新鹿山荘控帳

山荘管理人が季節の移ろいを、書きとめました
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「骨シリーズ」読了につき感想を

2008-04-19 17:31:47 | 読書
四年ぶりで第11作から13作まで最新刊を購入し、読み始めました。
残念ながらと言うか、当然ですがちょっとマンネリ気味の展開に、目新しさを感じなかった。

初めて読んだときの新鮮さはもうないけれども、安定したストーリーを楽しむことにしました。
主人公のオリバー・ギデオンと彼の妻ジュリー、そして作品ごとに登場する捜査官との会話を楽しむミステリです。


この3作の中で一番興味深く読了したのは、2冊目の「水底の骨」です。十年前、ハワイの大牧場主が失踪し、最近その遺骨が墜落した飛行機から発見された。当時殺し屋に狙われていたと言う彼の変わり果てた骨は、ギデオンの調査でその異常さが発見された。

今までミステリーでこんな話しは読んだことがありません。アメリカの小説家が考えそうなことだと感心しました。思いもかけない結末です。

他の二冊は、この3作を除いた既刊の10作とどこか似ている様な。大体オリバーとジュリーが出かけて行き、そこで事件に遭遇し骨を調べて事件を解決、そんなストーリーになっています。

でも会話は面白いし、訪れる先の風景や自然描写や土地の生活紹介など、大変面白いものがあります。
未読の方は、お勧めします。
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