「マルコ本店」のランチ営業の素敵さはご覧いただいた通りですが…
もちろん、夜も素敵。
親鳥、鳥精、豚精。
親鳥は歯応えが良いんです。そして噛み締める度にギュギュッと旨味が。鳥精や豚精はきめ細かな肉質。
特に豚精は、ちょっと他のお店とは一味違う。例えるなら…他のお店の豚精が木綿のシャツなら、マルコ本店のは絹のバスローブのような舌触り。
………伝わりましたでしょうか。
σ(^_^;)
厳選された素材なのは間違いないのですが、それをフレンドリーなお値段で提供してくださるのが「マルコ」の真骨頂。
先日、とある焼き鳥屋さんに入ったら、銀杏が一本で「900円」というメニューに驚愕したんですが(いや、きっとこちらもこだわり抜いた素材だとは思いますが)、マルコなら同じ金額でハイクオリティな焼鳥を五〜六本はお願いできますね。
手羽チャーシュー。
これも必ず頼みたいメニューの一つ。
この色艶を眺めるだけで一杯呑める。いや、本当に。
串を抜いてから、さらに二本ある骨がスルリと抜けるので、その状態にすれば丸ごと齧れます。ココがポイントです。
鶏ハムとロメインレタスのシーザーサラダ。
マルコは、サラダやレバパテなどもオススメ。
今時、シーザーサラダにしっかりロメインレタスを使ってくださるお店も少ないですから、その辺りにも「マルコ」のこだわりを感じ取れるのではないかと。
じゃがいもをチーズと共にベーコンで巻いたり…
つくねをベーコンで巻いたり…
ピーマンの肉詰めも、あえて「輪切り」だったりと、創作系の串も多数。随所に工夫とオリジナリティが。
砂肝もザクザクの歯応え。
そのオリジナリティの極み。
「つくめし」。
これも締めにはこの上なく、おつまみにもなる逸品。
つくねとご飯を混ぜて焼き上げた、贅沢な焼きおにぎりという感じです。
ご飯を混ぜた事で、通常のつくねとはまた違った香ばしさになり、肉汁も余す事なく蓄えた状態に仕上がるという、もはや「発明」。
皮もカリカリのパリパリです。
皮が苦手、という方も多いですが、こちらのは食べられるのでは。
塩も良いですが、タレにすると「濡れせんべい」のような食感になるのがこれまた素敵。毎回、テーブルの七味をかけて食べてますが、お酒が進みます。
そして、一番、ご主人の技を感じるのが…
ささみ。梅肉が載ってます。白胡麻のあしらいも粋。そして中心部はレア状態。
「レア」と言うのは、「生焼け」とは違う訳で…
こちらのささみは、中心部に下唇を当ててみると温もりが伝わるので、見た目は生のようでも、しっかり火が通っているのが分かります。そして、これ以上火を通したらパサついてしまうという、まさに瀬戸際。
数秒の違いが味に出る訳で、絶妙なタイミングで焼き上げられてる証拠。素晴らしい。
それにしても。
ご主人は、昼も夜もこの素敵な焼鳥を焼き続けてる訳でして…
一体、いつ眠っていらっしゃるのだろうか、と。
ご主人のお身体を心配しつつも、こちらは呑気に焼鳥とお酒に舌鼓を打ってる訳で、何だかすみません。
σ(^_^;)