じゃ、僕の話をします。

『本気食聡咲』の記事は「居酒屋・和食」カテゴリーよりご覧下さい。/※各掲載店の閉店情報等は基本的に追記しておりません。

麺食らうゴールデン・ウィーク。

2013-04-27 | ラーメン・蕎麦・うどん
しばらく炭水化物を控えてたのですが…

街を歩いていたら妙に気になるラーメン屋さんが。

ラーメン自体、ここしばらく食べてなかった訳で、時刻はちょうどお昼時。

いきなり入ってみました。下調べも無しにお店に入るのも久々。

「北海道らーめん奥原流 久楽」というお店。

「えびとん」なるラーメンを頼んでみました。確かに海老の風味が。そして名前からしても豚骨ベースらしきスープ。

自分には若干、塩分が強めでしたが、一般的な範囲かと。

豚骨のコクと程よい海老の香り。以前に食べた海老を使ったラーメンだと、その風味が強すぎてしつこい感じのものが多かったのですが、これは程よい。

麺の茹で加減も自分好み。ネギがたっぷりなのも嬉しい。

飛び込みでしたが、当たり。

ラーメンは人それぞれの好み次第なので、このラーメンの風味などがあまり得意ではない方も居るかもしれませんが、自分は十分楽しめました。

胡麻風味のネギチャーシュー丼もオーダー。

胡麻ドレッシングで和えた感じ。残ったスープといただくにはちょうど良い。

餃子やおつまみもあるので、居酒屋のようにここで飲んで、締めでそのままラーメンを食べるのにも良いですね。

広く開放的な店内は女性一人でも入りやすいのでは。実際、カウンターに女性の一人客がいらっしゃいました。

ちなみに札幌駅前近辺。

で、まだ何か麺が食べたい感じがしまして。

近くの「かがわ軒」でうどんを。ひやあつ+ちくわ天。

食欲に火が(笑)。

でも、しっかり食べたら、やたらと元気出ました。

今年のゴールデン・ウィークは、こんな幕開けでした。
(^_^;)
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「nest」再び。

2013-04-21 | カフェ・スイーツ
またもや行ってしまいました。

札幌の西八丁目界隈。

安らぎのカフェ、「nest」であります。一つのお店に、間を空けず訪れるのも久しぶりのことです。

前回はケーキをいただいたわけですが…

何よりまず、この店で食べるべきはサンドイッチだと。

それもチキンのサンドイッチだと。

そんな話を伺ったので、一週間ぶりの再訪。

前回は二時過ぎに行ったのですが、さすがにお昼時は込み合うようで。賑やかでした。

そしていただいたのは、コチュジャン風味のチキンのサンドイッチ。

確かに。

食べ応えのある熱々のチキンソテーを、モチモチ感のある薫り高いトーストで挟んだ味わいは素敵。

ハートランドビールと共にいただきました。

知る人ぞ知るビール。

実は一番好きなビールだったりします。これを出すなんて、自分にはツボだなぁ…と思っていたら…

メニューには、お店を開くまでの経過やコンセプトが書かれていまして。

そこには無印良品に関わるエピソードなどもあり。

そして、お店の位置付けなどの考え方も。

「nest」=「巣」。

それを知った途端に、お店のある場所や内装の雰囲気の意味もとても納得しました。

僕も無印良品好きですし、シンプルなものの中に大きな価値を感じたりするわけで。数あるビールからハートランドを選ぶ感覚も然りですが…

自分にも共感できる要素があちこちに。

そりゃ気に入るし落ち着くわけです。

とりあえず。

次はパスタを食べたいですね。恐らくは、自分の食べたい味のはずです。

しばらくしたら、また羽を休めに「巣」に戻りたいと思います。
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Suntory Saturday Waiting Bar "AVANTI"

2013-04-14 | 日記
毎週、土曜の夕方五時。

FMラジオから流れ始める、雑踏の中に響く靴音。

やがて扉を開く音とともに、賑やかな話し声にジャズ、シェーカーの音に包まれる。

そして始まる「東京一の日常会話」。

ご存じの方も多いでしょう。

21年間にわたりTFM(北海道ではAir-G’)で放送された「Suntory Saturday Waiting Bar "AVANTI"」。

放送が始まった頃は、僕はまだ大学生。

ふいに聴いたその番組の魅力に、一瞬で虜になってしまいました。

まだ「バー」と言う存在がどういうものかはもちろん、お酒の飲み方すら知らない若造は、その番組で繰り広げられる風景に憧れたものです。

バーのカウンターに座るとバーテンダーが徐に近づき、注文を聞く。

一言「いつものを」とだけ告げると、バーテンダーもまた「かしこまりました」とだけ返し、しばらくしてシェーカーを振る、甲高く心地よい音が響く。

そして、グラスの中で氷が軽やかな音を立てながら、その「一杯」が客の目前にスッと差し出される。

口にした客は「うまい」と満足げに告げると、そこから至福の時間が始まる…

番組の主な構成は、この常連客である「教授」がカウンターでお酒を楽しみながら、店内の会話に聞き耳を立てる、というものでした。

この「会話」がまた、ありとあらゆるジャンルにわたり、毎回、興味深い話ばかり。

そしてなにより、その雰囲気はまさに華やかな「大人」の世界。

自分も社会人になったら、週末にはバーで過ごしたいと思ったものです。

実際はこのラジオを流しながら、自宅で土曜の夕食を作りつつビールを飲む、と言うことが多かったのですが、長年この習慣は続き、週末の何よりの楽しみになりました。

しばらくして社会人になり、やがてバーにも通うようになりましたが、その時、このラジオで繰り広げられていた風景が自分の目前にあることに、最初はそれだけで心が躍りました。

素晴らしいバーテンダーの方々との出会いもあり、カクテルやウイスキーなどのお酒の飲み方や、その知識も色々と得ることができました。それはいまだに自分にとって大きな財産です。

そして、バーでの過ごし方、客としての立ち振舞いなどは、まさにこの番組を聴いて学んだこと。

「予習」があったからこそ、バーと言う世界に物怖じせず飛び込めたんだと思います。

札幌のススキノには、実際に "AVANTI"と名のつくバーが二軒あります。お店の経営者の方がラジオのファンで、この店名になったとか。

そのうちの一軒、「AVANTI1923」では、土曜の五時になると店内にラジオの「AVANTI」を流していました。

なので、その時間にラジオの「教授」さながらこの店のカウンターに座り、お酒を口にすれば、まるで自分もラジオの「AVANTI」の客の一人になり、一緒に店内の会話に聞き耳を立ててるような感覚になりました。

まさしく、長年憧れた世界が「現実」になった訳で、この感動は(決して大袈裟ではなく)言葉にできない位だったのです。

このお店の店長さんに、何気なく「土曜の夕方にラジオをかけたら素敵ですよね」と話したら、ご自身も同じことを考えていらっしゃったようで、しばらくして実現してくださったのですが、これには心から感謝しましたね。

このお店で、初めてラジオを聴きながら飲んだ時のお酒の味は格別でした。

最近、土曜の夕方に用事ができるようになってしまい、しばらくその時間帯にお店に行けなくなり、ラジオは録音して聴いていたんですが…

3月末をもって、ラジオの「AVANTI」はその長い歴史に幕を下ろしてしまいました。

最終回の日は東京では「パブリックリスニング」なるイベントも行われたようで、大盛況だったとか。

その日駆けつけた皆さんは、「AVANTI」を心から愛し、その世界に憧れながら大人になった方々ばかりなのではないでしょうか。

先ほど僕も、録音してあった最終回を聴き終えました。

最後に「教授」は『また週末にお会いしましょう』と告げて、「AVANTI」を去っていきました。

お店も、「AVANTI」での時間も続いていく、というメッセージ。

21年間、聴き続けた番組が終わる寂しさはもちろんありましたが、僕に大人の世界を教えてくれたことへの感謝の気持ちも大きかったです。

そして。

果たして自分は、21年前に憧れた「大人」になれているのか。

聴き終えてから考えましたが、それはまだわかりませんでした。

けれども、いつの日か仙台坂の上で、その答えが見つかるのかもしれませんね。

「AVANTI」に集った、全ての人々に感謝を。
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「nest」

2013-04-13 | カフェ・スイーツ
「隠れ家」と称されるお店は数あれど、世知辛い世の中から離れ、本当にひとときでも「隠れてる」感を実際に感じ取れるお店は少ない訳で。

ここは違いました。

場所は狸小路からも程近い、札幌の西8丁目近辺。

何てことないビルの二階に、そのカフェは佇んでおりました。

入り口は、重く大きな木の引戸。格子には金網が。

…まるで現世との結界のようです(笑)。

入ると、配管剥き出しの高い天井。落ち着いた照明。ブラインド越しのやわらかな太陽の光。初めて聴くのに、何故か懐かしい感じのするBGM。

店内を見渡せる端の席に着いたのですが、そこからの眺めは、そのままポートレートの背景にできそう。絵になります。

椅子も、自分の馬鹿デカイ体をゆったり包み込んでくれる座り心地。

…良いです。これは。

現実の全てから遮断されている空間ですね。

そこに流れる空気も音も、都会にいることはもちろん、自分が何者かさえも忘れさせてくれます。

実は、とあるFMラジオで紹介されていたんですが、これはあまり広めたくない(笑)。

いくらでも長居したくなるような、本当に安らげるお店です。

ケーキとコーヒーをいただいたのですが、しっかりとしたご飯も食べられますし、お酒もあるので、昼も夜も色んな場面で来たくなるお店ですね。

うーむ。

…………大当たり(笑)。
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最近の「聡咲」~2013・春の特大号<三杯目>~

2013-04-07 | 居酒屋・和食
春の特大号。もう一杯。

一枚目の写真はカツサンド。最近は、これをテイクアウトするお客さんも多いですね。

聡咲でお土産にできる数少ないメニュー。ただし、相変わらずメニューに載ること自体少ないです。見かけた際は、是非。

十勝和牛メンチカツ。

外はカリッ。中はフワフワ。この美しい造形美と、期待通りの肉汁。

ホッキバター。

苫小牧産のホッキ。元は刺身でメニューに載っていたんですが、やはりホッキと言えばバター焼き、と言うことで作っていただきました。

串カツ。

かなりのデカさ。これとビールの組み合わせは素晴らしい。酒場のご馳走ですね。かぶり付けば、力が湧いてきます。

魚介とキノコの包み焼き。

立ち上る、海の香りと山の香り。蒸し焼きにされた魚介は、ホロホロと口の中で崩れゆきます。さらに、シャキッとしたキノコの歯応え。そして、出汁。

旨味の出るもの同士を密封して焼き上げたわけですから……………………はい。今、想像してる味わいそのものです。
(^_^;)

もちろん、飲み干しましたよ。ご飯やスパゲティを入れても良かったかも。

カレー。

玉ねぎとピーマンがシャキシャキしてて、その歯応えが嬉しい。

僕はカレーは特に、薄めにスライスした玉ねぎを最後に鍋に入れてそのまま火を止め、余熱でしばらく火を通した感じのカレーが好きなんです。このお店で出るカレーとしては変化球ですが、僕には直球ストライク。

ホッキバター②。

タンシチュー同様、同じメニューが同じような感じでは出ない訳で。素材の組み合わせも変えてたりします。

アメリカ牛焼き肉。

ニンニクの風味にわさび醤油。ニンニクで常に食欲を刺激されつつ、ワサビでさっぱりと。元々牛肉にワサビは合いますが、こうやって食べるといくらでもイケます。

そもそも、サーロインを「焼肉」にしてしまうのも凄いですが(笑)。それを居酒屋のカウンターで箸でつまみつつ、ビールを飲めるんですから。ありがたい。

和風スパ。

具材は、何種類入ってるか解らないくらいたっぷり。そこへ海苔に青紫蘇の風味が畳み掛け、仕上げにキラリと光るイクラが。

「母親が作るスパゲティのイメージ」らしいのですが、僕もススキノのど真ん中で、郷愁にひたっておりました。…………こんな豪華なスパゲティを自分の母親が作るなんて、年に一回あるか無いかでしたけどね。
(^_^;)



と言うわけで。

春の特大号をお送りいたしました。でも、既に聡咲の料理の写真は貯まっているので…すぐにまた「初夏の特大号」とかあるかもしれませんね。
f(^_^;
コメント (6)
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