じゃ、僕の話をします。

『本気食聡咲』の記事は「居酒屋・和食」カテゴリーよりご覧下さい。/※各掲載店の閉店情報等は基本的に追記しておりません。

最近の「聡咲」〜2024・初冬〜

2024-11-10 | 居酒屋・和食
すっかり気付けば秋も終わってしまった感じの札幌。

ですが、例年なら今時期に食べていた「あの食材」や「あの食材」も、不漁続きで出会えないまま。自然が相手なら仕方ないです。

環境や気候の変化には抗えませんが、仕入れ最強のこちらのお店でもメニューに載らないとなると、何だか本当に諸々地球環境もヤバいなぁ…と心配になります。

とは言え。

そんな変化にも柔軟に対応しつつ、札幌ススキノ「本気食聡咲」には様々なメニューが載っております。

なんて事ない蒲鉾が嬉しかったりします。
なんて事ない様に見えて、実はなんて事なくは無い素敵な蒲鉾なんですけどね。久しぶりに頂きました。

しばらく前に頂いたのですが…
ベビーコーンと肉巻きアスパラ。

個人的に今年のラストアスパラは、豪華な牛肉巻き。ベビーコーンは"ヒゲ"が味わい深い。

個人的に革新的メニューだなと驚いた…
肉巻きエビフライ。

本当に海老を豚肉で巻いてます。これは食べ応えありました。

大人も子供も大喜び。そんな味。

あんかけ焼きそば。

例の「3,000円コース」の締めでしたが、なんせ具材が豪華。

一方、予約して伺った時は…

お通しがこんな豪華版に。ツブとか椎茸の肉詰めとか色々。コレだけでずっと飲める。

すき焼き。

ちょうど良い火の通り加減。茶碗でご飯も頂いて、最後にはプチすき焼き丼に。

チキンカツですね。洋食屋さんのあの感じです。

「どの感じだよ」と言われそうですが(笑)、トマトソースが添えられてたり、チーズが蕩けていたり。そんな感じです。

おつまみカレー。

カレーのルーだけでお酒を飲むのも良いものです。

実は、ススキノでは昔から、おつまみとしてカレーのルーだけがメニューに載ってるお店があったりします。それも「名物」とかになってたりして。でも、溶かしただけのカレールーに焼いていない食パンが付いてる様な、ザックリした感じのも多い(笑)。こちらのはいつも通り手間暇かかっております。

「タンポポオムライス」。
そう聞いて「タンポポが入ってるの?」と思う若い世代の方も多いかも。

これは、伊丹十三監督が食べ物をテーマに撮影した、1985年公開の映画「タンポポ」に登場するオムライスですね。

チキンライスの上に半熟のオムレツを載せて…
皿の上でオムレツに切れ目を入れてバッと開く、今で言うなら「映える」オムライス。

映画では、ホームレスの男性(元コック)がお腹を空かせた子供の為にレストランに忍び込み、見事な手際で作ってみせるのですが、それが本当に美味しそうで。物凄く食べたくなります。

で、この映画が発祥と言われてるので「タンポポオムライス」。

配信もされてる様なので、この映画を観てからマスターに作って貰えば、その味わいも倍増ではないかと。

この時は、洋食屋さんで出る感じのサラダも。

また「どの感じだよ」って言われそうですが(笑)、洋食屋さんのサラダには、色々手間暇かけたドレッシングがかかってたりするのです。玉ねぎ擦りおろしてたり、ホイッパーで丁寧にかき混ぜてたり。その感じです。

フライとか豚串とか載ってますが、さりげなく「らっきょうの豚巻き」も横に。

豚を噛んで、あの甘酸っぱいらっきょうが出てくると一瞬ビックリしますが、これが合う。

言われないで食べるとかなり驚く(笑)。そして目の前でマスターがほくそ笑んでる。

アワビなんて高級食材も、ここでは気軽に頼めるフレンドリーなお値段。

日本酒がすすむ渋い味わい。


お店のブログでマスターが書いてた、「とある客にオーダーされた、具材ゴロゴロのカレー」。
コレです(笑)。

いやはや。オーダー通り。短い言葉で伝えても、その全てを感じ取って頂けるとは。ありがたい。

いや、もちろん、マスターの作る通常の手間暇かかりまくりのカレーも好きですし、何度も頂いてますが、たまに変化球も欲しいじゃないですか(笑)。

どんなカレーなのかは、お店のブログを読んでいただければ。しっかり「爪痕」、残りました(笑)。

串カツ。ビールのアテにはこの上なく。

これを齧りつつ、カウンター前のテレビを見つつ「いやぁ、ス◯ーマンのファンの皆さん、本当に凄いっすねー」とボヤきつつ、とあるアイドルが札幌にやってきたことを伝えるニュースを眺めながら、ビールを飲むと言う平和な週末。

春菊とキノコのサラダ。

生の春菊のサラダ。ベーコンと共にソテーしたキノコが載ってますが、つまりはコレがドレッシング。なので、ほんのり温かくも春菊の食感がパリッとしたサラダ。

春菊も下拵えをすれば、素敵なサラダに。

カニも入った卵うどん。

締めにしみじみ味わう、優しいうどん。

今日は確か、朝から「例の場所」に行っていたはずのマスター。

釣果はどうだったんでしょうね…






最近の「聡咲」〜2024・GW〜

2024-05-03 | 居酒屋・和食
「最近」と言いつつも…
たちのお刺身が写ってる時点で、結構前まで遡るのがバレますね。

でも、この「たち」、炙っててとても芳ばしい。ちょっとカリッとしてるのが味わい深かったです。

それにしても…まさか、今度は携帯を揚げるとは…

詳しくはお店のブログをご覧下さい。

【あ太郎代筆&緊急のお知らせ】2024年5月3日(金)聡咲(公式H・P) - 本気食聡咲(まじしょく・そうさく)電波の文

【緊急のお知らせ:本日以降の営業について】本日3日(金)満席明日4日(土)空席あり5月5日(日)定休日5月6日(月・祝)定休日皆様、ゴールデンウィークも後半戦で...

goo blog

 
さて、続きを。

懐かしの「なっとろろ揚げ」。納豆とトロロのかき揚げ的な、マスター自ら「パクった」と公言している絶品。

ポークピカタも久しぶり。これまた表面カリッとしてます。

で、ここからしばらくは、何かと話題の(笑)当日予約した場合のお任せ3,300円コース。

御通し的な一皿から始まり…

お刺身も出ます。

ホタルイカを使った、小粋なトマトの前菜も。

で、このお料理。
「庶民が憧れる鶏皮」と名付けられてました。

高級中華料理屋さんで出てくる、北京な鳥料理を、庶民でも食べられる様に鶏皮で作成。

すごーーーーく、手間がかかるとマスターがボヤくパターンの料理です(笑)。注文すると怒られるヤツ。

確かに手間暇のかかっているお味でした。

そしてこちらは、高級フレンチで出てきそうなビジュアル。

「ロッシーニ風」と言う、牛ヒレ肉とかフォアグラとかトリュフを使ってる、めっちゃ高い料理をリスペクト。
椎茸に鶏肉に人参に大根にジャガイモを重ねた、「聡咲的ロッシーニ風」。これも盛り付ける時点でかなり面倒で、マスターが怒りながら作るパターン(笑)。

そんな高級料理の後は…

海老を丸ごと巻いた春巻き。これも作るの大変(笑)。

合間には…
シチューでほっこり。でも、ベシャメルソースを作るのも大変(笑)。

鳥レバーのコンフィまで出ます。これも作るの大変(笑)。

締めはこれまた手間暇のかかる(笑)ボロネーゼ。

そんな訳で、3,300円なのに色々と大変なお料理が出るんです。

そしてまた別の日の、当日予約メニュー。この時は、とある料理に集中したコース料理的な感じに。
前菜は海鮮のグリル。

これを食べつつ待ってると、登場したのは…

ポークチャップのフルコース。

まずは…
透き通ったコンソメスープ。卵白を使ってアクなどを取り除く、洋食屋さんの手法でここまでの透明度を出しているそうです。

そして骨付きのワイルドな豚肉。

街中の定食屋さんなどに行くと出る「ポークチャップ」は、結構甘めの味付けだったりしますが、こちらのは野菜の甘みを活かした、洋食屋さんの本気のチャップソース。

そして、めっちゃ柔らかな豚肉。うっとり。骨も周りの一番美味しい肉もしっかりしゃぶり尽くします。海賊王気分。

バターライスも、出汁を充分吸わせて炊き上げられてます。マッシュルームも入ってて、これだけでおつまみになる。ポークチャップにも当然、ぴったり。

 
サラダも、ドレッシングがひと味違う。これも洋食屋さんならではの味がします。


そんな訳で、3,300円とは思えないお料理が出ます。

当日の空席の有無は、先程もご紹介した聡咲のブログでご確認を。

…諸事情で、しばらくマスターご自身の更新は無いかも知れませんが(笑)。

…何で揚げちゃうかなぁ…携帯(笑)。




物凄く久しぶりに予約無しで座れた新札幌「とり久」。

2024-04-11 | 居酒屋・和食
すっかり人気のお店になってしまいまして。

新札幌のガード下でお店を営んで、もう20周年だそうです。おめでとうございます。

そんな訳で「とり久」に行く時は、例え一人でも予約するようになってしばらく経ちます。

昔はまだ、一人ならふらりと行っても座れたんです。

開店したばかりの、まだお客さんが自分だけのカウンターで、静かに瓶ビールを飲みつつ、焼き鳥が焼き上がるのを待つ…呑兵衛にはこの上ない贅沢な時間を過ごせたものです。

今はもう、そんなこともなかなかできません。飛び込みはまず無理。

ただ。

ある日、新札幌で用事を済ませてたら、ふと財布にこのお店のドリンクサービス券があるのを思い出し。

昨年末、恒例の「年末一人忘年会」(笑)を「とり久」でしてたら、ご主人が20周年のお礼ですとくださったんですね。

見ると、有効期限が近い。

ダメ元で行ってみたら…

入れました。やってみるもんです。

そんな訳で、ホタテにマグロにヒラメのお刺身を早速堪能。

焼き鳥屋さんですが、刺身もいつも素晴らしい。

これを食べてたら、続々とお客さんが来るのですが、予約無しの方は次々と断られてまして。

つまり案の定、他の席は予約済み。最後のたまたま空いてた「ひと席」に座れたんですね。運が良かった。

山菜のメニューもお目見えしてました。
ウドとホタルイカの酢味噌。

なんか、多分毎年食べてる気がする。
 
これも春のメニュー。
サクラマスの唐揚げ。

しっとりした身がなんとも味わい深い。和風のタルタルソースがよく合う。

下には水菜が敷いてあるのですが…

普通のお店なら、唐揚げを安定させて盛り付けるために、ただ単に切った水菜を敷くだけですが、「とり久」はこの水菜にもポン酢で軽く味付けしてたりします。この辺りが流石のとり久クオリティ。


キャベツの浅漬け。

浅漬けにも、センスの良さと言うか、上品さを感じます。

これをつまみつつ、待っていたら…
炭火で焼かれた焼き鳥が。

ひな皮と鶏串。

パリッとしつつも、噛み締めると旨みが溢れる。丁寧な仕込みを感じます。相変わらず絶妙な焼き加減。

これも、春先に毎年食べてますね。
そら豆の炭火焼き。

サヤを開けると…
艶々。ホッコリした食感です。春の味ですね。ビールがこの上なく進みます。

ササミ焼きも。梅が載ってます。もちろん、焼き加減もバッチリ。表面は芳ばしく、中はしっとり。


これは、季節に関係なく毎回頼んでしまう…
黒豆チーズといぶりがっこ。

幾何学模様が美しい。

ご主人が一生懸命練り上げてる姿をたまに見かけますが、手間暇かけた味がします。

おでんもチーズを。
カマンベールチーズの天ぷらのおでん。

揚げ出し豆腐のような感じですが、噛むと中のチーズが蕩けます。

もしかしたら、カマンベールチーズの一番の食べ方かも。

締めは…
おでんの出汁で作ったという、卵とじうどん。

最高の締めくくりでした。

新札幌にお越しの際に、もし「とり久」に行くなら、しつこいですが(笑)予約必須ですよ。







最近の「聡咲」〜2023・師走〜

2023-12-28 | 居酒屋・和食
しばらく前までは猛暑に喘いでいたのですが、すっかり師走。早いですね。

先日は、とある道外のお客様と共に伺いまして。
右上から時計回りに、マグロ(中トロ)、マグロの脳天、鯨ベーコン、カンパチ、帆立の炙り、イカ、炙りのタチ、サーモン、タコ。

タチを炙ると、これがまた香ばしくて。イカは今では貴重品ですしね。

生ラムのローストも。クリスマス感ありますね。
メニューの絵を見ると、サフォークで、もしかすると、ホゲットと言うこれまた貴重な羊かも。

この他にも、北海道の味覚を色々楽しんで頂き、最後はマスターがギターで奏でる「戦メリ」など、数曲のミニライブまで楽しんで頂きまして。

その時、お隣のテーブルには外国人の方まで居ました。飛び交う英語。

お店に行ったら道外のお客さんばかりで方言が飛び交い、まるで自分が道外にいるような気分になる時も多いのですが、ついに国際的になってきましたね。

そんな、インターナショナルな札幌ススキノ「本気食聡咲」であります。

いよいよビヨンセが来る日も近いですね。

少し季節は遡りまして。

夏の終わり辺りから頂いたお料理をご紹介。

以下の4品は、当日に空席がある場合に、当日予約でお願いできるお任せコース。
椎茸肉詰めですね。椎茸の食べ方としては一番すきですね。

鮭のハラス。口にすればホロリと崩れてトロリと蕩ける。皮も旨みたっぷり。

キノコのアヒージョ。気分はスペインバル。


締めはビーフン的な細めのパスタ。

これにさらにいくつかおつまみが付いてますので、お得感あります。

とある日に伺った際に、ご相伴に預かったのが…


マスターのお知り合いの方が手がける、高級なコンビーフ。コレは本当に頂いたことの無い味わいでした。

串カツに…

ロールキャベツや…

ピザトーストなど、定番メニューも健在です。

お馴染みのタコさんも元気です。

トマトサラダ。「ちゃんと」トマトの皮も湯剥きされてる辺りが、流石の聡咲クオリティ。

チキンカツレツ。これはもう、完全に洋食屋さんの味わい。

バジルソーセージはとあるメーカーの間違いないお味。

別な日にピザトーストをお願いしたら…
エビフライまで載ってましたよ。

以前は、元日から営業していた聡咲ですが、今はビルの管理上の都合もあるとかで、マスターに新年のご挨拶が出来るのはしばらく後になりそう。

今年も素敵なお料理の数々を、ありがとうございました。



最近の「聡咲」〜2023・酷暑〜

2023-09-26 | 居酒屋・和食


「ライラック通りのお店だったら、この暑さだと厨房のマスターはもちろん、客も暑さにヤラれてましたねー。」

「いや、でも最後の1ヶ月だけクーラー付いてたんだよ、前の店。」

「…え。全然覚えてないです。マジっすか。」

「それがさー…(以下割愛)」

そんな会話を、クーラーの利いた今のお店で呑気にしてしまうほど、今年の北海道は異常な暑さでした。

実際、前のお店ではとても過ごせなかったでしょうね。流石に。

とは言え。

九月も終わりが近づくと、ようやく秋らしい気温になりホッとしております。

そんな訳で、今では猛暑だろうとすっかり快適さが増した、札幌ススキノ「本気食聡咲」であります。そのことに感謝しつつ、頂いたお料理の数々をご紹介。


牛肉のミラノ風カツレツ。

急に食べたくなりまして。あの「アスパラのビスマルク風」以来となる、リクエスト料理。

粉チーズが混ざったパン粉でカリッと揚げ焼き。そこへレモンをギュッと絞って。肉の旨みをコレでもかと感じます。

ポテサラ。

洋食屋さんで出てきそうな、かなりのポテンシャル。ゴロッとした具材をさっくりと混ぜてます。お酒のアテとして作られた、大人味。

時知らずのハラス。

ギリギリ食べられましたね。最近では海の様子も変わったらしく、いよいよ貴重品。

コロッケ。

もう、なんて事ないのがこの上ない。そう言うコロッケ。ちなみにこの日のお通し。

カツサンド。

久しぶりでした。相変わらずの食べ応え。未体験の方は是非ともオーダーしてみて頂きたい。


フランス料理で「クネル」ってあるじゃないですか。グラタンのような、はんぺんのような。恐らく、それ。

上品な味わいでしたよ。

カレーも久しぶり。キーマタイプのカレーですが、よーく見ると、聡咲マニアにはたまらない「スケキヨスタイル」。

冷やしトマトもひと手間、ふた手間。皮が剥かれているので、食感が違います。

皿で食べるすき焼き。

割下のいい香り。最後は卵ごとご飯にかけて頂きました。

 
夏野菜の煮浸し。

もしかすると…「夏野菜」と言うキーワードに、妙に反応するカテゴリーのお客さんが多かったんですかね、この頃。

鯖味噌。

コレまた久しぶり。聡咲のサバ味噌は、サラリとした味付けが特徴です。

北海シマエビ。

これもギリギリ食べられました。道東で獲れる、ご馳走。濃厚な味わいはビールにピッタリなんです。

生春巻き。

野菜もたっぷりなのがありがたい。昔から何故か、生春巻きがメニューにあるとお願いしてしまいます。


再び、ポテサラ。

サラダ菜が良いですよね。レタスではなく、あくまでサラダ菜ってのが、正統な洋食屋さんスタイル。

…の様な気がします。



豚の生姜焼き。

聡咲に通い始めた頃からマスターは、「生姜焼きの正解が分からない」とボヤいておりました。なので、お願いするたびに、スタイルも変わる。今回は厚切り肉で。


ちょいちょい、映っていた「フィギュア」。今もカウンターにありますが、これはとあるローカル局で水曜深夜に放送されている、とある番組の最新作とも縁深いそうで。

この再現度の高さに、僕も感服しまして。色合いとか、文字のフォントや配置、光の加減。半端ないです。

このミニ行燈の経緯など、詳しくはマスターまで。

でも。

マスターは昔から、「あの番組」自体にはあまり興味がありませんので、その辺りはお忘れなく(笑)。