しばらく前ですが。
父の米寿のお祝いをしなきゃなぁ、と思っていたわけですが、本州の家族を呼ぶにはやはり諸々心配だと。
孫はもちろん、曾孫もいるわけですが、このご時世にして結構凄い数なんですよ。
本当なら一堂に介してお祝いできれば一番なのですが、父の意向もあり、大袈裟な事は今回は見送ろうと。
ただ、何もしないのはどうもなぁ、と。
なので、そう言いつつもサプライズを仕掛けてみましてね。
もう、誕生日とは全く関係ないタイミングでしたが(笑)、あらかじめ江別市にあるフレンチを予約。父には予定だけ空けておくように言っておいて、当日、唐突にお店へ連れて行きました。
住宅街に突然ポツンと現れる「シェ・キノ」は、おそらくお店ができてから15年以上は経つのでは。
地元に愛される、気楽なフレンチ。
実際、何回か訪れてますが、お子さん連れのお客さんも幾度か見かけました。
でも、当然お料理は本格派。地元の食材も使われています。
前菜は海鮮のパートフィロ包み。パリパリの薄いパイ生地の中から、様々な海鮮が。ソースは濃厚なアメリケーヌソース。
フォアグラのソテーに、ジャガイモが添えられています。
実は父はフォアグラ好きでして。もちろん、そんなしょっちゅう食べる訳では無いですが(笑)、ハレの日に家族でフレンチやイタリアンに行くと、好んでフォアグラを食べていたので、今回、お店に相談して用意して頂きました。
合間にはカボチャのポタージュ。優しい甘みでした。
白身魚のムニエルは皮はパリパリ、身がしっとり。
お口直しのシャーベットからの…
牛ヒレ肉のステーキ。名物の地元産野菜のキッシュも添えられてます。
最後のデザート。これまたお店からのお心遣いが。
このフレンチのフルコースを、米寿にして食べ切る父も正直凄いなと。
これだけ食べられるなら、まだまだ元気だなとしみじみ思う夜でした。