じゃ、僕の話をします。

『本気食聡咲』の記事は「居酒屋・和食」カテゴリーよりご覧下さい。/※各掲載店の閉店情報等は基本的に追記しておりません。

湿原の果てのスパカツ。

2018-11-25 | 洋食

仕事の関係で道東へ。札幌から特急で釧路駅に降り立ち、そのまま釧網線に乗り換え。


釧路と網走を結ぶ釧網線は、道中、釧路湿原を駆け抜けて行きます。


なので、中々に雄大な景色を眺める事ができたりします。


いつか、釧路湿原で川下りとかしてみたいもんです。


仕事も終わり、釧路駅に再び戻りまして…


札幌行きの特急の発車時刻までは、まだしばらく時間があったので…

向かったのは、釧路の「レストラン」と言えば…の「泉屋」さん。「マ・マースパゲティ」の看板も燦然と輝く入り口。

風格を感じますね。この「マ・マースパゲティ」の看板が掲げられてる経緯も昔聞いたことがありますが、つまりは老舗ならではの、重厚な歴史がこの看板から滲んでるわけで。個人的感想ですが、港町にはステキな洋食屋さんが必ずあるもんです。



洋食屋さん、となるとサラダも必ずお願いしてしまいます。豪快に盛られた野菜に、このフレンチドレッシングが良いんですよ。

で、釧路市民の皆さんがこよなく愛する…

「スパカツ」の登場です。注文してからあっという間に来ます。この洋食らしいスピード感もカッコいい。

熱々の鉄板に載せられ、パスタから溢れたミートソースがジュウジュウと音を立てた状態で運ばれてきます。

カツも揚げたて。鉄板付近のパスタは、徐々にカリカリになって行きます。コレを味わうのは後のお楽しみ。

粉チーズにタバスコは、最初からかけるのが正しい作法ではないかと。

フォークで持ち上げると、猛烈な湯気が。夏場に食べると汗ダクになります。

歴史と伝統に裏打ちされた味…と、言うと仰々しいかもしれませんが、ビジュアルといい、食べ応えといい、この横綱相撲感はさすがです。

似たような鉄板に載ったスパゲティは札幌にもありますが、これはまさしく、ココでしか食べられない唯一無二の味ですね。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新篠津と新米と新蕎麦。そして秋晴れ。

2018-11-13 | ラーメン・蕎麦・うどん
秋晴れと言うには完璧すぎる程の青空が拡がった、とある休日。

あまりに勿体無いので、ちょっとだけドライブへ。向かったのは、これまでも何度も足繁く通っている、札幌からも程近い新篠津村。

「たっぷの湯」という温泉がありまして、その横には「しのつ湖」が。

見事にシンメトリーな感じ。

本当にここまで晴れ上がった青空は久しぶり。


暫し、その湖畔の風景を眺めておりました。

で、温泉もしっかり楽しみ、新篠津は米どころですから、側の産直で地元産の新米を買い…


新篠津市街地のお蕎麦屋さんで新蕎麦を。

毎年、このパターンのような。

温かなきのこ蕎麦は、数種類のきのこがたっぷり使われていました。


そして、改めて新蕎麦をせいろで。やはり、薫り高いですね。新蕎麦は。

新蕎麦はつい、そのまま食べたり、刺身のように山葵だけつけて、蕎麦つゆには付けずに食べてしまいます。

喉越しよりも薫りを楽しみたいから、しっかり噛み締めてしまったり。

もちろん、こちらのお店は蕎麦つゆも良い出汁なので、半分くらいは普通に頂きました。

そして帰り道に車の窓から見えるのは…

相変わらずの青空。ひたすらに晴れてました。

新篠津で新米を買い、新蕎麦を食べるという、毎年の恒例行事は今年も無事に終了。

後は冬を迎え撃つのみです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋の終わりと牛小屋のアイス。

2018-11-08 | カフェ・スイーツ
晩秋の晴れ渡った休日。

由仁町「牛小屋のアイス」に到着したのは、開店の1時間半前。


なぜ、そんな早くに行ったのか。

こちらのお店の名物は、店主の「やっちゃん」がお客さん一人一人と向き合い、話しながら、世界でたった一つのアイスを作り上げてくれる「お一人様まぜまぜアイス」。

最初から混ぜ合わせられたオリジナルアイスもありますが、「お一人様」は味の好み、アイスの種類、入れたいトッピング、組み合わせの良し悪しなどを、やっちゃんとお客が話しながらどんなアイスにするか決めていき、目の前のコールドストーンの上で自分好みのアイスを混ぜ合わせてくれるわけです。

その間の、やっちゃんとの会話自体を楽しみにしてるお客さんも多数。

やっちゃんやスタッフさんは、いつも満面の笑みで迎えてくださり、アイスを食べに来る事のみならず、お店の皆さんとのふれあいも多くの人が魅力と感じていると思うのですが、やはりやっちゃんとの会話はその真骨頂。無条件で元気になれます。

豪快な笑い声が響き渡る中、手渡されるアイスは唯一無二の極上の味わい。

お客さんが続々とやって来るのは、当然です。

しかし、残念ながらこの「お一人様まぜまぜアイス」、今年限りで終了となることがしばらく前にアナウンスされていたのです。

すると、最後にもう一度、やっちゃんにアイスを作って欲しい!というお客が殺到し始め、開店後すぐに「お一人様」の受け付けが終了して、三時間や四時間待ちになる…なんて言う、まるでテーマパークのアトラクション状態だと聞き…

開店前、お店の入り口に置かれる整理券を確実に確保すべく、早めに向かった訳ですよ。

…甘かったですね(笑)。

一時間半前で整理券の番号は辛うじて12番。

受け付けしたら二時間半待ち。

なので、待ってる間、近くの温泉に行きましたよ(笑)。予想はしてたので、タオルとか持って行ってたんです。
σ(^_^;)

そして自分の順番がやってきて、やっちゃんに最後にお願いしたのは…

「完全にお任せします。」

の一言のみ。

すると。


イチゴスペシャルが。

これまで、ひたすらイチゴを使ったアイスをお願いし続けて来たので、言わば最終形態。僕の好みを完全に把握してくださってるのがありがたい。自分にとってこの上ないアイスです。

イチゴのショートケーキをアイスにしたような感じ。とにかくイチゴ満載。コールドストーンで軽く凍らせたカスタードソースなども入り、下にはチョコのアイスをベースに、ナッツなどを混ぜたアイスまで隠れています。

とんでも無く美味しかったです。

じっくり、ゆっくり味わいましたよ。

そしてこのまま帰るのも名残惜しく…

太陽ボウルもいただきました。

ソフトクリームにキャラメルポップコーンや、ナッツをどっさりトッピング。

さっぱりした甘さのソフトクリームに、ほろ苦いキャラメルの風味やナッツの香ばしさ。

滑らかに溶けるソフトクリームと、サクサク、カリカリしたポップコーンやナッツの食感の違いも楽しい。

しっかり堪能して、お店を後にしました。

そして、先日の日曜日に今年の営業は終了。

最終日は未明から整理券を求める人がやってきたかとか。

アイスを混ぜ合わせる作業は、かなり手首などに負担をかけることに。以前からやっちゃんはその痛みに耐えつつも、お客さんの笑顔の為に頑張り続けてこられたのだと思います。

ご自身の身体を犠牲にしながら、美味しいアイスを作り、多くの人に笑顔になってもらいたいという想いで、ひたすらアイスと真剣に向き合い続けてこられた14年間。

なので、一度でもやっちゃんに「お一人様」をお願いしたお客さんの中で、今年で終了すると聞いた時に、残念な気持ちになる事はあっても、疑問や「是が非でも続けるべき」なんて事を思った方はいないはずです。

多くの方は感謝の気持ちと共に、「ゆっくり休んで欲しい」「身体を労って欲しい」と思ったのではないでしょうか。

自分も含めて、沢山の「元気」を客は受け取ったはずです。その大きさを考えれば、今回の決断には誰もが同意すると思います。

やっちゃんやスタッフさんは、来年はとりあえず「お一人様」は休むけれど、体調によっては再開するかも、と話されてました。

そうなれば嬉しいのは確かですが、来年も「お一人様」以外のアイスはこれまで通り提供され、やっちゃんもお店に立つとのことですから、それだけでも充分なんですよね。

それに、長年、やっちゃんを支え続けて来たスタッフの皆さんこそが一番、やっちゃんの身体を心配されていたのでは。

なので、やっちゃんには只々、ゆっくりして頂きたい。そう思います。

「お一人様」は無くとも、来年以降もこれまで通り、様々な美味しいアイスを提供してくださるでしょう。

来年以降もこれまで通り、満面の笑みでやっちゃんやスタッフの皆さんが迎えてくださるでしょう。

ならば、僕も変わらず来年以降も、これまでと同じく通い続けるだけです。



そして、またお店の裏のこの景色を眺めてると思います。

来年の春の再会が楽しみです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「聡咲」〜2018・晩秋〜

2018-11-02 | 居酒屋・和食

今年も柳葉魚刺しの季節だなぁ…

などと思ってたら、一気に寒さが。

初雪の便りも続々と届く季節。

そんな冬の前のお楽しみが柳葉魚の刺身なのです。

上品な白身のお刺身と、唐揚げにした骨。そしてオマケのボタン海老も。

これを毎年楽しみにしてるお客さんも多いのですが、ごく限られた期間しか食べることのできない味です。

オムライス。

これは比較的、いつでもお願いできます。

何度オーダーしても、まずはその造形美から愛でてしまいます。

大雪豚の和風焼き。

すっかり定番。きめの細やかな肉質です。


トマトと卵の中華炒め。

意外な組み合わせ、と思われる方もいらっしゃるかも。他の野菜もたっぷりで、あっさりさっぱりいただけます。

豚のスペアリブ。骨の際の肉が特に味わい深い。

この時は手羽餃子もオマケでついてました。

カプレーゼ。最近はあっさり系のおつまみをお願いする事が多くなりました。歳のせいです(笑)。

モッツアレラチーズがコロコロしてて可愛い。

これはお豆腐でして。

つまりは冷奴、という事になりますね。ご覧の通り、野菜満載ですが。

唐揚げなのですが…

横のタルタルソースと、大根おろしの組み合わせで食べると言う変わり種。これが思いの外、合いました。驚きの組み合わせ。

またもや、あっさり酒肴。

揚げなすです。出汁の旨みが染みてます。

あの「どうでしょう祭」でも提供されてました。

海鮮茶碗蒸し。これまた出汁の深い味わいを楽しめます。


牛焼肉サラダ。栄養バランスも食べ応えもばっちり。


とあるドラマのケータリングで、500食を提供したと言うマスター。

その手法やメニューを伺うと、工夫や心遣いに唸るような事ばかり。

でも、かなり大変なプロジェクトだった模様。お疲れ様でした。

そのケータリングで出された料理も、そのうちお店のメニューに登場する…かもしれませんね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする