チケット購入済みの「授賞式+24フレーム」までは時間がある。
とりあえず昼食を・・・と有楽町マリオンを出る。
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どっかのアンテナショップで名産料理を食べようかと思ったが、
その前に有楽町駅のガード下で「C&Cカレー」を見つけてしまい、
私の好きな塩っ辛いカレーを食べた。
まだ時間が余ってるので座って和める所で一休み。
あとはツイッター。
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17時半を目途にマリオン12階に戻る。
※実際は11階から入ってエスカレーターで1F上がるのよね。
開場時間で会場入り。今回の席は結構前の方だ。
見上げる形になるが、登壇者の表情など良く見える。
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司会やプレゼンターが登場。
順次表彰作が発表されていきます。
学生審査員賞は『泳ぎすぎた夜』The Night I Swam
(監督:ダミアン・マニヴェル、五十嵐耕平)
学生審査員の女性が日本語と英語でコメント。
若きダミアン監督が「素晴らしい英語コメント」と感激している。
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観客賞は・・・『ニッポン国VS泉南石綿村』!
Sennan Asbestos Disaster(監督:原一男)
登場した原一男監督、第一声が「私、審査委員なんですよね」。
これには客席からも笑い声が。
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まぁ、あれだけ圧倒的な作品見せられて、原告女性から投票を
呼び掛けられちゃ皆入れますわ。
※もちろん私も投じたし…
~というか、原一男氏は審査委員長です。
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※いちおう「参ったな~」的なポーズされてますが・・・
監督は泉南と共に「水俣」の現場も撮っているそうで。
※これも渋谷アップリンクで語っていらしたが
熊本県水俣のチッソ工場から海に垂れ流された水銀が原因となった
公害「水俣病」。
「1年で『水俣』のドキュメンタリーを完成させます!」と、
そう宣言されましたよ。
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70年代が運動のピークといえた「水俣病訴訟」「患者認定活動」。
もはや熱量も下がり、泉南どころじゃない現状。
それを撮るのは、もっと困難である…と。
※「患者を傷つける発言があった」として原一男監督が謝罪したと
いうニュースもありましたね。
しかし、決意を持っての完成宣言。
今度は1年で新作発表。期待で御座います。
さらには現状の日本映画界(特にドキュメンタリー映画)への苦言
もあり、社会派映画復権の必要性を説いた原一男監督。
なんとドキュメンタリーではない、通常映画の脚本を書いていると
発表!こちらの完成も誓っていらした。
すばらしい創作意欲。
72才の原一男監督だが、そのエネルギーは、まだまだ働き盛りの
50代のようだ。(見た目も若いよね)
観客への叱咤もあったから、こちらも受けて立たねばならない。
映画への姿勢だけじゃなく、国民としての立ち位置まで質されて
ますからね。
まぁ、当方も安穏とはしておらず先の選挙じゃ新宿街宣に合わせ
声を上げたりしておりますので。
原一男監督のアジテーションにも乗る気マンマンで御座います。
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◆最優秀作品賞表彰
壇上には原一男氏の他4名の審査員。国籍も様々。
原氏から「今年は最優秀作品賞が2作品」「同率で2作品が1位」と
説明あり。
※審査員特別賞は無し。賞金は折半して75万円ずつ。
【最優秀作品賞】
『殺人者マルリナ』Marlina the Murderer in Four Acts
(監督:モーリー・スリヤ)
『見えるもの、見えざるもの』The Seen and Unseen
(監督:カミラ・アンディニ)
2人ともインドネシア出身の女性監督でした。
「インドネシア映画のフィルメックスのコンペ作品は初。そこから
作品賞を受賞したことを誇りに思う」とはスリヤ監督。
「全く違う作風の映画だが、それはインドネシア映画の多様性を
表わしている」と語ったのはカミラ監督。
両者が敬意を持ち合っているのは明白で退場前にはハグされていた。
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そしてクロージング上映。
『24フレーム』24 Frames
(イラン、フランス/2017/114分/監督:アッバス・キアロスタミ)
自身は完成を見ることは叶わなかったキアロスタミ監督の遺作。
写真が撮られる瞬間、その前後はどうなっているのか…と云う
コンセプトを基に作られた映画。
写真家でもあるキアロスタミ氏らしい意欲作との触れ込み。
最初の1枚は絵画に雪、動物が重なり動きと時間が表現される。
他の1フレームは窓から見える鳥の動きを、森の中を移動する牛を。
そして鹿、押し寄せる波と鳥、雨と動物、などなど続いていく・・・。
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大半は白黒の固定フレーム。これが24フレーム分。
写真と映像が合わさって描かれるのだが、なかなか忍耐の要る鑑賞。
・・・というか、これはもう修行!
なんか、しんどくなって(トイレに行きたいのもあり)私は途中で
退出。他にも同様の人がいらっしゃった。
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キアロスタミ・ファンのファンとはいえ、ほぼ実験作といえる今作は
厳しかった。
最近映画館やホール上映での映画鑑賞が増えた私だが、その厳しさを
教わりましたな。
有楽町マリオンを出て地下街へ。地下鉄から乗り継いで自宅に戻った。
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途中、ホームに「日ペンの美子ちゃん」の広告があった。
癒された。
結局、最後は漫画で癒された。そんなハードな土曜で御座いました。
とりあえず昼食を・・・と有楽町マリオンを出る。
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どっかのアンテナショップで名産料理を食べようかと思ったが、
その前に有楽町駅のガード下で「C&Cカレー」を見つけてしまい、
私の好きな塩っ辛いカレーを食べた。
まだ時間が余ってるので座って和める所で一休み。
あとはツイッター。
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17時半を目途にマリオン12階に戻る。
※実際は11階から入ってエスカレーターで1F上がるのよね。
開場時間で会場入り。今回の席は結構前の方だ。
見上げる形になるが、登壇者の表情など良く見える。
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司会やプレゼンターが登場。
順次表彰作が発表されていきます。
学生審査員賞は『泳ぎすぎた夜』The Night I Swam
(監督:ダミアン・マニヴェル、五十嵐耕平)
学生審査員の女性が日本語と英語でコメント。
若きダミアン監督が「素晴らしい英語コメント」と感激している。
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観客賞は・・・『ニッポン国VS泉南石綿村』!
Sennan Asbestos Disaster(監督:原一男)
登場した原一男監督、第一声が「私、審査委員なんですよね」。
これには客席からも笑い声が。
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まぁ、あれだけ圧倒的な作品見せられて、原告女性から投票を
呼び掛けられちゃ皆入れますわ。
※もちろん私も投じたし…
~というか、原一男氏は審査委員長です。
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※いちおう「参ったな~」的なポーズされてますが・・・
監督は泉南と共に「水俣」の現場も撮っているそうで。
※これも渋谷アップリンクで語っていらしたが
熊本県水俣のチッソ工場から海に垂れ流された水銀が原因となった
公害「水俣病」。
「1年で『水俣』のドキュメンタリーを完成させます!」と、
そう宣言されましたよ。
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70年代が運動のピークといえた「水俣病訴訟」「患者認定活動」。
もはや熱量も下がり、泉南どころじゃない現状。
それを撮るのは、もっと困難である…と。
※「患者を傷つける発言があった」として原一男監督が謝罪したと
いうニュースもありましたね。
しかし、決意を持っての完成宣言。
今度は1年で新作発表。期待で御座います。
さらには現状の日本映画界(特にドキュメンタリー映画)への苦言
もあり、社会派映画復権の必要性を説いた原一男監督。
なんとドキュメンタリーではない、通常映画の脚本を書いていると
発表!こちらの完成も誓っていらした。
すばらしい創作意欲。
72才の原一男監督だが、そのエネルギーは、まだまだ働き盛りの
50代のようだ。(見た目も若いよね)
観客への叱咤もあったから、こちらも受けて立たねばならない。
映画への姿勢だけじゃなく、国民としての立ち位置まで質されて
ますからね。
まぁ、当方も安穏とはしておらず先の選挙じゃ新宿街宣に合わせ
声を上げたりしておりますので。
原一男監督のアジテーションにも乗る気マンマンで御座います。
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◆最優秀作品賞表彰
壇上には原一男氏の他4名の審査員。国籍も様々。
原氏から「今年は最優秀作品賞が2作品」「同率で2作品が1位」と
説明あり。
※審査員特別賞は無し。賞金は折半して75万円ずつ。
【最優秀作品賞】
『殺人者マルリナ』Marlina the Murderer in Four Acts
(監督:モーリー・スリヤ)
『見えるもの、見えざるもの』The Seen and Unseen
(監督:カミラ・アンディニ)
2人ともインドネシア出身の女性監督でした。
「インドネシア映画のフィルメックスのコンペ作品は初。そこから
作品賞を受賞したことを誇りに思う」とはスリヤ監督。
「全く違う作風の映画だが、それはインドネシア映画の多様性を
表わしている」と語ったのはカミラ監督。
両者が敬意を持ち合っているのは明白で退場前にはハグされていた。
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そしてクロージング上映。
『24フレーム』24 Frames
(イラン、フランス/2017/114分/監督:アッバス・キアロスタミ)
自身は完成を見ることは叶わなかったキアロスタミ監督の遺作。
写真が撮られる瞬間、その前後はどうなっているのか…と云う
コンセプトを基に作られた映画。
写真家でもあるキアロスタミ氏らしい意欲作との触れ込み。
最初の1枚は絵画に雪、動物が重なり動きと時間が表現される。
他の1フレームは窓から見える鳥の動きを、森の中を移動する牛を。
そして鹿、押し寄せる波と鳥、雨と動物、などなど続いていく・・・。
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大半は白黒の固定フレーム。これが24フレーム分。
写真と映像が合わさって描かれるのだが、なかなか忍耐の要る鑑賞。
・・・というか、これはもう修行!
なんか、しんどくなって(トイレに行きたいのもあり)私は途中で
退出。他にも同様の人がいらっしゃった。
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キアロスタミ・ファンのファンとはいえ、ほぼ実験作といえる今作は
厳しかった。
最近映画館やホール上映での映画鑑賞が増えた私だが、その厳しさを
教わりましたな。
有楽町マリオンを出て地下街へ。地下鉄から乗り継いで自宅に戻った。
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途中、ホームに「日ペンの美子ちゃん」の広告があった。
癒された。
結局、最後は漫画で癒された。そんなハードな土曜で御座いました。
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