2017年4月30日
渋谷区文化総合センター大和田4階のさくらホールで行われた、
「伊福部昭百年紀Vol.5」。
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ゴジラ音楽を始めとした伊福部曲のオーケストラコンサート
という趣向ゆえ、私も何度か足を運んでいるイベントですが、
とうとう5回目になったのですね。
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開演前の13:40から中野昭慶・実行委員長とムトウユージ監督
トークショー開始。
「クレヨンしんちゃん」の監督として有名なムトウ氏は、渡辺
宙明コンサートでも「ギルの杖」など持参して、ファンぶりを
示して来られましたが。
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今回は首に輪っかを装着、銃を持つという、X星人の姿でした。
中野監督は往年の楽曲録音を回想。
「映画を上映して、指揮者だけがその上映を見ながら指揮して
いた。楽団からは見えなかったがチラッと見てたね(笑)」と
説明してくれた。
伊福部曲に関しては「民族性」を第一に挙げ、「耳とともに
胸で聴く」と、そのビートの迫力を胸で受け止るよう指南。
※「女性はちょっと斜め向きでね」とも語られ、女性の
お客さんは少し困惑・・・。
「佐藤勝曲と伊福部曲を聴き比べるのも面白い」とも。
佐藤曲には拍子の根底に何とも言えない旋律がある…と。
コンピューターも使ってないから、伊福部氏は映画のシーン
より3秒間長く作ったりするのだが、そこで3秒切る事を良し
としない。
そこで指揮者がテンポを早めて3秒縮めてしまったという。
そんな名人芸もあったのだ…と説明してくれました。
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トーク終了後、少しの時間あり。
そこから開演を知らせる音響がロビーや客席に鳴り渡る。
これが例によってゴジラの足音!そして鳴き声。
客席が埋まり、ステージにはオーケストラが揃う。
いよいよ本編。
客席に戻った中野監督が口上述べた後、「スタート!!」
演奏は、まずPR映画音楽!
※CM曲などだが、おなじみの旋律にニヤリ…。
次は『大魔神』。重厚です。
打楽器が和風の刻みで進行する曲もあり、その和太鼓を
思わせる音色にも感じ入る。
※司会の小林淳氏が言ったとおり、和を感じさせる時代劇
テイストとパーカッシヴな要素が混じり合った演奏!
次に演奏されるのが『キングコングの逆襲』。
ここでゲストの俳優=宝田明氏が登壇。
ゴジラ俳優である宝田明さんは、東宝ニューフェイス時代に
「次から音楽理論の勉強あるから」と言われて、向かった
教室に来られたのが伊福部先生だったという「教え子」。
※でも「難しい専門用語は全然わからなかった」と笑わして
くれました…。
伊福部先生に関しては、講義中にタバコのピース缶を置いて
終始喫煙されてたそうだ。
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※画像はロビーに飾られていた伊福部先生の私物…
宝田氏は20歳そこそこ、伊福部先生の事は50代くらいだと
思っていたが、誕生日で計算してたら20歳違いだったそうな。
ひと通り計算した宝田さん、「あぁ、あれに出てたのは私の
兄ですな」とトボけて客席を笑わせる。さすが役者だ。
ゴジラ映画の現場でも「あちらが音楽を担当される方だよ」と
言われ、「ああ、先生!」と挨拶してしまい、
周囲から「そんなに気安く話しかけていい相手じゃないぞ!」
…と怒られたそうだが。
「だって直接音楽教わってた先生だから…」と、あっけらかん
とした態度だった模様。
宝田さんは前日の4月29日が誕生日という事で、サプライズの
「ハッピーバースディ」あり。
オーケストラが「ゴジラのテーマ」から定番ソングに移行、
観客も促されて「ハッピーバースデートゥーユー」と合唱。
感極まって「80過ぎの男を泣かすなよ…」と言葉に詰まり
ながら、終戦時ソ連兵の侵攻にあって心身ともに傷を負った
時期を語った宝田氏。
そこから役者となって、幾星霜。皆さんに、こんなに祝って
貰えるなんて…と声を震わせる。
そのくせ、司会の女性に花束を贈られた時には握手の後に
手の甲にKISS❤
そして頬を出して相手のキスをねだる。
さすがハリウッドスターとも共演した国際俳優です!
受け取った花束を、指揮の松井慶太氏に手渡す宝田氏。
「いやぁ、大魔神組曲も素晴らしかったですな!」。
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そこから写真撮影タイムへ。
渡辺宙明卒寿記念コンサートでも写真撮影タイムがあったが、
こういうサービスタイムは本当に嬉しい。
宝田さんも「昔はありませんでしたな、こういうの」と感心
されてる様子。
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松井慶太氏から再度花束を受け取り、司会の小林淳氏、ムトウ
監督、中野監督らと壇上で並ぶ宝田さん。
背筋が伸びた姿は、お若くダンディだ。
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最後は公式カメラマンによる集合写真。観客も一緒に映る
ヴァージョンも案内された。
そこで「客席の皆さんも立ち上がった方が良いんじゃないかな」
~と気を配ってくれるスター宝田。さすがです。
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※その前にあらゆる方向を向いて客席からの撮影に応じて
くれた壇上の皆様。
やっぱり宙明先生コンサートの撮影タイムを思い出します。
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SNSアップOKという事で。
いっぱいアップさせていただきます。
オーケストラの皆さんも皆、素敵な顔をなさってます。
笑顔です。
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例によってピンボケですいません。
そして、まだ記事は続きます。
休憩を挟んで後半の演奏が始まるのです。
渋谷区文化総合センター大和田4階のさくらホールで行われた、
「伊福部昭百年紀Vol.5」。
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ゴジラ音楽を始めとした伊福部曲のオーケストラコンサート
という趣向ゆえ、私も何度か足を運んでいるイベントですが、
とうとう5回目になったのですね。
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開演前の13:40から中野昭慶・実行委員長とムトウユージ監督
トークショー開始。
「クレヨンしんちゃん」の監督として有名なムトウ氏は、渡辺
宙明コンサートでも「ギルの杖」など持参して、ファンぶりを
示して来られましたが。
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今回は首に輪っかを装着、銃を持つという、X星人の姿でした。
中野監督は往年の楽曲録音を回想。
「映画を上映して、指揮者だけがその上映を見ながら指揮して
いた。楽団からは見えなかったがチラッと見てたね(笑)」と
説明してくれた。
伊福部曲に関しては「民族性」を第一に挙げ、「耳とともに
胸で聴く」と、そのビートの迫力を胸で受け止るよう指南。
※「女性はちょっと斜め向きでね」とも語られ、女性の
お客さんは少し困惑・・・。
「佐藤勝曲と伊福部曲を聴き比べるのも面白い」とも。
佐藤曲には拍子の根底に何とも言えない旋律がある…と。
コンピューターも使ってないから、伊福部氏は映画のシーン
より3秒間長く作ったりするのだが、そこで3秒切る事を良し
としない。
そこで指揮者がテンポを早めて3秒縮めてしまったという。
そんな名人芸もあったのだ…と説明してくれました。
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トーク終了後、少しの時間あり。
そこから開演を知らせる音響がロビーや客席に鳴り渡る。
これが例によってゴジラの足音!そして鳴き声。
客席が埋まり、ステージにはオーケストラが揃う。
いよいよ本編。
客席に戻った中野監督が口上述べた後、「スタート!!」
演奏は、まずPR映画音楽!
※CM曲などだが、おなじみの旋律にニヤリ…。
次は『大魔神』。重厚です。
打楽器が和風の刻みで進行する曲もあり、その和太鼓を
思わせる音色にも感じ入る。
※司会の小林淳氏が言ったとおり、和を感じさせる時代劇
テイストとパーカッシヴな要素が混じり合った演奏!
次に演奏されるのが『キングコングの逆襲』。
ここでゲストの俳優=宝田明氏が登壇。
ゴジラ俳優である宝田明さんは、東宝ニューフェイス時代に
「次から音楽理論の勉強あるから」と言われて、向かった
教室に来られたのが伊福部先生だったという「教え子」。
※でも「難しい専門用語は全然わからなかった」と笑わして
くれました…。
伊福部先生に関しては、講義中にタバコのピース缶を置いて
終始喫煙されてたそうだ。
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※画像はロビーに飾られていた伊福部先生の私物…
宝田氏は20歳そこそこ、伊福部先生の事は50代くらいだと
思っていたが、誕生日で計算してたら20歳違いだったそうな。
ひと通り計算した宝田さん、「あぁ、あれに出てたのは私の
兄ですな」とトボけて客席を笑わせる。さすが役者だ。
ゴジラ映画の現場でも「あちらが音楽を担当される方だよ」と
言われ、「ああ、先生!」と挨拶してしまい、
周囲から「そんなに気安く話しかけていい相手じゃないぞ!」
…と怒られたそうだが。
「だって直接音楽教わってた先生だから…」と、あっけらかん
とした態度だった模様。
宝田さんは前日の4月29日が誕生日という事で、サプライズの
「ハッピーバースディ」あり。
オーケストラが「ゴジラのテーマ」から定番ソングに移行、
観客も促されて「ハッピーバースデートゥーユー」と合唱。
感極まって「80過ぎの男を泣かすなよ…」と言葉に詰まり
ながら、終戦時ソ連兵の侵攻にあって心身ともに傷を負った
時期を語った宝田氏。
そこから役者となって、幾星霜。皆さんに、こんなに祝って
貰えるなんて…と声を震わせる。
そのくせ、司会の女性に花束を贈られた時には握手の後に
手の甲にKISS❤
そして頬を出して相手のキスをねだる。
さすがハリウッドスターとも共演した国際俳優です!
受け取った花束を、指揮の松井慶太氏に手渡す宝田氏。
「いやぁ、大魔神組曲も素晴らしかったですな!」。
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そこから写真撮影タイムへ。
渡辺宙明卒寿記念コンサートでも写真撮影タイムがあったが、
こういうサービスタイムは本当に嬉しい。
宝田さんも「昔はありませんでしたな、こういうの」と感心
されてる様子。
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松井慶太氏から再度花束を受け取り、司会の小林淳氏、ムトウ
監督、中野監督らと壇上で並ぶ宝田さん。
背筋が伸びた姿は、お若くダンディだ。
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最後は公式カメラマンによる集合写真。観客も一緒に映る
ヴァージョンも案内された。
そこで「客席の皆さんも立ち上がった方が良いんじゃないかな」
~と気を配ってくれるスター宝田。さすがです。
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※その前にあらゆる方向を向いて客席からの撮影に応じて
くれた壇上の皆様。
やっぱり宙明先生コンサートの撮影タイムを思い出します。
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SNSアップOKという事で。
いっぱいアップさせていただきます。
オーケストラの皆さんも皆、素敵な顔をなさってます。
笑顔です。
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例によってピンボケですいません。
そして、まだ記事は続きます。
休憩を挟んで後半の演奏が始まるのです。
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