じゃ、僕の話をします。

『本気食聡咲』の記事は「居酒屋・和食」カテゴリーよりご覧下さい。/※各掲載店の閉店情報等は基本的に追記しておりません。

最近の『聡咲』~2015・初冬~

2015-11-29 | 居酒屋・和食


初冬、と言うより真冬に近い札幌。

一晩で一気に雪が積もりました。11月としては62年ぶりの積雪量らしく、当然のように冷え込む日が続きます。

一夜でいきなり銀世界、なんてのは北海道ではよくある事ですが、最近は季節の移ろいが極端な感じですね。

そんな寒さに立ち向かうべく、札幌ススキノの「本気食聡咲(まじしょく・そうさく)」で、今日もマスターのお料理を喰らっております。

今回も、最近いただいたメニューをご紹介。

一枚目の写真は、ポークスペアリブの炙り焼き。

果てしなく柔らかなスペアリブを、サッと炙って芳ばしく。ホロホロと肉の繊維一本一本が解れる様は感動。口にすると、そこから旨みがジンワリ染み出して来ます。

エビチリ。

メニューには無かったんですが、他の海老料理がメニューに載っていたのでお願いしたら作って下さいました。「ある材料で何となく作ってみた」と仰る割に本格的。香りも、まごう事なきエビチリ。

お任せサラダ。

最近、野菜が足りないなと思った日は、「サラダをお任せで」とお願いします。今回は、山盛りキャベツに京極町産ゴボウのチップがドサッと。

五目あんかけ焼きそば。

こちらもメニューには無かったんですが、ソース焼きそばがあったのでお願いしたら、想像以上の一皿が出てきました。

麺は、玉の状態のままフライパンに軽く押し付ける感じで、表面がきつね色になるまでカリッと焼き上げ、そこへ海鮮や豚肉、野菜がたっぷりの五目あんを。具材は五目どころじゃないですが(笑)、マスター曰く「たまたまあった」と言う、うずらの卵がこれまた素敵。

牛赤身肉のガーリックステーキ。

牛肉を食べるならやはり赤身だなと、最近は思うようになって来ました。豚は脂身の甘さが素敵ですが、牛は赤身にこそ旨みがあるような。こちらのお店のは柔らかな赤身ですから、噛んでいて顎が疲れることもありません。それをガーリックの風味で。ガシッと肉を喰らう快感。

ペペロンチーノ。

火傷する程に熱い。ペペロンチーノはこうでなくては。何か、特別な作り方をしているとのことなんですが、この“熱さ”は衝撃的です。

でも、しっかりアルデンテ。パスタがピチピチしてます。歯応えに、辛さ、ニンニクの香り、塩梅。それらを引き立てる熱さ。

全てを最高のタイミングで仕上げて目の前に供される訳でして・・・生煮えのパスタをアルデンテと称して出すお店も多いんですが、「洋食のパスタ」の真髄と言えるであろう一皿。素晴らしい。



冬になったことで、こちらのお店恒例の「鍋コース」も始まりました。メニュー同様、どんな鍋になるかはマスターの気紛れで決まります。

究極の闇鍋、ともいわれてますが(笑)、前はとある高級海鮮が丸ごと入ってましたね。
(^_^;)

何度かいただいてますが、一緒に食べた人は皆、無言でひたすら食べてました。

一般的な宴会コースの鍋とは明らかに一線を画すこの鍋。一度は是非、体験してみて下さい。
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さっぽろホワイトイルミネーション

2015-11-21 | 日記
札幌大通公園では、今年もホワイトイルミネーションが始まりました。


初お目見えのイルミネーションも。


夏の間、噴水だったんですが、電飾をまとって青いケーキみたいになってました。


ただ、ホワイトイルミネーションは雪が降り積もってからが本番ですね。
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雨に煙る中小屋温泉。

2015-11-16 | 旅行・駅弁
札幌からも程近い、当別町。

その山間にひっそりと佇む一軒宿。

久しぶりに訪れました。

その日は細かな雨が降っていたので、しっとりとした山林の薫りが漂っていました。

静寂を破るのは、鳥の囀りだけ。

そして、変わらず昭和の雰囲気が漂ってました。

浴室の洗い場の蛇口は、あのレバーを押し込むタイプですもの(笑)。

浴槽の温泉はぬる目なんですが、その分、ゆっくり浸かれます。

ここで、体の節々にじんわりとお湯を染み込ませていくように、時間をかけて入るのがいいんです。

実際この日も、文庫本を持ち込んで、読みながら浸かってる強者が居ました(笑)。

お湯の吹き出し口は、滝のようになっていて風情があります。

小一時間ほど、のんびりさせていただきました。

時間が止まったような温泉ですが…

だからこそ、自分の時間も止めて体を休めることができるんですね。
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『THE LONG BAR』

2015-11-15 | バー
札幌ススキノのど真中。

「ANAホリデイ・イン札幌すすきの」と言うホテルの一階にあるバーです。先週、オープン。おめでとうございます。

実は、以前からお世話になっていたバーテンダーさんがこちらで勤務なさると聞き、早速お伺いしてきました。

ホテルのバーと言うことで、その店内の雰囲気には華やかさが溢れます。

カウンターはもちろん、居心地の良さそうなソファ席や個室もあり、入り口付近には気楽に使えそうなテーブル席も。

まず、メニューを拝見して驚いたのは、そのお酒の種類の多さ。

無いお酒は無いんじゃないか、と言うくらい。バックバーは圧巻。

ウイスキー、各種のスピリッツ、ワイン、シャンパンはもちろん、ビールも北海道限定の「クラシック」や「ハートランド」まである充実のラインアップ。

日本のベンチャーウイスキーの、あの「イチローズモルト」もしっかりありましたね。

ウイスキーに関しては、例えばスコッチウイスキーの産地である「スペイサイド」を、さらに細かな地域に分類してメニューに掲載していたりして、選ぶ楽しさのための心遣いを感じます。

でも。

僕がいつも愛する、とある日本のメーカーの、あちこち角ばった瓶のウイスキーがメニューには見当たらず。

まぁ、この雰囲気ならさすがに無いよなぁ…と、思い、「アレはやっぱり無いんですね~」と、そのバーテンダーさんにお伺いしたら…

「ありますよ。」と、あっさり(笑)。

ドラマ「HERO」のマスターかと思いました。
(^_^;)

しかも、常温とフリーザーに入れてあるものがしっかり用意されていました。

早速、そちらでハイボールをお願いしたら…

重厚なロックグラスで登場。

ジェームズ・ボンドが映画の中で使ってそうな感じ。

それで飲む、庶民派のウイスキーで作ったハイボールは格別(笑)。

こちらのお店、まだあらゆる所にこだわりが隠れていそうです。

グラス類はもちろん、食器類、"シルバー"と呼ばれるナイフ・フォーク類も、何やらひと味もふた味も違う雰囲気が。

氷を入れておくアイスペールは木製。いわゆる日本古来の「木桶」ですね。金属製のものに比べて、氷に優しいそうで。

最高の一杯を出すための細やかな配慮を感じますが、それをあまり前面に出さない慎ましさも素敵。

カクテルには、フレッシュフルーツを使ったカクテルも豊富にありまして、カウンターの木箱には、様々な果物が山積みに。

以前、系列のお店で僕も何度かいただいてますが、例えばメロンを使ったカクテルなどは、道外からお越しのお客様などにも最高のおもてなしになるんじゃないかと。

そして、お酒以外のお楽しみも。

金曜にはアコースティックギターのライブが数回あるそうで、運良くたまたま金曜に伺っていたので観ることができました。

演奏するのはあの山木将平さん。「サッポロシティジャズ」で何度かステージを拝見しましたが、かなりの至近距離で演奏を楽しめます。ギター好きの僕には嬉しいですね。

ちなみに最後になりましたが、一枚目の写真のカクテルは「スカイダイビング」。(スタッフの方に了承をいただいてから撮影しました。)

いつもは、ロックグラスに氷とともに入れていただくのですが…

さすがに今回は、これで。これも素敵なグラスですよね。

綺麗な色合いがカウンターにも映えていて、お隣にいたお客さんから「あまりに綺麗なんで写真撮らせてください」と言われたほどでした(笑)。



お店は五時から営業してますので、ススキノでの飲み会前の一杯、いわゆる「ゼロ次会」なんてこともできますね。

新たに、立ち寄るのが楽しみなバーができました。
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最近の『聡咲』~2015・立冬~

2015-11-09 | 居酒屋・和食
先日お店でお会いした、とあるお客様(このブログもご覧いただいてるとのことで、ありがとうございます。)も気になるとお話しされていた、「給食シリーズ」。

その最高峰と申し上げてよいかと。

ミートソースですね。

麺はもちろんソフト麺。

マスターが作るミートソース…と言うか、イタリアンでいうところのボロネーゼは何度もいただいていて、その本格的な味わいは度々体験しています。

そのボロネーゼに「チープさ」と言う名の親しみを加えるひと手間が、ボロネーゼを「給食のミートソース」に変貌させます。

…食べると本当にわかります(笑)。

「ああ………これですよね。コレ。」と言う感じ。

とある調味料をあえて仕上げに入れるようですが、素晴らしい再現度。

…果たして「給食を素晴らしいレベルで再現してる」と言うのが、料理人さんに対する誉め言葉になるかはともかく(笑)、懐かしくも上等な味です。

そして、このソフト麺がものの見事なソフト麺でして。本当に業務用(笑)。

さらに。

左上のパン。

ピーナツバターが入ってます。特注品らしく。

これがまた、しっとりとしていて、子供が確実に喜ぶ味。

それをいい歳した男がキャーキャー言いながら食べてるのはともかく(笑)。

さらにさらに。

ついてるデザートはビ○ダス。

今回、ダ○ンではなくビ○ダスなのは、このミートソースに合うのは、酸味の効いたヨーグルトだと。

まさに、死角なし。

そんな、ハイスペックな給食を味わえる、札幌ススキノ「本気食聡咲(まじしょく・そうさく)」であります。

冷静に考えてもですよ。

こんなメニューは、他のお店ではお目にかかれる訳がありません。

でも、これが出てきた時、カウンターにいらっしゃったお客さんも、皆さん一緒に盛り上がりました(笑)。その節はありがとうございました。
(^_^;)

これぞ、食のエンターテイメント。

この「給食シリーズ」。完全にマスターの気まぐれで登場する…ように思えるかもしれませんが、実際はたぶん、数日前から緻密な計算を重ねに重ねてメニューに載るはずです。

…100円ショップにも行ってるはずです(笑)。

兎に角。

「給食シリーズ」がメニューにあったら、迷わずオーダーするのをおすすめします。

ではでは。

いつも通り、これ以外で最近いただいたメニューもご紹介しますと…

まずは。

十勝和牛のビーフシチュー。

こちらはストレートにリッチな味わいです(笑)。手間暇かけた証が、舌にじわじわ染み込んできます。

名残の柳葉魚刺し。

そろそろこれが食べられるシーズンも終わりですね。マスターも仰ってましたが、やはり「柳葉魚の刺身」と聞いて「あ、食べたい」と思う方は少ないかもしれません。…僕も、最初はそうでした(笑)。

でも。

今年食べる機会に恵まれなかった方は、ぜひ来年、オーダーしてみてくださいね。

あ、甘エビはオマケです(笑)。

道南に位置する南茅部産の本鮪。

この美しき色合い。日本酒を頼んだのは言うまでもなく。

ロコモコ。

メニューにハンバーグがあったのでお願いしたのですが、刻んだアボカドが下に敷かれていてこれまた素敵。

これも十勝和牛。挽き肉はマスター自ら包丁で粗みじんにしたものなので、肉を噛み締めるヨロコビも存分に楽しめます。

海鮮納豆磯辺巻き。

パリッとした海苔の食感も楽しい。ぶつ切りにされた刺身と、納豆を混ぜ合わせてから海苔で巻きます。数種類の海鮮が入ってますが、結構な高級素材が普通に入ってるときもあるので、食べる方も気が抜けません(笑)。

ホッキ貝のバター焼き。

実は、メニューには刺身として載っていたホッキ貝をバター焼きでお願いしました。アスパラもたっぷりと入ってましたよ。

刺身も当然素敵なんですが…僕はバター焼きにしたときに、溶けたバターとホッキの旨味が混ざり合った、その味わいが好きなんですよね。

以前から申し上げております通り、メニューにない料理でも、素材があればリクエストにも応じていただけます。食べたいものがあるときは、迷わずマスターに相談を。

豚とキノコのチーズ炒め。

豚にチーズ。頼まないわけにはいきません(笑)。ポークソテーにチーズのコク。そこへシャキッとしたキノコの歯応え。

エビピラフのオムライス。

…外見では全くわかりませんが(笑)、中にはエビピラフが。そのエビも、大きいのがゴロゴロと。食感もブリプリを超えて、もはやザクザク。

イカミイラ。

思いっきり怪しげなシルエットですね(笑)。

でも、聡咲マニアの中でも、特に知る人ぞ知る逸品。年に数回、お目にかかることができます。

「これ一つで、いつまでも飲んでいられる」とまで仰る方も。

つまりは、イカをひたすら干したもの…のはず。
(^_^;)

実際、中にはイカゴロも入ってるんですよ。

僕も、こちらのお店で出会うまで、その存在すら知りませんでしたが、酒呑みの癒しのような酒肴です。

マスターの気まぐれで、また突然出てくるかもしれません。

そうなんですよね。

こちらのお店の最大の攻略法は、マスターの気まぐれに対応できる「運」を持ち合わせてるかどうか、ですね。
(^_^;)



僕の携帯には当然ながら、、これまで聡咲でいただいた料理の写真が保存されてるわけでして、以前、間違って数百枚消してしまってはいるんですが(笑)、先日改めて数えたら…

1,080枚ありました。

とりあえず、煩悩の十倍、食べてますね(笑)。

煩悩の百倍を目指したいと思います。
( ̄▽ ̄)
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