結果
(ピアソル、余力を残し過ぎたな・・・)

大会前は「好調」と言われた入江だったが、今回のパンパシは苦い結果に
終わった

やはり、入江に必要なのは「逞しさ」か
これを増すには国際大会の経験が最も効果大だろうから、ここは割り切って
次のアジア大会に繋げて欲しい

または古賀のように「精神修養」で空手実践塾に入門するか・・・
(入江だったら「寺で修行」かなぁ)