あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

各界からモハメド・アリ氏に哀悼メッセージ

2016年06月06日 | ボクシング
6/3に敗血症のため死去したプロボクシング元ヘビー級
王者ムハマド・アリ氏に向けて、各界の著名人からも
哀悼メッセージが寄せられている。

オバマ米大統領:
 「彼はわれわれのために戦ってくれた人。
  マーティン・ルーサー・キング牧師やネルソン・
  マンデラ氏と並ぶ存在で、困難に立ち向かい、例え
  ひとりでも恐れずに自らの考えを主張した。
  リング外での彼の勝利が、我々が知る現在の米国の
  姿へとつながった。」

国連の潘基文事務総長:
 「彼は今世紀の偉大な人道主義者の1人であり、
  平和の提唱者。彼の人生と功績が国連に恩恵を
  もたらしたことに感謝している。」



ヒラリー+ビル・クリントン:
(米大統領選の民主党最有力候補と元米大統領の共同声明)
 「アリ氏が1960年に五輪金メダルを獲得した時から、
  世界中のボクシングファンは、彼のように美しくて
  優雅で、スピードと力強さを兼ね備えたボクサーは
  二度と現れないかもしれないと感じていた。」

ジョージ・ブッシュ前大統領:
(2005年に「大統領自由勲章」をアリ氏に授与)
 「多くの人々を興奮させ、楽しませた歴史的な人物だ。」

ジェシー・ジャクソン師(米公民権運動の黒人指導者):
 「アリ氏に祈りをささげよう。彼はボクシングの世界
  チャンピオン、世直しに尽力した人であり、反戦を
  訴えた英雄でもあった。」

ハンク・アーロン(通算755本塁打を誇るMリーガー):
 「我々はモハメド・アリという巨人を失った。
  彼は自分のやり方で功績を残した。彼を長い間知る
  ことができて感謝している」

ペレ(サッカーの英雄):
 「彼の死はスポーツ界にとって大きな損失。アリ氏は
  私にとって友人、憧れの存在、そして英雄だった。
  彼とは長年にわたり交流を続けてきた。
  今はとてつもなく大きな悲しみに包まれている。」

カール・ルイス(陸上の五輪金メダリスト):
 「とても悲しい。アリ氏は憧れの存在だった。
  彼の信念と愛情を忘れてはならない。」

アントニオ猪木(異種格闘技戦で対戦):
 「最近では、体調を崩されているという事を聞いて心配
  していた。こうして、かつてのライバルを見送る事は
  非常につらい。あの戦いから今年で40年。6月26日が
  『世界格闘技の日』と制定された矢先の訃報だった
  だけに残念。」



その他
イギリスのキャメロン首相、トルコのエルドアン大統領など
各国の首脳、IOCのバッハ会長など、多くの著名人が哀悼の
意を表した。

「イスラム教徒の一時的な入国禁止」などの発言を繰り返す
共和党のドナルド・トランプ氏も、「真の王者で素晴らしい
男だった」とツイートしている。

※トランプ氏は不動産王時代の1988年にマイク・タイソンと
 マイケル・スピンクスの対戦を主催、プロボクシングとの
 深い関わりを持っていた。
 タイソンの財務顧問も務めたという。以前は「カネの事
 ばかりでボクシングは何も知らなかった」とトランプ氏を
 評していたタイソンだったが、最近は支持を表明している。
 なお、アリ氏自身は当然ながらトランプのイスラム排他の
 発言に不快感を表していた。

キューバのカストロ国家評議会議長は、カリブ海サミットで
哀悼の意を表した。



社会的にモハメド・アリ氏の影響が大きかった事が偲ばれる。
アリ氏は1990年の湾岸戦争では自らイラクに向かい、サダム・
フセイン大統領(当時)と面会。米国人捕虜の解放に成功。
15人がアリ氏とともに母国に帰ってきた事もあった。

イスラム教徒の世界的ヒーローだからこそ可能な離れ業で、
ローマ法王との謁見すら可能なアリの影響力には驚くしかなかった。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿