じゃ、僕の話をします。

『本気食聡咲』の記事は「居酒屋・和食」カテゴリーよりご覧下さい。/※各掲載店の閉店情報等は基本的に追記しておりません。

札幌ススキノのバー「BR」の丸氷にうっとり。

2024-11-10 | バー
オシャレなバーなんです。

席に座り周りを見ると、大抵カップルとか女子会とか。

そんな中。

一人でショートカクテルをロックで飲むと言う、強気なのか弱気なのかよく分からない飲み方で飲んでる訳です。いつも。
ちなみに「スカイダイビング」と言うカクテルですね。

丸氷も綺麗に浮かんでおります。

バーに通うようになって二十数年。

顔見知りのバーテンダーさんがお店に居るから入れますが、ここは本当にデートで何かしらの成果を出そうとトップギア状態の男が女の子を連れてくる様な、最終奥義(?)みたいなお店。

若しくは、仕立ての良いスーツに身を包み、葉巻をふかしつつ、アイラモルトを傾けつつ、バーテンダーさんに人生を語るどっかの社長さんみたいな方がカウンターに居たりする。

そんな皆さんを尻目に。

相変わらず、ショートカクテルをロックで飲んでる。

ちなみにコレは「ジャックローズ」ですね。

こちらのお店、旬のフレッシュフルーツを使ったカクテルで有名。何度か頂きましたが本当に素敵な味わいでして。

でも、さすがにそれを一人で飲んでるのもアレな感じですので(笑)控えてますが。

要するに。

素敵なお店なんです。

素敵な夜を過ごせます。

デートも商談もビシッと決まることでしょう。

ただ自分はこんなお店に、ウクレレを抱えて浮ついた服装で乗り込んだり、焼肉帰りに「一杯だけ飲ませて」とか言いつつカウンターに座ったりしてるわけで。

そう言う客を見かけたら…

生温かく見守って頂ければ幸いです。

SHOT BAR BR

SHOT BAR BR

SHOT BAR BR

 


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「AVANTI 1923」でリアル「Suntory Saturday Waiting Bar "AVANTI"」

2019-03-04 | バー

「東京一の日常会話」

「仙台坂」

「教授」

「聞き耳」

「取手豪州」

「南さん」

「ジェイク」

「スタン」

1992年から2013年まで、土曜日の夕方5時に流れていたFMの番組、「Suntory Saturday Waiting Bar "AVANTI"」を語ろうとすると、実に沢山のキーワードが溢れて来ます。

舞台は、東京元麻布にあるイタリアンレストランのウェイティングバー。

仙台坂を歩く靴音と共に始まり、扉を開けると聞こえる賑やかな人々の会話、ジャズのナンバー、シェイカーを振る音やグラスの氷の音そして徐ろに常連客「教授」が「いつもの」お酒をオーダーし、そっとお店のお客の会話に聞き耳を立てる。

番組はこうして始まり、様々なテーマに沿って様々なゲストがお酒を傾けつつ会話を楽しみ、リスナーは教授と共にその会話に聞き耳を立てる、と言う番組でした。

実に多くのファンに愛された番組で、僕も毎週、楽しみにしていました。

そんなラジオのファンがふと、札幌ススキノを訪れて、こちらのお店を偶然見かけて愕然とする、と言う事が結構あるようでして。

何故なら、ラジオと同じ名前のバーが平然と有るわけですから。

AVANTI 1923」は、札幌ススキノでも特に人通りの多い駅前通りに面したバー。

どうしてラジオと同じ店名になり

何故、お店のコースターにはラジオと同じマークが刻まれてるのかは割愛するとして、今も実際、ラジオのファンが訪れているようです。

そしてこの度、おめでたい事に開店から8周年を迎えられたそうでして。

その8周年記念として、懐かしくも嬉しい企画を実現してくださいました。

看板にはラジオが描かれてますね。

そう。ラジオの「AVANTI」を再現。

ファンには感涙モノのイベントです。

メニューには教授の「いつもの」(ジン・アンド・イット)や、ラジオのキャラクター「取手豪州」が毎回頼む「モスコミュールてんこ盛り」など、ラジオにちなんだお酒が並びます。

フードには

ラジオの「AVANTI」が、麻布十番祭りで屋台を出店した際に必ず提供していた、「ペンネアラビアータ」まで有ります。

さらには、店内では昔の放送をBGMとして流してるんですね。

完璧です。

僕も早速、行ってきました。実際にラジオが放送されていた土曜の夕方5時に。

そして「いつもの」をオーダー。

メニュー自体が「いつもの」ですから、恥ずかしがる事なく堂々とオーダーできます。素晴らしい(笑)。

これを傾けつつ、耳には懐かしい教授達の声。

完全にリアル「AVANTI」。ラジオをご存じない方には、中々伝わりにくいのですが、感動に震えておりました。

これは「モスコミュールてんこ盛り」

なるほど、納得。確かにあの取手さんがオーダーしてそうです。ちなみに、大きなモヒート用のグラスを使ってるそうです。

メニューをよく見ると

「本家」のロゴが。徹底しています。

元々、サントリー系のお酒を取り揃えていたバーと言う事もあり、まさにAVANTIの再現と言えようかと。お見事。

ペンネアラビアータも雰囲気出てます。

このイベント、3月10日までやってるそうです。

僕は恐らく、あと数回は行く事になるでしょう。

実は、こちらのお店では、まだラジオのAVANTIがレギュラー放送されていた頃、土曜の五時に流れているラジオをリアルタイムで店内のBGMにしていたんですね。

当時の店長さんの粋な計らいでした。

ラジオの放送が最終回を迎えてから数年。

夢中になったあの「AVANTI」の世界を、数年ぶりに再び擬似体験出来るとは。

実現してくださったお店のスタッフの皆様には、感謝しかありませんね。

コメント (2)
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餃子バーとなった「AVANTI1923」。

2018-12-02 | バー

クリスマスツリーも輝く札幌ススキノのバー、「AVANTI1923」。


とある日、こんなチラシがカウンターに。

とあるビールの発売記念として企画されたのは…


餃子。

たしかに、ビールには餃子。

でもここは…オシャレで小粋な、北の歓楽街に位置するバー。

お店に入った瞬間、いつもとは違う香りが漂ってまして。何かこう、スタミナがつきそうな感じのヤツです。

…違和感が(笑)。

とは言えです。



出される餃子は、スタッフさんが皮から手作りした逸品。

かなりご苦労もあったようですが、それだけに本当に皮が美味しかったです。

タレも、醤油ベースのものと、酢に黒胡椒をたっぷり振り入れたものの二種類。酢+胡椒は、僕も普段他の店でもやる食べ方。これを用意するところが渋い。

思わず…ふた皿、お代わりしまして。

1日だけの企画でしたが、餃子は完売したとか。

以前は「おばんざい」が出た事もある、こちらのバー。

次は何が出るのか楽しみにしてます、O島さん。
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カニとバランタイン。

2018-10-30 | バー


「カニとバランタイン」。

何か、小説や映画のタイトルのようで響きが良いなぁ。

…と、思っていたら。

スターマンのマスターも同じように思われていたようで。開催の動機は、まさにこの「言葉の響きの良さ」とのこと。そう言う直感的なものは大事ですよね。

札幌二条市場のれん横丁にある「ウヰスキー酒場スターマン」では、時折、こうしたイベントを開催するのですが、先日開催された、この「カニとバランタイン」はその名のとおり、極上のタラバ蟹とバランタインを合わせる、と言うもの。

これまた、正月くらいしか買う気が起きないような、かなり質の良いタラバ蟹でして。でもお値段は、コレでこれならお得感すらある感じ。ススキノのお店で頼んだなら、三倍以上の値段にはなるのでは…という味の良さと食べ応え。

そこに、バランタインの水割りを合わせる訳です。

それも、あらかじめ割っておいてしばらく馴染ませた通称「バラ水」。

これがですねぇ…

合う。

元々、ウイスキーと海産物は合いますからね。牡蠣とウイスキーなんてのは、とある国では、その組み合わせが名物になってる地域すらありますから。

さらには、蕎麦つゆまで付く。

何故かは分からないけど、付く。

スターマンでは蕎麦も出るんですね、最近。

その蕎麦つゆなんですが、出汁もしっかりしてて味わい深い。

なので、つまみ代わりに啜っておりました。

それが果たして、正しい楽しみ方だったのかはわかりませんが。


そして。

すかさず、高級なカニカマも出る辺り、さすが死角がありません。

今回もエッヂの効いたイベントでした。
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厚岸産のウイスキー。

2018-03-18 | バー
道東の厚岸といえば牡蠣。

…ですが。

ウイスキーの蒸溜所ができたんですね。厚岸に。

そして、ついに厚岸産のウイスキーが出回り始め…

二条市場のれん横丁のウヰスキー酒場「スターマン」にも、堂々入荷。

とはいえ熟成期間はまだまだ短めですから、ワインで言えばボージョレーヌーボーみたいなもの。

アルコール度数も高めで、口にすると舌の上で騒めくような感じというか何というか。

でも、その薫りから数年後に樽でしっかり熟成された味わいを想像するのが、このウイスキーの正しい飲み方のような。

ちなみにウイスキーの本場、スコットランドのアイラ島(「ボウモア」で有名ですね)では牡蠣も獲れて、生牡蠣にウイスキーをかけて食べるのが名物だそうで。なんか、村上春樹さんの本に書いてたよーな。

海と牡蠣とウイスキー。

縁が深いのでしょうか。

それならば、厚岸に蒸溜所ができたのも必然なのかも。

既に厚岸の道の駅のレストランでやっているようですが、アイラ島と同じように、地元産の牡蠣とウイスキーを一緒に楽しむのが、厚岸の新たな名物として将来広く知られるのかも知れません。

そんな夢も膨らむ一杯でした。

北海道の新たな歴史、新たな魅力の第一歩を味わったような気分にもなりましたし、飲めてよかったです。

それに…

いま飲んでおけば数年後、熟成の進んだウイスキーを傾けつつ「いやぁ、厚岸のウイスキーは最初の頃のものを昔飲んだことがあってねぇ…」なんて、周りには本当に鬱陶しいだけの自慢もできますし。

はい。

( ̄▽ ̄)
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