じゃ、僕の話をします。

『本気食聡咲』の記事は「居酒屋・和食」カテゴリーよりご覧下さい。/※各掲載店の閉店情報等は基本的に追記しておりません。

もう秋も終わりだけど過ぎ去りし夏を思い出しつつ札幌創成川イースト「ASSE」で桃のピッツァ「ペスケ」を食べたあの日に想いを馳せる。

2022-10-11 | イタリアン・フレンチ
すっかり秋ですが。

秋と言うより冬が目の前ですが(笑)。

夏の話です。

夏の終わりに駆け込んだんです。

札幌創成川イーストのピッツェリア「ASSE」さんに。

これを食べないと、夏が終わらないので。


桃とゴルゴンゾーラとミントのピッツァ、「ペスケ」。

桃の甘さと香りが、ゴルゴンゾーラの塩気と相まって、想像を超える味わいに。

本当に毎年、言ってますが。

実際に食べないと分からない、そんな味です。

コレも同じく。

塩水ウニにリコッタチーズ。

濃厚×濃厚。

この組み合わせも神がかってます。

そして。


豚肉の薪釜焼き。

薪の香りも香ばしい。

こんな品々に合わせるのは…




秋田の地酒。

ピッツァやイタリアンには、日本酒が合う。

こちらのお店で、それを思い知らされてから数年。

ペスケを食べたので、夏に未練は無い。

毎年、夏の終わりに思うようになりました。

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過ぎ去りし夏を惜しみつつ札幌「カンティネッタ サリュ」のウニの冷製パスタ。

2022-09-06 | イタリアン・フレンチ
もはや夏の風物詩。

札幌ススキノのイタリアン「カンティネッタ サリュ」さんの名物。
利尻産海水ウニの冷製パスタ。

クリーミーなソースには、ウニの旨味がたっぷり。太めのパスタなのも素敵。歯応えも抜群。

そして美しい。

このパスタを食べないと、夏が来ない、夏が終わらない。

多くのお客さんに愛されるパスタです。

そんな夏の風物詩も、今シーズンは終売。また一年後に出会えることを願いつつ、去りゆく夏に別れを告げます。

しばらく前には、ウニの冷製ポタージュも頂きました。

海水ウニとホワイトアスパラの冷たいポタージュ。

滑らかなポタージュとウニが舌に絡んで、旨味で包まれます。

こんなパスタもありました。
ミートボールのタリオリーニ。

考えすぎかもですが、もしかしたら…「ルパン三世カリオストロの城」で、ルパンと次元が奪い合って食べるミートボールパスタにインスパイアされた…んでしょうかね?

いずれにせよ、味わいも食べ応えも抜群なパスタでした。

で、締めの甘いもの。
今年はウニのジェラートまであったんですよね。

「余市産海水ウニのジェラート昆布のチャルダ」。

味の想像が付きづらいとは思うのですが…

塩キャラメル味のアイスを食べてたら、最後にふんわりとウニの香りと旨味が抜けて行く…と言う感じでしょうか。

ちなみに「チャルダ」ってのは、付け合わせのゴーフルっぽいお菓子。

そのお菓子に昆布を使ってる訳ですから。

ウニは昆布を食べて育つ。

海の「構図」をそのままこの一皿に。お見事。

カツオの叩きも。
このソースが何とも不思議。味噌の様な味わいで、まるで和食なんですけどね。食べると確かにイタリアン。

フワフワなオムレツにサマートリュフ。
贅沢なオムレツです。それが比較的、フレンドリーなお値段で楽しめるのは有り難い。

「固め」なんだけど、滑らかなイタリアンプリン。

この「固さ」が良いんですよ。やがて解ける様に舌に絡みつく、官能的なプリン。

イタリアンなのにレギュラーメニューに燦然と輝く「ナポリタン」。

イタリアンのシェフが作ると、ナポリタンはこうなるのか、と唸ります。

イタリアンなのに「ナポリタン」。逆にそこには、シェフの情熱をひしひしと感じます。


数年、通わせていただいてるにも関わらず、先日初めてオーダーしたレギュラーメニュー。
ボンゴレビアンコ。

パスタが魚介の旨味を吸っております。

いつも、日替わりメニューに気を取られて、レギュラーメニューまでたどり着けないんですよね(笑)。

「カンティネッタサリュ」の夏のメニューはしっかり楽しんだので、これで心置きなく秋を迎えられます。






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「カンティネッタサリュ」で春の息吹を。

2022-04-24 | イタリアン・フレンチ
札幌ススキノのGダイニングにあるイタリアン、「カンティネッタサリュ」さん。

お客さんによっては「バール」と呼ぶ方も。確かに、大きなカウンターで一人飲みも気楽に出来る雰囲気です。
鹿児島産の筍をフリットにして、刻んだプロシュートのソースを。

バルサミコも良いアクセント。

その歯応えと瑞々しさは、まさに春の味です。

春といえば。


枝幸産海明け毛蟹の季節。春キャベツと共にタリオリーニで。

春に流氷が去って、「海明け」となったオホーツク海からは、栄養をたっぷり蓄えた毛蟹が獲れます。

それを贅沢に使ったパスタは、春のご馳走のひとつ。

パンナコッタには「こくわ」のソースが。その酸味と、濃厚なパンナコッタの組み合わせが絶妙。

しばらく前には…
苫小牧産ホッキ貝に春ニラにナッツのタリオリーニも。

ニラのパスタって、初めてでした。

ニラの甘みとほんのりした苦味が程よい。

安定のカプレーゼ。

ビジュアルも美しいです。

ゆっくりカプチーノを飲むのも良いですね。きめ細かな泡にもうっとり。

三石ポークの自家製ハムに、モッツァレラにツナマヨのピッツァ。

イタリアンでまさかの「ツナマヨ」。

イタリアンモードのツナマヨは、何だかカッコいいです。

そしてその味わいはもちろん、お酒のつまみにはこの上なく。

安定のフィッシュ&チップス。タルタルも素敵な脇役を演じきっております。

固めが嬉しい、イタリアンプリン。

お洒落なしつらえながら、何か懐かしさも感じます。


長万部産「湾宝ホタテ貝」と行者ニンニクのグラタン。

行者ニンニクも、北海道の山菜の代名詞の様なモノ。ジンギスカンと共に食べたり、醤油漬けにしたり。

で、イタリアンでそんな「行者ニンニク」を使う。

これまたカッコいい。

確かに、イタリアンではニンニクを使いますからね。

理にかなってます。

爽やかな酸味も嬉しい、福岡産真鯵のエスカベッシュ。

いわゆる「南蛮漬け」ですね。

穏やかな酸味と甘みのバランスが素敵。

見た目はもう、完全に和食ですね(笑)。

そして、定番の牛蒡と豆のコロッケ。

コレさえあれば、ずっと飲んでいられます。


これから、春が本格的になってくれば、また季節の素材がこちらのお店のメニューを賑わせるでしょう。

楽しみです。




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「カンティネッタサリュ」での短期決戦の模様。

2022-01-07 | イタリアン・フレンチ
ススキノ「Gダイニング」にある、イタリアン「カンティネッタサリュ」さん。

実は、ちょこちょことお邪魔してました。

こんなご時世ですから、どのお店でも短時間での勝負。

でも、特にこちらのお店には季節の素材を使った、期間限定のお料理がメニューにありますから、食べたい物に狙いを定めて、サッと食べて飲んで帰る。

そんな事を繰り返しておりまして。

そんな数々の短期決戦の模様を、一気にお伝えしますと…

イチジクとレバパテのブルスケッタ。

熱々のバゲットに、冷たいイチジク、濃厚な旨味溢れるレバパテ。

いわゆる「ひやあつ」で食べる感じですね。その温度差から、口の中で蕩ける感覚が素敵。

すぐ食べるのがベストだな、と思って一気に食べたら、お店の方から「正解です」と、お褒めのお言葉を頂きました。

なので。

調子に乗って、その場で再度オーダー。

バルサミコ酢の酸味とイチジクの甘さが、これまた合うんですよね。


シュペッツレとゴルゴンゾーラのソテー温玉添え。

シュペッツレって何?って所から始まると思いますが(笑)、南チロル風のニョッキだそうで。

コレはビールにぴったりなおつまみでした。

苫小牧産活ホッキと赤ピーマンのグラタン。
苫小牧といえばホッキ貝。歯応えがたまりません。グラタンとは言え、絶妙な火の通り具合。赤ピーマンもシャキッとしてる。

お見事な一皿でした。

滝川産合鴨のラグーとちぢみほうれん草のタリオリーニ。
手打ちのパスタに、コレまた旨味の詰まったラグーと、今時期がまさに旬のちぢみほうれん草。

この、地元の素材を活かした味わいが嬉しい限り。

素材の組み合わせと言えば…
軽く〆た鯖と、柿。紅大根のおろしや、ネギも添えてあります。

これは見た目は和食(笑)。

でも、食べるとイタリアン。確かにイタリアン。

そして、柿と鯖と言う組み合わせに唸りました。

味覚の経験値がグッと上がったお料理。

定番の牛蒡のコロッケや…

グツグツ言いながら運ばれる、トリッパの煮込みや…

イカとセロリの炒めものなども、お酒のアテにはこの上無し。

こうして、お店でお酒を頂ける有り難さを噛み締めておりました。








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ススキノ「カンティネッタサリュ」で濃厚な夜。

2021-10-29 | イタリアン・フレンチ
ススキノのイタリアン、「カンティネッタサリュ」さん。

色々「解禁」されて、お客さんも以前のように、カウンターやテーブルでワインを楽しんでおりました。

今回は…
魚介とトマトのポタージュ「スープ・ド・ポワソン」を。

旨味の塊ですね。

こちらのシェフの作るスープは、とにかく旨味が濃い。

口にすると、一瞬で舌がスープに支配されます。

そしてそのままゆっくり味わうと、様々な素材の存在感がジワリジワリと現れてくる感じ。

想像力を働かせて、その味わいの正体を探りつつ、舌がその様々な旨味に纏わりつかれる快感。

飲み下すのが口惜しいくらい、愛おしい。

そんなスープでした。

添えていただいだバゲットを浸すと、コレまた素敵。

更に。
黒トリュフとゲランドの塩を使ったクランチチョコレート。

香りが本当に半端ない。

この香りだけで飲めます。

そして食べると、これまた濃厚。

フランスのゲランド産の塩が味を引き締めます。

こんなチョコには…赤ワイン。

しっかりした味わいのワインを選んで頂きましたが、これがまた合う。

トリュフの香り、カカオの香り、チョコの甘さと、それを引き立てる塩、カリカリした食感とそれを楽しみつつ噛み締めてると拡がる、クランチの芳ばしさ。

すっかり満足して、気付けばこの日はいつもの赤星のラガービールを飲むことなく、素敵なお料理の余韻に包まれつつ、お店を後にしたのでした。


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