じゃ、僕の話をします。

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最近の「聡咲」〜2016・処暑〜

2016-08-21 | 居酒屋・和食
久しぶりに台風が直撃して、大雨は降るは蒸し暑いはで、中々にいつもとは違う夏となった北海道。

しかし、この台風が過ぎ去れば、一気に秋へ突入することでしょう。

夏の終わりには、食材も秋を先取りしたものが出始めるわけで。

札幌ススキノ「本気食聡咲(まじしょく・そうさく)」にも、その兆しが。

今回もこちらで最近いただいたお料理をご紹介。

エスカロップ。

「…エスカロップ?」と思われる方もいらっしゃるかと。北海道の東、根室で古くから愛されるお料理です。通称「エスカ」。

バターライスにトンカツを載せ、デミグラスソースをかけたもの。メニューにハヤシライスがあったので、それならエスカロップも可能かと思いマスターにお願いしたら、本家以上の一皿が。

釧路産真鯵フライ。

新鮮な鯵をフライに。刺身でもイケるような鯵を使うんですから、その味わいたるや。噛むとジュワッと溢れる肉汁ならぬ魚汁(?)。

ホッケのフライもそうですが、こうした魚のフライがメニューにあったら是非お試しいただきたい。魚のフライの概念、変わります。

ホエー豚載せ野菜サラダ。

豚の焼肉をサラダと共に。これだけ野菜がつけばバランスはバッチリ。

鶏モモ焼き五香粉タレ。

中国版ガラムマサラとでも言いましょうか、中華風ミックススパイスを使ってます。クローブや山椒、シナモンなどのエキゾチックな香りが食欲を誘います。

レタスチャーハン。

仕上げにザッとレタスを入れたチャーハン。シャキッとした歯応えとさっぱり感。

門別町産軟白ネギ炒め豚肉添え 。

ポイントはあくまで「ネギにブタが添えられてる」と言う点。主役はネギ。

程よく焦げ目が付くように焼かれた、その香りも鮮烈。ザクッとした食感も軽やか。噛むと溢れる水気は新鮮さの証し。そして口に拡がる甘み。脇役も手の込んだ角煮だったりしますが、主役はネギ。納得。

富良野産とうきびの天ぷら。

そぎ切りしたとうもろこしを天ぷらに。実はアスパラ同様、とうきびも天ぷらが一番美味しいと個人的には思います。

ネギ飯。

メニューには無かったのですが、先ほどのネギが素敵だったのでリクエスト。胡麻油と醤油で和えたネギをご飯に載せ、ラー油を仕上げに。ガシガシとかっ込みたくなるご飯であります。

材料があれば、可能な範囲でリクエストにも応えていただけますので、「これが食べたい!」と言う料理がある時はマスターにご相談を。

北海道産野菜のロールキャベツ。

確かに野菜がこれでもかと。上品なスープで炊き上げられたロールキャベツは、野菜の旨味がとことん凝縮されてます。

カレーミックスピザトースト。

いつものカレーをソースとして使い、チーズとともにこんがりと。おつまみとしてカレーをいただくには最適な一皿ですね。

チーズチキンカツ。

チキンカツに更にチーズを載せて炙った訳で、すなわちハイカロリー祭りな訳ですが(笑)、カロリーのあるものは人をウットリさせるのは何故なのでしょう。

五目冷やし素麺。

一転、あっさりさっぱり。出汁のきいた冷たい汁に泳ぐ具沢山な冷やし素麺。夏には嬉しい涼しげな締めの一品。

鶏もも肉骨付ザンギ。

味醂ベースのタレに漬け込んだ鶏もも肉を、一度蒸してから揚げたザンギ。ふんわりとした甘みが利いてて、夏に食べるには嬉しい味わい。ビールにもとても合います。この照りの良い皮が素晴らしい香ばしさで、北京ダックを超えてます。

日高産ししゃも。

この太々しさが「ししゃも」の証し。本当のししゃもには、他ではなかなかお目にかかれません。

手作り初物筋子醤油漬け。

筋子の初物です。手作りなので醤油の風味もやわらかで、日本酒のアテにはもちろん、このままご飯に載せても素敵なのは言わずもがな。

小揚げ納豆。

中に納豆と大葉が。そしてカリッと焼き上げられた揚げには、ジワッと油が浮いています。そこに醤油ダレをさっとかけていただく訳ですが、酒呑みのためのおつまみですね。間違いなく。

ナポリタン。

久しぶりにお願いしました。いつもケチャップを多めにしていただくのですが、仕上げには生クリームも使われていて、コクが違います。ホテルのレストランで修行を積んだマスターならでは、のナポリタン。



何かですね。

近々、聡咲のマスターから重大発表があるとか無いとか、そんな噂が。

「結婚の発表とかあるんですか?」と、先日聞いたら、

「そうです。」との回答だったので…

多分、そうなんだと思います(笑)。


それはともかく。

来週はついに「聡咲・大人の遠足2016」開催。

楽しみです。

ASSEの「ペスケ」。

2016-08-21 | イタリアン・フレンチ
「ペスケ」なる、桃のピザがある。

それも夏の数日間のみのメニュー。

そう聞きつつも、食べられず一年が過ぎ。

再び桃のピザが登場すると聞き、札幌創成川沿い、二条市場北側の「ASSE」へ。

桃のピザ、と聞くと、何やらデザート感覚のピザかと思ってしまったのですが、まったく予想外の味が。


具材は生の桃とゴルゴンゾーラとミント。

肉のように見える具が桃なのですが、実際、味わいはもはや肉のピザ。

もちろん、桃の独特な風味や甘さは感じます。

噛むと、その桃とゴルゴンゾーラの塩気やコクが相まった、豊かな旨味を含んだ水気が滴るのですが、それはもはや肉汁がごとく。

そこにミントの爽やかさが駆け抜ける。

フォアグラのような感覚すらしました。

これは…

味覚の経験値が上がりました。

これを楽しみにしているお客さんが多いと言うのも頷けますね。

そして。





今回も秋田の地酒を。

なかなか札幌では出逢えないお酒ばかり。

ベビーコーンや…


豚肩ロースの薪釜焼きもしっかりいただいたのですが…


やはり今回は、「ペスケ」のインパクトにすっかりヤられました。

オステリアヨシエで一人誕生会2016

2016-08-13 | イタリアン・フレンチ


札幌テレビ塔の東側に位置するイタリアン「オステリアヨシエ」さん。

自分にご褒美をあげて良い時に、ここで存分にイタリアンをいただきます。

今回は誕生日も近かったので、一人誕生会も兼ねて(笑)お店に伺いました。

カウンターに座りオーダーを済ませたら、カウンターにある本を読みつつお料理を待ちます。この「食のイタリア文化史」はなかなかに面白くて、これから食べようとしている料理のルーツなどがわかって、その味わいも変わるってもんです。

まずは生ハム。ルッコラの風味がよく合います。


昆布森産牡蠣の一分スモーク。

定番の前菜。表面に纏った薫りが、磯の風味とともに鼻を走り抜けて食欲を掻き立てます。

ベビーコーンのグリル、ラルド添え。

ラルドは脂身のベーコンのようなもの。ベビーコーンの瑞々しさにラルドの濃厚な旨味。ベビーコーンは「ヒゲ」も美味しいので、丸ごといただきます。

フォアグラのテリーヌ。

サラダ仕立てで、生の桃と共に。これがとんでもなく、合う。フォアグラの濃い旨味と桃の爽やかな甘みと香り。絶妙。あまりの味わい深さに身悶えました。

豚肩ロースのスモークグリル。


野菜もたっぷりなのが嬉しい。スモークの薫りがこれまた食欲を加速させます。

余市産のウニと新十津川産フルーツトマトのタリオリーニ。

カウンターの隣にいたお客さんも同じものを食べてましたが、「美味しい」を19回くらい言いながら食べておられました。そのお気持ちはとてもよく分かる。
(^_^;)

さらにペペロンチーノも。

吉江シェフのペペロンチーノは最高のご馳走。これを食べずして帰ることはできません。

デザートは、パスタ仕立ての葛切りにオリーブオイルのジェラートを。

この組み合わせも絶妙。吉江シェフのデザートは、常に新しい何かが。

なかなか伺う事ができないのですが、シェフはいつも変わらぬ笑顔で迎えてくださいます。

カウンターに座っていると、家族連れやグループで賑やかにお料理とお酒を楽しむお客さんの声や笑い声が聞こえてきて、心から寛いでいるのが分かります。

このお店の雰囲気もいつも変わりませんね。

由仁町で野菜を喰らう。

2016-08-13 | ファームレストラン
毎年、何度も通っている由仁町の農場直営レストラン「キッチンファームヤード」。

今年は先日ようやく行けました。

開店20分くらい前に行ったら、既に二十人程の行列が。その人気は「牛小屋のアイス」同様に、年々高まってますね。

瑞々しいサラダ。

スープスパイスのセットのサラダなんですが、毎回、倍盛の「ダブルサラダ」に。それでも、野菜自体が美味しいので、一気に食べてしまいます。

長芋のグラタンは欠かせません。

中の長芋は、しっかり火を通したホクホクと、半生状態のシャキシャキの、異なる食感が楽しめます。

夏の名物。

イタリアントマトの天ぷら。チーズがたっぷりかかってます。サクッとした衣から、トロッと甘いトマトが。ジェノベーゼソースも添えられていて、これをつけると何とも鮮烈な風味が加わって味わい深さが。

スープスパイスは今回もポークを。

大きくて柔らかな豚の角煮と、野菜がこれでもかと入ってます。

今回も新鮮な野菜をしっかり喰らいました。体が喜んでるのが分かる味です。