全国のデパートの駅弁大会などでは、常にトップクラスの売り上げを誇る、北海道・森駅の「いかめし」。
当然、その存在は子供の頃から知ってた訳です。
で、とある日、札幌駅前のデパ地下に入ると…売ってる。
催事で来てたんですね。
目の前には見慣れた掛け紙に包まれた「いかめし」が。
ちなみにこの時は「イカ飯コロッケ」なるモノも売られてまして。
…冷静に考えると。
「食べたことねぇな、そう言えば。」
あまりにテレビとかで見かけ過ぎて、食べた気分になってたんですかね。
そんな訳で購入。
この「いかめし」。
全国の催事では、いかめしを作る上で右に出る者は居ないと言う、「精鋭部隊」のお姉様方が販売元の会社から全国各地に出向いているそうです。
そして当然ながら、その場で作り上げる。
イカにお米を詰め、楊枝で口を閉じ、秘伝のタレで茹で上げる。
ちなみに中に詰めるお米は、手で握っただけで正確に計量できるそうです。この精鋭部隊の皆さんは。
駅弁界のエリート。
確かに、渡してくれたお姉様からは、何とも言い難いオーラが。
そして自宅に帰り、ご対面。
素晴らしい色合いと照り具合ですね。
割るとこう言う感じ。見事に味が程よく染み込んでます。
イカの風味と旨味も吸い込んだ、もっちりとしたお米。
硬くなる直前でタレから引き上げたであろう、絶妙な食感のイカの身。
確かにこれは唯一無二。
でも、これを駅で買うには一旦森駅で列車を降りなくてはならない訳で、実際に駅で買った人は少ないような。
デパート等の物産展での販売がすっかり主流なんでしょうけど、こんな世の中の状況ながらも、今もきっと、精鋭部隊は全国を飛び回ってるんでしょう。
次に出会えるのは果たしていつになるやら。
ちなみにこの時は「イカ飯コロッケ」なるモノも売られてまして。
気になりつつも結局買わなかったんですが、購入した知り合いによれば、こちらも中々の味わいだそうです。