中田伯の「ピーヴ遷移」連載開始から半年。
打ち切りにも遭わず、連載ストックも確保している。
ネットなどの評判もうなぎ上り。
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しかし、作品にのめりこむ中田伯の周囲には不穏な
空気が・・・。
アシスタントが彼を怖がって辞めてしまう。
なにより寝食を忘れて没頭する。
とうとうアシスタント無しで一人でやると言い出す。
三蔵山先生は
「そういう作家は心のバランスを崩しやすい。誰かが
こちら側につなぎとめてあげないと」と語る。
和田編集長は
「ピーヴ、こいつは久々に来るぞ」と盛り上がる。
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書店から単行本化の問い合わせが相次ぐ。
サイン会の話まで・・・。
「大丈夫かよ」と思ったら、やっぱり大丈夫じゃ
なかった。
部屋で悶々と漫画を描く中田伯にサイン会なんて
持ち掛けるほうがムリ。
食わず寝ずで描き続ける中田には健康不安さえ漂い、
単行本の装丁の話さえスムーズに進まない。
中田伯が黒沢の説教に反抗する。
「僕を支配しようとするな!」。
自分の言うことなら、聞いてくれる。いつの間にか
思い上がっていた。編集者失格だと落ち込む黒沢。
「僕を見つけてくれた女神」と言っていた中田の反抗。
おたがい独り立ちし、対等のパートナーになる機会なのか。
中田は黒沢が居ないところを見計らって編集部に原稿を
渡しに来る。
単行本計画や「重版出来!」という張り紙を見つける。
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中田は三蔵山先生宅に相談へ。
自分もまだまだ知らない事だらけ。世界は君が思って
いるより、ずっと広いよ・・・と優しく語る先生に、
安心したような微笑みを見せる中田伯クン。
※イイ師匠だなぁ・・・。
表紙用の描き下ろしも厳しい状況で、心が既出の絵を
用いての単行本デザインを考える。
ピーヴそのもの。それを表紙にすると。
重版出来が黒沢の目標か尋ねる中田クン。
「全員が幸せになる言葉」と応える心。
全員の幸せは無理だが、黒沢さんの目標なら叶えて
あげたいと語る中田クン。
ピーヴ初版は破格の5万部。
中田伯はサイン会を受け、ファンの行列に何かを感じる。
心が語りかける。
「中田さんのマンガ、日本中に届くんですね、もしか
したら世界中にも・・・。すごいですね」
目を潤ませ、小さくうなずく中田伯。
・・・こっちが泣くわ!!
※できたら並んでる女性ファンに
「彼、カッコよくない?」とか言わせて欲しかったなぁ
「エンペラー」と「バイブス」の看板漫画が獲るかと
言われた近代芸術文化賞・漫画部門の大賞だったが。
なんと、三蔵山先生の「ドラゴン急流」が受賞。
受賞記念パーティーの会場には、これまでの登場人物の
姿があった。
元のチーフアシ沼田もスーツ姿で樽酒を納入。
酒造関係の寄り合いで知り合った女性と地元で結婚
するという。
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一時期、三蔵山先生のアシスタントしていたって事で
東江さんも参加。やっぱり美人。
「派遣やりながら漫画を描いている」と笑顔。
※でも編集の安井と擦れ違って少し顔が曇ったりする。
サプライズを交えながら三蔵山先生のスピーチ。
長きに渡るドラゴンシリーズを終えるが、また新しい物を
描くと力強く宣言。
面白い漫画を描くという思いに、天才も凡人も年齢も性別も
人種も国境も関係ないと。
皆に感謝しながらアツく語るシーンにグッときました。
※イイ役者さんが集まったなぁ・・・
最後のシーンは行き着けの小料理屋で。
バイブス編集部の一同が祝杯を上げつつ、クダを巻きあう
展開から揉み合いに。
※出版とか新聞社の人の酒癖の悪さと来たら、もう・・・
そこに営業部の小泉が登場。
「ピーヴ遷移、重版決まりました!」
後日談的な編集部シーンもあり、
ドラマは一気にエンディングへ・・・・。
ああ、終わってしまった。
いろいろと後に引く光景も残しながら・・・。
安井を罵った作家の「その後」も気になったなぁ。
「漫画家生活40周年」とかのパーティーで「あの時は言い
過ぎて悪かった。君も大変だったんだよな、安井クン」
・・・と肩を叩かれるシーンとか見たかったなぁ。
営業の小泉は明らかに黒沢ちゃんに惚れてるけど、
相手が鈍そうだから大変だなぁ。成就するのかなぁ…とか。
「ヒッチポッチ」の作家、実は五百旗頭に感謝してて
欲しいなぁ・・・とか。
牛露田獏先生も、
「タイムマシン」ファンの芸人がやってるトーク番組に
ゲストで呼ばれたりとかあったらイイなぁ。
でも手が震えたり、やっぱり本番前に飲んだりしてトラブっ
ちゃうのかなぁ・・・とか。
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そうそう、牛露田獏先生の娘アユちゃんが中田クンの
サイン会に並んでたよな。
「がんばって下さい」なんて微笑んで去ってたよね。
それを目で追い続ける中田クン・・・って、これ完全に
惚れてしまうパターンじゃないですか!
アユちゃん、駄目だよ!
そいつ創作以外は何も出来ないヤツだよ!
あ、いや。
そういう親父を身近に育って嫌悪感を持ってた娘に
限って、同じようなヤツに惹かれたりするんだよな。
そんな後日談的な事を早くも妄想してしまっている、
魅力的なドラマ。
それが私にとっての「重版出来!」だったのでした。
まぁ、なんにでも感情移入してしまう傾向はあるん
ですけどね、私・・・。
打ち切りにも遭わず、連載ストックも確保している。
ネットなどの評判もうなぎ上り。
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しかし、作品にのめりこむ中田伯の周囲には不穏な
空気が・・・。
アシスタントが彼を怖がって辞めてしまう。
なにより寝食を忘れて没頭する。
とうとうアシスタント無しで一人でやると言い出す。
三蔵山先生は
「そういう作家は心のバランスを崩しやすい。誰かが
こちら側につなぎとめてあげないと」と語る。
和田編集長は
「ピーヴ、こいつは久々に来るぞ」と盛り上がる。
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書店から単行本化の問い合わせが相次ぐ。
サイン会の話まで・・・。
「大丈夫かよ」と思ったら、やっぱり大丈夫じゃ
なかった。
部屋で悶々と漫画を描く中田伯にサイン会なんて
持ち掛けるほうがムリ。
食わず寝ずで描き続ける中田には健康不安さえ漂い、
単行本の装丁の話さえスムーズに進まない。
中田伯が黒沢の説教に反抗する。
「僕を支配しようとするな!」。
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自分の言うことなら、聞いてくれる。いつの間にか
思い上がっていた。編集者失格だと落ち込む黒沢。
「僕を見つけてくれた女神」と言っていた中田の反抗。
おたがい独り立ちし、対等のパートナーになる機会なのか。
中田は黒沢が居ないところを見計らって編集部に原稿を
渡しに来る。
単行本計画や「重版出来!」という張り紙を見つける。
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中田は三蔵山先生宅に相談へ。
自分もまだまだ知らない事だらけ。世界は君が思って
いるより、ずっと広いよ・・・と優しく語る先生に、
安心したような微笑みを見せる中田伯クン。
※イイ師匠だなぁ・・・。
表紙用の描き下ろしも厳しい状況で、心が既出の絵を
用いての単行本デザインを考える。
ピーヴそのもの。それを表紙にすると。
重版出来が黒沢の目標か尋ねる中田クン。
「全員が幸せになる言葉」と応える心。
全員の幸せは無理だが、黒沢さんの目標なら叶えて
あげたいと語る中田クン。
ピーヴ初版は破格の5万部。
中田伯はサイン会を受け、ファンの行列に何かを感じる。
心が語りかける。
「中田さんのマンガ、日本中に届くんですね、もしか
したら世界中にも・・・。すごいですね」
目を潤ませ、小さくうなずく中田伯。
・・・こっちが泣くわ!!
※できたら並んでる女性ファンに
「彼、カッコよくない?」とか言わせて欲しかったなぁ
「エンペラー」と「バイブス」の看板漫画が獲るかと
言われた近代芸術文化賞・漫画部門の大賞だったが。
なんと、三蔵山先生の「ドラゴン急流」が受賞。
受賞記念パーティーの会場には、これまでの登場人物の
姿があった。
元のチーフアシ沼田もスーツ姿で樽酒を納入。
酒造関係の寄り合いで知り合った女性と地元で結婚
するという。
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一時期、三蔵山先生のアシスタントしていたって事で
東江さんも参加。やっぱり美人。
「派遣やりながら漫画を描いている」と笑顔。
※でも編集の安井と擦れ違って少し顔が曇ったりする。
サプライズを交えながら三蔵山先生のスピーチ。
長きに渡るドラゴンシリーズを終えるが、また新しい物を
描くと力強く宣言。
面白い漫画を描くという思いに、天才も凡人も年齢も性別も
人種も国境も関係ないと。
皆に感謝しながらアツく語るシーンにグッときました。
※イイ役者さんが集まったなぁ・・・
最後のシーンは行き着けの小料理屋で。
バイブス編集部の一同が祝杯を上げつつ、クダを巻きあう
展開から揉み合いに。
※出版とか新聞社の人の酒癖の悪さと来たら、もう・・・
そこに営業部の小泉が登場。
「ピーヴ遷移、重版決まりました!」
後日談的な編集部シーンもあり、
ドラマは一気にエンディングへ・・・・。
ああ、終わってしまった。
いろいろと後に引く光景も残しながら・・・。
安井を罵った作家の「その後」も気になったなぁ。
「漫画家生活40周年」とかのパーティーで「あの時は言い
過ぎて悪かった。君も大変だったんだよな、安井クン」
・・・と肩を叩かれるシーンとか見たかったなぁ。
営業の小泉は明らかに黒沢ちゃんに惚れてるけど、
相手が鈍そうだから大変だなぁ。成就するのかなぁ…とか。
「ヒッチポッチ」の作家、実は五百旗頭に感謝してて
欲しいなぁ・・・とか。
牛露田獏先生も、
「タイムマシン」ファンの芸人がやってるトーク番組に
ゲストで呼ばれたりとかあったらイイなぁ。
でも手が震えたり、やっぱり本番前に飲んだりしてトラブっ
ちゃうのかなぁ・・・とか。
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そうそう、牛露田獏先生の娘アユちゃんが中田クンの
サイン会に並んでたよな。
「がんばって下さい」なんて微笑んで去ってたよね。
それを目で追い続ける中田クン・・・って、これ完全に
惚れてしまうパターンじゃないですか!
アユちゃん、駄目だよ!
そいつ創作以外は何も出来ないヤツだよ!
あ、いや。
そういう親父を身近に育って嫌悪感を持ってた娘に
限って、同じようなヤツに惹かれたりするんだよな。
そんな後日談的な事を早くも妄想してしまっている、
魅力的なドラマ。
それが私にとっての「重版出来!」だったのでした。
まぁ、なんにでも感情移入してしまう傾向はあるん
ですけどね、私・・・。
映画評論家の町山智浩さんがTBSラジオ『たまむすび』の中で、最終回の当日に同作品について熱く語っておられました。
おそらくご存じかと思われますが、未聴でしたらぜひ。
下記よりストリーミングで放送を聞くことができますので。
https://radiocloud.jp/archive/tama954
こんにちは。『重版出来!』、よいドラマでしたね。
町山智浩氏の語りは書き起こしされてるサイトで見ました。
登場人物のモデルの話とか興味深かったです。
※中田クンのモデルが『進撃の巨人』の人だとか・・・。
ラジオ出演者全員も『重版出来!』ファンなのが嬉しいですね。
To Unknownさん
「重版出来」、個人的に出版社へ出入りしてた時期もあったので、凄くグッとくるドラマでした。
>最近は無料で共有する違反サイトが多すぎてすぐ見られるから、TVの視聴率はそんなに必要ないと思う。
…録画視聴も含め、いろんな意味で「リアルタイム視聴」が意味を成さなくなってますよね。
でも視聴率上げてる番組は上げているという…。
これって雑誌の発行部数にも通じる話なので難しいトコロです。
好きな番組だからといってDVD買うことも滅多にないしなぁ…。