もはや夏の風物詩。
札幌ススキノのイタリアン「カンティネッタ サリュ」さんの名物。
利尻産海水ウニの冷製パスタ。
クリーミーなソースには、ウニの旨味がたっぷり。太めのパスタなのも素敵。歯応えも抜群。
そして美しい。
このパスタを食べないと、夏が来ない、夏が終わらない。
多くのお客さんに愛されるパスタです。
そんな夏の風物詩も、今シーズンは終売。また一年後に出会えることを願いつつ、去りゆく夏に別れを告げます。
しばらく前には、ウニの冷製ポタージュも頂きました。
海水ウニとホワイトアスパラの冷たいポタージュ。
滑らかなポタージュとウニが舌に絡んで、旨味で包まれます。
こんなパスタもありました。
ミートボールのタリオリーニ。
考えすぎかもですが、もしかしたら…「ルパン三世カリオストロの城」で、ルパンと次元が奪い合って食べるミートボールパスタにインスパイアされた…んでしょうかね?
いずれにせよ、味わいも食べ応えも抜群なパスタでした。
で、締めの甘いもの。
今年はウニのジェラートまであったんですよね。
「余市産海水ウニのジェラート昆布のチャルダ」。
味の想像が付きづらいとは思うのですが…
塩キャラメル味のアイスを食べてたら、最後にふんわりとウニの香りと旨味が抜けて行く…と言う感じでしょうか。
ちなみに「チャルダ」ってのは、付け合わせのゴーフルっぽいお菓子。
そのお菓子に昆布を使ってる訳ですから。
ウニは昆布を食べて育つ。
海の「構図」をそのままこの一皿に。お見事。
カツオの叩きも。
このソースが何とも不思議。味噌の様な味わいで、まるで和食なんですけどね。食べると確かにイタリアン。
フワフワなオムレツにサマートリュフ。
贅沢なオムレツです。それが比較的、フレンドリーなお値段で楽しめるのは有り難い。
「固め」なんだけど、滑らかなイタリアンプリン。
この「固さ」が良いんですよ。やがて解ける様に舌に絡みつく、官能的なプリン。
イタリアンなのにレギュラーメニューに燦然と輝く「ナポリタン」。
イタリアンのシェフが作ると、ナポリタンはこうなるのか、と唸ります。
イタリアンなのに「ナポリタン」。逆にそこには、シェフの情熱をひしひしと感じます。
数年、通わせていただいてるにも関わらず、先日初めてオーダーしたレギュラーメニュー。
ボンゴレビアンコ。
パスタが魚介の旨味を吸っております。
いつも、日替わりメニューに気を取られて、レギュラーメニューまでたどり着けないんですよね(笑)。
「カンティネッタサリュ」の夏のメニューはしっかり楽しんだので、これで心置きなく秋を迎えられます。