先日、こちらのお店のブログにマスターの若く(恐らく)ギラギラしていた頃の、とあるエピソードが書かれていまして。
とあるお店のヘルプに入り、(恐らく)トンガっていた(であろう)マスターが、かなり厳しい環境のなかご苦労を重ねられ、そんな四面楚歌の状況でも挫けず、最終的にはそのお店の料理長との料理を通じた感動的なひと時が訪れる…
と、ここまで書き綴られた上で「実はこの後すごい展開に…続きはカウンターで!」的な締めに。
「続きはウェブで!」はよく聞きますが(笑)。
しかもこの作戦、なかなか成功したようです。
(^_^;)
僕も「続き」を教えていただきましたが…
あまりにテレビドラマのような展開。
ドラマチックすぎて絶句して、後はもう笑うしかなく(失礼いたしました)。
マスターはひと昔前まで「電波(ネット)は嫌い」と公言していたのですが。
今や、IT戦略も駆使する札幌ススキノ「本気食聡咲(まじしょく・そうさく)」であります。
「続き」が気になる方は是非聡咲のカウンターへ。マスターは「色んなお客さんに話しすぎて、もういい」とは仰ってましたが(笑)。
では、今回もこちらでいただいたお料理をご紹介。
と、言いますか。
その「エピソード」に繋がる一皿。
ハンバーグです。マスター自ら包丁で叩いた粗めの挽肉で作る、噛み応えあるハンバーグ。料理長の教えが活きているひと皿とのこと。野菜ローストも添えられ、今回はトマトソース仕立て。
…切ない味がしました。
(^_^;)
ポークカツチーズ焼きです。揚げたてのカツにチーズを載せて炙ったハイカロリーな禁断の味。カリッ、ジュワッ、トロッと来ます。黒胡椒がポイント。
再び今野商店の蒲鉾を炙りで。皿の奥の酢味噌が合うんです。
ポークチャップですが、今回は焼きそばが添えられてます。マスターは「この組み合わせは合わない!」と言いつつ出したのですが、僕は合うと思います(笑)。
博多風焼きラーメン。これはかなり研究し尽くした一皿だとマスターが。確かに煮詰めるとしよっぱいだけに。これぐらいの汁気が残るくらいが一番いい塩梅に。確かに食べて納得。具沢山なのもありがたい。
ホッキ刺し。貝の中では僕はホッキが一番好きですね。北海道の隠れた名産品。
豚新生姜巻き。鮮烈な生姜の風味と豚の脂身の旨さが絶妙。さっぱりといただけます。
聡咲流まぜそば。この頃は先ほどの焼きラーメンのような、麺料理の新機軸が次々とメニューに載ってました。こちらのまぜそばも素敵な味わい。甘辛な肉味噌に温玉、魚粉がモチモチの麺の上に。これでもかと混ぜてから食べて、最後は残った肉味噌にご飯を投入していただきました。
グリュイエールチーズ入りのハンバーグ。普段の聡咲のハンバーグは、挽肉が粗挽きと言うか、マスターが自ら肉の塊を包丁でたたいたものなのですが、この時は逆にかなりしっかり細かく挽かれた肉。
中にチーズを入れて焼き上げた時、中からチーズが出てこないようにするためだそうで、確かに割った時にたっぷりの肉汁とともに、トロトロのチーズが飛び出してきました。誰もがウットリする瞬間ですね。
成形するのもかなり難しいらしく「二度と作らない!」とマスターは断言してました(笑)。手間と旨さが比例することを実感する一皿。
カツサンド。聡咲の至高の逸品。ご覧の通り、誰もが魅了されることは必至。運良くメニューで見かけたら是非一度は食べてみていただきたい。
肉の厚みといい、その表面の艶といい、たっぷりのキャベツといい…ウットリします。
アスパラを炙りで。アスパラはやはり天ぷらか炙りで食べるのがオススメ。その栄養を逃さずに、シャキシャキの歯応えと弾ける瑞々しさを存分に楽しめます。
厚岸産「カキえもん」のバターソテー。北海道における牡蠣の名産地のひとつ、厚岸の大ぶりな牡蠣を使い、その旨味をギュッと閉じ込めて焼き上げられてます。海の栄養を濃縮したような牡蠣と、陸の栄養の塊であるバターの素敵な出会い。
ハマボウフウの酢味噌和え。
最近はあまり出回らなくなったらしく、すっかり高級品になってしまった感じのある春の山菜。獲れなくなってきたんでしょうかね。
この鮮烈な苦味と鼻に抜ける爽やかな風味は、冬に鈍ってしまった身体を、中からシャキッと目覚めさせます。春の息吹を体に取り込む感覚。春に山菜を食べるのは理にかなってるんですね。
カワハギ刺し。
肝が載ってます。これがもう濃厚で。日本酒を頼まざるを得ません。鯨さえずりのベーコンと毛蟹がオマケで付いてました。
ズワイガニクリームコロッケ。
相変わらず蟹の身の量が半端なく。酸味も爽やかなトマトソースがよく合います。
ロールキャベツ。
味付けは具材のひとつ、パンチェッタの塩気のみ。後は、肉の旨味と野菜の甘みですね。素材の良さをとことん引き立てることで、とても柔らかで豊かな優しい味わいに。
これまた手間がかかる料理ですが、その手間の先には何にも代え難い旨さが。
それを体験した一皿。筍などの旬の食材も使われていて、これまた嬉しい。そして、横にある葱の甘みが素晴らしかったです。
酢豚。
二種類の肉が入ってました。たぶん、揚げた豚と焼豚的な豚のような。豚好きにはたまらないです。
グラタントースト。
メニューにグラタンがあったので、それをアレンジしていただきました。パンがこれまたしっとりしていて、香り高き食パン。具材の旨味が溶け込んだベシャメルソースが、程よくパンに染み込んでましてね。
そしてパンの外側はカリカリで、表面はチーズがトロリ。その焦げた香ばしさも素晴らしい。そんな、あらゆる素敵な要素が渾然一体となって口の中に拡がります。
北海道の一部では雪も降ってるのですが、こんな寒いゴールデンウィークもあまり記憶にありません。
でも、聡咲はゴールデンウィーク中も休業日もなく熱く情熱的に営業しております。
北海道に旅行でお越しになる道外の方にも、是非、春の聡咲のメニューを体験してみていただきたいです。
とあるお店のヘルプに入り、(恐らく)トンガっていた(であろう)マスターが、かなり厳しい環境のなかご苦労を重ねられ、そんな四面楚歌の状況でも挫けず、最終的にはそのお店の料理長との料理を通じた感動的なひと時が訪れる…
と、ここまで書き綴られた上で「実はこの後すごい展開に…続きはカウンターで!」的な締めに。
「続きはウェブで!」はよく聞きますが(笑)。
しかもこの作戦、なかなか成功したようです。
(^_^;)
僕も「続き」を教えていただきましたが…
あまりにテレビドラマのような展開。
ドラマチックすぎて絶句して、後はもう笑うしかなく(失礼いたしました)。
マスターはひと昔前まで「電波(ネット)は嫌い」と公言していたのですが。
今や、IT戦略も駆使する札幌ススキノ「本気食聡咲(まじしょく・そうさく)」であります。
「続き」が気になる方は是非聡咲のカウンターへ。マスターは「色んなお客さんに話しすぎて、もういい」とは仰ってましたが(笑)。
では、今回もこちらでいただいたお料理をご紹介。
と、言いますか。
その「エピソード」に繋がる一皿。
ハンバーグです。マスター自ら包丁で叩いた粗めの挽肉で作る、噛み応えあるハンバーグ。料理長の教えが活きているひと皿とのこと。野菜ローストも添えられ、今回はトマトソース仕立て。
…切ない味がしました。
(^_^;)
ポークカツチーズ焼きです。揚げたてのカツにチーズを載せて炙ったハイカロリーな禁断の味。カリッ、ジュワッ、トロッと来ます。黒胡椒がポイント。
再び今野商店の蒲鉾を炙りで。皿の奥の酢味噌が合うんです。
ポークチャップですが、今回は焼きそばが添えられてます。マスターは「この組み合わせは合わない!」と言いつつ出したのですが、僕は合うと思います(笑)。
博多風焼きラーメン。これはかなり研究し尽くした一皿だとマスターが。確かに煮詰めるとしよっぱいだけに。これぐらいの汁気が残るくらいが一番いい塩梅に。確かに食べて納得。具沢山なのもありがたい。
ホッキ刺し。貝の中では僕はホッキが一番好きですね。北海道の隠れた名産品。
豚新生姜巻き。鮮烈な生姜の風味と豚の脂身の旨さが絶妙。さっぱりといただけます。
聡咲流まぜそば。この頃は先ほどの焼きラーメンのような、麺料理の新機軸が次々とメニューに載ってました。こちらのまぜそばも素敵な味わい。甘辛な肉味噌に温玉、魚粉がモチモチの麺の上に。これでもかと混ぜてから食べて、最後は残った肉味噌にご飯を投入していただきました。
グリュイエールチーズ入りのハンバーグ。普段の聡咲のハンバーグは、挽肉が粗挽きと言うか、マスターが自ら肉の塊を包丁でたたいたものなのですが、この時は逆にかなりしっかり細かく挽かれた肉。
中にチーズを入れて焼き上げた時、中からチーズが出てこないようにするためだそうで、確かに割った時にたっぷりの肉汁とともに、トロトロのチーズが飛び出してきました。誰もがウットリする瞬間ですね。
成形するのもかなり難しいらしく「二度と作らない!」とマスターは断言してました(笑)。手間と旨さが比例することを実感する一皿。
カツサンド。聡咲の至高の逸品。ご覧の通り、誰もが魅了されることは必至。運良くメニューで見かけたら是非一度は食べてみていただきたい。
肉の厚みといい、その表面の艶といい、たっぷりのキャベツといい…ウットリします。
アスパラを炙りで。アスパラはやはり天ぷらか炙りで食べるのがオススメ。その栄養を逃さずに、シャキシャキの歯応えと弾ける瑞々しさを存分に楽しめます。
厚岸産「カキえもん」のバターソテー。北海道における牡蠣の名産地のひとつ、厚岸の大ぶりな牡蠣を使い、その旨味をギュッと閉じ込めて焼き上げられてます。海の栄養を濃縮したような牡蠣と、陸の栄養の塊であるバターの素敵な出会い。
ハマボウフウの酢味噌和え。
最近はあまり出回らなくなったらしく、すっかり高級品になってしまった感じのある春の山菜。獲れなくなってきたんでしょうかね。
この鮮烈な苦味と鼻に抜ける爽やかな風味は、冬に鈍ってしまった身体を、中からシャキッと目覚めさせます。春の息吹を体に取り込む感覚。春に山菜を食べるのは理にかなってるんですね。
カワハギ刺し。
肝が載ってます。これがもう濃厚で。日本酒を頼まざるを得ません。鯨さえずりのベーコンと毛蟹がオマケで付いてました。
ズワイガニクリームコロッケ。
相変わらず蟹の身の量が半端なく。酸味も爽やかなトマトソースがよく合います。
ロールキャベツ。
味付けは具材のひとつ、パンチェッタの塩気のみ。後は、肉の旨味と野菜の甘みですね。素材の良さをとことん引き立てることで、とても柔らかで豊かな優しい味わいに。
これまた手間がかかる料理ですが、その手間の先には何にも代え難い旨さが。
それを体験した一皿。筍などの旬の食材も使われていて、これまた嬉しい。そして、横にある葱の甘みが素晴らしかったです。
酢豚。
二種類の肉が入ってました。たぶん、揚げた豚と焼豚的な豚のような。豚好きにはたまらないです。
グラタントースト。
メニューにグラタンがあったので、それをアレンジしていただきました。パンがこれまたしっとりしていて、香り高き食パン。具材の旨味が溶け込んだベシャメルソースが、程よくパンに染み込んでましてね。
そしてパンの外側はカリカリで、表面はチーズがトロリ。その焦げた香ばしさも素晴らしい。そんな、あらゆる素敵な要素が渾然一体となって口の中に拡がります。
北海道の一部では雪も降ってるのですが、こんな寒いゴールデンウィークもあまり記憶にありません。
でも、聡咲はゴールデンウィーク中も休業日もなく熱く情熱的に営業しております。
北海道に旅行でお越しになる道外の方にも、是非、春の聡咲のメニューを体験してみていただきたいです。