よく通ってる「某」居酒屋もある、札幌ススキノの「モモヤビル」。
その居酒屋の上階というか、つまりはモモヤビルの最上階。
その居酒屋に通ってる方の中には、「モモヤビルの最上階」と聞いて感慨深くなる方もいらっしゃるかと。
そのフロアが最近…
ジンギスカン屋さんに。
席からは、こんなススキノの眺めを楽しめます。
そしてこのジンギスカン鍋。炭が入った七輪に載ってます。清く正しいジンギスカンです。
その店名の通り、北海道士別産の羊肉を提供。それもサフォーク。そして「ホゲット」。
まず、北海道産の羊肉自体、なかなかお目にかかれません。北海道でジンギスカンとして食べられているのは、実は多くは外国産の羊肉ですから。
そして"サフォーク"ともなれば、さらにレア度が上がります。東京の高級なイタリアンやフレンチで使われる様な、高級な食材。
その上、「ホゲット」。
「ラム」と「マトン」の中間が「ホゲット」。
人間に例えると…ラムが子供なら、マトンは大人。ホゲットは青春真っ盛りの高校生くらいでしょうか。
ラムとマトン、両方の良さを持つのが「ホゲット」なんて言われてるようで。
そんな希少な羊肉を…
さらに部位ごとに頼むことができる。
いわゆる「モモ肉」や「肩肉」、「バラ肉」と言う感じで、それぞれの食べ比べもできる。
しかも、まずは塩で食べてくださいとのことで、素直にその通り食べると…
確かに味わいが違う。
焼き方も、赤身の多い部位はミディアムくらいで軽く焼くと、身がふっくら柔らかで噛むと肉汁が溢れる。
脂の多いバラ肉は、しっかり香ばしく焼くと脂の旨さを味わえる。
タレもあるのですが、結局ほとんどは塩で頂きました。
しかも、肉は注文を受けてから目の前で手切りしてくれるので、本当に新鮮そのもの。
切る様子が客席からも見られるのですが、「ミートマイスター」という、言わばお肉のソムリエのような方が切ってくださる。
羊肉の美味しさを、余すことなく楽しめるお店ですね。
締めには…
マトンのカレーもあります。
カレーの方はマトン。これもこだわりでしょうか。香りの強いマトンだからこそ、カレーなのか。それにしたって下拵えとか大変な気が。マトンの旨みだけが際立つカレーでした。
ここまで徹底して肉質と味にこだわり、北海道産の羊肉を「ジンギスカン」として食べられるお店も少ないような。
それだけに、お値段的には多少の"気合い"が必要…かもしれませんが、ジンギスカンの最高峰とも言える味、しっかり体験できました。