じゃ、僕の話をします。

『本気食聡咲』の記事は「居酒屋・和食」カテゴリーよりご覧下さい。/※各掲載店の閉店情報等は基本的に追記しておりません。

最近の『聡咲』~2015・晩冬~

2015-02-15 | 居酒屋・和食
…確かにビックリしたんですよ(笑)。このメンチカツサンドには。

分厚いメンチカツにシャキシャキ野菜、さらにポテトサラダまでもが。メンチカツだからこそ、食感が近いポテトサラダが合うのは納得な訳ですが…

持つとずっしり重い。

こちらのお店の逸品のひとつ、カツサンドとはまた違う満足感。あのカツサンドが一本背負いなら、メンチカツサンドは寝技でしょうか。

…あ、解りづらいですか?
(^_^;)スミマセン

ここしばらくメニューに載っていますが、突然姿を消して二度と会えなくなる可能性があるので(笑)、見かけたら是非お試しいただきたい。

この、お腹が圧倒的な幸せに満たされる感覚、他の店のメニューには中々ないですよ。同じ満腹でも、この店の満腹は別格。そう思ってしまいます。

そんな、時々強烈な力技で客を驚かせる、札幌ススキノ『本気食聡咲(まじしょく・そうさく)』であります。

今回も、こちらで最近戴いたお料理をご紹介。

まずは、五目揚げ出し豆腐。

出汁の深みも嬉しい、具沢山の揚げ出し豆腐。寒い夜に、これで熱燗やりながら…なんてのも素敵。

ピリ辛ゴマだれチキンサラダ。

ゴマの風味と程よい辛さを纏わせたチキンに野菜。モモ肉は歯応えを残しつつも柔らか。余計な脂も落ちて、野菜と共にあっさりさっぱりといただけます。居酒屋の上等な前菜。

鴨ネギ串。

見た目通り、伝説的に最高とされる食材の組み合わせを解りやすい形で実現(笑)。確かに、先人の言う通りだなと。

ぎんなん草の味噌汁。

ぎんなん草は「ホトケノミミ」とも呼ばれる、稚内が名産地の海草。独特の風味とヌメリがあります。

冬になると、稚内市街地のすぐ横の前浜で、胴付姿の漁師さんやその奥さんが手摘みしていました。

子供の頃は稚内に住んでいたので、学校の帰り道で何度も見かけた光景です。当時は稚内にも流氷が着岸するような寒さ。極寒の海の中で黙々と作業する漁師さんは、見てるだけでも寒そうでした。

まさに冬の珍味。子供の頃、我が家の食卓にも何度も登場した味噌汁。懐かしい味です。まさか、ススキノで再会できるとは。汁にもトロミがついて、飲めば体も温まります。

聡咲のメニューには四季折々、こうした北海道や全国のマニアックな(笑)食材が時々登場します。どうかお見逃し無く。

ザンギ。

北海道流の鶏の唐揚げ。その味付け・揚げ方の定義は様々で、名前の由来にも諸説が。

味付けとして主流なのは、鶏肉をニンニクや生姜を利かせた醤油ダレにしっかり浸けて揚げる、と言う感じでしょうか。いわゆる「唐揚げ」と比べ、濃い味付けです。

ザンギであるなら、衣には北海道のジャガイモで作ったデンプンを使わなくてはならない、なんて定義もありますね。

ちなみに名前は「炸子鶏(ザー・ ツゥ・チー)」と言う唐揚げに似た中国料理の名前に由来する、と言う説をよく聞きますね。

そんなお話はともかく、こちらのお店のザンギは、多くの道民が納得する味。

長いもバター醤油風味。

この時、実はマスターは不在でして。聡咲のブログにも書いてましたが、関西への旅に出ていたんですね。で、この日はスタッフのナルさんが御一人で厨房を。で、ホール担当はマスターの息子さん。

こういう時に来てこその聡咲マニアですよ(笑)。このチャンス(?)を逃してはならないと、意気揚々とお店にいきました。

で、いきなりメニューにない料理を頼むと言う、嫌な客な訳です(笑)。

長いもがあると言うことで、素揚げにしてバター醤油で絡め、青紫蘇の千切りをフワリと載せる。

長いもは、揚げるととても風味と食感が良いのですが、そこへバター醤油の風味を上乗せ。青紫蘇の爽やかさも相まって、何とも素敵な酒肴に。

で、さらに…

和風オムライスをオーダー。これもメニューにはありません。すみません(笑)。

でも、出汁の利いた銀餡がかかったあっさり味のオムライスは、こちらの希望通り。ナルさん、ありがとうございました。調子に乗ってすみません。
(^_^;)

そして、颯爽と大阪・京都の旅から舞い戻ったマスターのお料理には…





古の都の風が(笑)。

まず、豆腐のガーリックオイル焼きには、ちりめんがパラリ。

京風出汁で炊いた大根は、盛り付けも雅で素敵な雰囲気。さらに鰹が利いた出汁は、口にしてからしばらく、しみじみとその旨味の中で舌を泳がせてしまいました。その出汁が存分に染み込んだ大根。菜の花は絶妙な苦味のアクセントに。

まさに関西の料亭の味。…関西の料亭に行ったことはないですが(笑)、恐らくそうです。

実際マスターは、京都では和食屋さんで昼食を召し上がったそうなので、早速そのエッセンスを取り入れたのかと思い…

「京都帰りはやはり料理も京風になるんですね~!まさしく京の風を感じますよ~!!」

なんて生意気を言ったら、

「まったく嫌な客だよ!(笑)」

と、怒られました。
(^_^;)

それはともかく。

皆さんも、関西の空気をたっぷり吸ってリフレッシュして、さらに力強さを増したマスターのお料理を食べに、聡咲を訪れてみてくださいね。

しかしまぁ…

旅の道中の天気にしても、現地での様々な「出会い」にしても…

マスターは奇跡の人ですな。
(^_^;)

この「旅」についてご存じ無い方は、詳しくは「聡咲」のブログをご覧くださいませ。
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雪まつり開催中…なんですが。

2015-02-05 | 日記
今年も札幌では、本日から雪まつりが開幕しました。

ちょっと写真だけでも…と、先ほど会場の大通公園に行ってみたんですが…

当然ながら、凄い人出でしてね。
(^_^;)

通路を埋め尽くす黒山の人だかりを目の当たりにして、二丁目を少しみただけで諦めました。

大きな角ハイボールもありましたよ。


本当は、昨夜のうちに見て回れれば良かったんですけどね。

雪まつりは、開催初日の前日に行くのが一番。

ライトアップやプロジェクションマッピングも、試験点灯的な感じではありますが本番同様にやりますし。

とりあえず。

雰囲気だけでも味わえました。
(^_^;)

観光でお越しの皆様、雪道で滑って転ばないようにお気をつけを。

ペンギンのように、ちょこちょこと歩いて、足の裏を地面と平行に上げ下げして歩くのがコツですよ。
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最近の『聡咲』~2015・立春~

2015-02-04 | 居酒屋・和食
何せ、もう。

最近はお店に伺うと、大抵、本州方面からのお客様の方が多いんですよ。

つまりは「水曜どうでしょう」のファン=『藩士』と呼ばれる方々が、はるばる札幌までお越しになってる訳でして。

札幌で番組のイベントがあるとか、「ヒゲの御方」の舞台があるとか、そういったことでお越しになる…どころか、単純にこのお店に来ることが目的、なんて方まで。

確かに…店の中に素っ気なく置いてある番組絡みのレアアイテムや、他では絶対聞けないような、マスターの「どうでしょう裏話」。ファンには、それだけでもたまらないかと。

「水曜どうでしょう」は、僕もリアルタイムで昔からずっと見てきたわけですが…

ここまで熱心な方々を目の当たりにするとですね、果たして自分は「藩士」と名乗る資格があるのかと、自問自答してしまいます(笑)。

そんな「水曜どうでしょう」の知る人ぞ知る新たな「聖地」として定着してきた、札幌ススキノ「本気食聡咲(まじしょく・そうさく)」であります。

でも、このお店で「どうでしょう班」はもちろん、有名人の方をみかけても、基本的に…

「騒がない・話しかけない・チラチラ見ない・サインや写真等を求めない」

という、『暗黙の了解』がありますので、幸運にもそういった方に遭遇しても慌てずに、同じ空間にいる喜びを静かに噛み締めてください。
(^_^;)

これを皆さんが守ってるからこそ、様々なジャンルの有名人の方々も安心して通えるわけですね。



さて。

今回も、こちらで最近戴いたお料理をご紹介。

一枚目の写真はハンバーグ丼。

卵を割れば…

こんな絶景が。

たっぷりの野菜も嬉しいですが、散らされた細切りのサラミが絶妙なアクセントに。その香りと塩気が、卵の黄身のまろやかさと共に、ハンバーグの味わいを引き立たせます。

こういう、マスターならではの工夫が楽しい。

えのき茸の豚巻き。

えのき茸は豚で蒸し焼きにしたような感じに。その脂の旨味と風味が移って、歯応えはシャキシャキ。食べてる最中、「ボリッ、ボリッ」とすごい音が出てました(笑)。

トマトと野菜とソーセージのチーズ焼き。

トーストも添えられ、まるでお洒落なカフェランチ。とある理由で、こんなカフェ系メニューが登場していたんですが…しかし本当に何でも出るなぁ、と。
(^_^;)

菜の花の豚巻き。

豚巻きシリーズ第二弾。早くも春を先取りしたメニューが。菜の花のほろ苦さが、豚とよく合います。バルサミコ酢のような、酸味と甘みのあるタレがかかってました。実は洋食系の味わい。

知床鶏ササミチーズ焼き。

あっさりしたササミに、コクのあるチーズがトロリと。ビールやワインにぴったり。

鯖味噌。

最近、メニューへの登場率が高いんですが、毎回頼んでしまいます(笑)。最後に軽く炙るので、焦げた味噌の香りがたまらない訳です。

味付けも甘すぎず辛すぎずで、素敵な塩梅。お酒のアテにはもちろん、これを定食にしてもらって白飯をかっ込むのもいいですね。

鰊刺し。

新鮮だからこその、この輝き。臭みなどなく、脂もあっさり上品。舌と歯に絡み付くような、しっかりした食感。本州からお越しのお客さんには、是非試していただきたい。

ロールキャベツ。

ドラマ「深夜食堂」の店主も、「作るには手間がかかる」と言っていましたが、本当に手間隙かかった一皿。挽き肉と共に巻き上げ、丁寧に引いた出汁で炊き上げられてます。

キャベツの甘味を存分に引き立たせた、まさにキャベツが主役の逸品です。僕は、メニューにあると必ずお願いします。

ヒレカツ。

ザックリした歯応えと、しっとりした肉質。ロースも良いですが、ヒレのこの食感も素敵。ヒレカツ丼にしていただこうかと一瞬悩んだんですが、今回はパン粉のサクサク感もしっかり楽しませていただきました。



聡咲のメニューは、毎日の仕入れで変わる日替り。

同じメニューに出会えるかは、気まぐれなマスター次第…

でも、メニューに無いものも、材料があれば可能な範囲でリクエストを聞いていただけます。

マスターに相談しながら「自分だけの裏メニュー」をいただくのも、こちらのお店の醍醐味。

僕も過去に幾つもお願いしてますが、いまだにマスターが語り草にするのが二つほどありまして。
(^_^;)

「あんなの頼むのは、あ太郎さんぐらい」と(笑)。

どんなメニューだったのか気になる方は…今度マスターに聞いてみてください。
( ̄▽ ̄)
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立春とは言いつつも。

2015-02-04 | 日記
春はまだまだ遠いなと、氷点下の長沼の雪原でしみじみ感じた休日。

長沼温泉の露天風呂で、溶けるほどに湯浴みを楽しんできました。

空気も清々しくて、すっかり和みましたよ。
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